重茂漁協は、「つくる」と「食べる」だけではなく、海を守る活動でも協力してきました。
わかめや昆布などを、海の中で育てて収穫する「栽培漁業」をすすめる重茂漁協にとって、海の汚染は死活問題です。
そこで、1975年から合成洗剤追放運動を始めました。良質な魚介を育てる豊かな海を守るために「合成洗剤を使うのをやめよう」と地域に呼びかける活動です。
重茂漁協婦人部(現女性部)から始まった活動は漁協全体に広まり、1980年代には重茂地区の全商店が合成洗剤を置かなくなるまでの成果を上げました。
今でも重茂地区では、多くの人が合成洗剤ではなく、せっけんを使っています。