1980年代、世界的な砂糖価格の暴落で飢餓の島となったフィリピン・ネグロス島への緊急カンパから始まった支援は、バナナやマスコバド糖などの民衆交易の取り組みとなり、アジア各地へと広がっています。
商品を共に生み出し、南(途上国)の人々が生産したものを正当な価格で取引することで、南の人々の自立につながり、北(先進国)の私たちは安心・安全な食べものを手に入れることができます。民衆交易によって「南と北」が共に支え合う関係をつくります。
大規模農法ではなく、フィリピンの島々の人たちの手で、化学合成農薬を使わず栽培されています。
ネグロス島で生産したサトウキビを搾り、煮詰めて、かく拌しながら自然乾燥させただけの素朴な黒砂糖です。
インドネシアの伝統的な粗放養殖で、人工飼料や薬剤を使わずに育てられています。現地一回凍結のまま届きます。
パレスチナの民衆が平和への願いを込めて、オリーブの栽培から搾油まで行っています。
2002年に独立した東ティモールではコーヒー栽培は唯一とも言える産業。農薬を使わずに栽培されています。
インドネシア・パプアの森で農薬を使わずにカカオ豆を栽培、インドネシア東部でチョコレート原料に加工しています。
グリーンコープでは、民衆交易を行なっているネグロスとの共生・連帯する取り組みの一環として、組合員が参加する「fromネグロス組合員ツアー」と組合員の子どもたちが参加する「青少年ネグロス体験ツアー」を実施しています。
現地の人々との交流や体験を通じて、お互いを知り、学び合う関係を築くもので、国境を越えて心を通わせ、支え合って共に生きることを実感するこれらの取り組みは、1991年から続いています。
アジアの人々の経済的自立を応援する基金です。民衆交易のネットワークを生かし、地域で自立をめざし事業を起こした団体に融資すると共に、それぞれの地域が互いに交流し支え合うことに生かされます。バナナとエコシュリンプは商品代金とは別に基金をお預かりしています。
カタログで案内しているマーク(例)