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商品について

グリーンコープの安全・安心の基準は?
グリーンコープでは取り扱う商品についてそれぞれの考え方や基準を設けており、それらの全てを商品仕様書と作物栽培契約書を通して取引先、生産者と「商品の契約」を行なっています。グリーンコープが取り扱っている商品は全て組合員の代表が運営する「商品検討委員会」で検討されており、ここでは商品仕様書と作物栽培契約書のすべてが公開されています。

また、このようにして検討された商品について、年に一度の監査と商品点検によって、商品の契約書である商品仕様書や作物栽培契約書の内容と相違がないかのチェックを行い、組合員に安心と安全をお届けできるようにしています。

食べものを選ぶことは家族や子ども達への責任と愛情表現の1つです。私たち組合員は信頼する生産者・メーカーと直接話し合って安心安全で納得できるものを作り上げてきました。家族や子ども達の健康(いのち)を預かる私たち組合員が、大切な人達に安心して食べさせられると思える基準がグリーンコープの安心安全の基準の原点です。

①産地直結で生産者と組合員の顔が見える関係で交流ができ、どんな人がどのように作っているのか分かるので安心です。
②国産・無農薬・減農薬にこだわり不要な添加物を使っていないので安心です。
③原料に何が入っているか明らかで、加工食品の三次元原料まで遡って確認することができるから安心です。
④乳牛や肉類は飼料までこだわっているので安心です。
⑤遺伝子組み換えや環境ホルモン、抗生物質など不安の残るものはできる限り排除しています。
⑥商品の残留放射線検査をしているので安心です。
⑦すべての情報が公開されているので安心です。
GCマークのあるものとないものの違いは?
カタログGREENで扱っているものは、すべてグリーンコープの基準に沿った商品です。
GCマークがあるもの → グリーンコープのプライベートブランド(GCブランドともいいます)で、グリーンコープのコンセプト、基準に基づいて開発した商品で、商品設計、仕様、在庫管理の全ての主体と責任がグリーンコープにある商品です。グリーンコープのオリジナル商品であることからグリーンコープでのみ購入することができます。

GCマークがないもの → メーカーブランド商品といい、グリーンコープのコンセプトや基準に合ってはいますが、商品設計、仕様、在庫管理などの主体と責任はブランドオーナーであるメーカー側にあります。従ってグリーンコープ以外でも販売されており、販売価格については販売者の取り扱い量や利益率など様々な条件よって異なります。
価格が高いのはなぜ?価格が高いイメージがあるけど
グリーンコープの商品は安心安全にこだわっています。グリーンコープの産直について見ていただければグリーンコープの商品は適正価格だと分かります。加工食品についても同様で、グリーンコープと同じ品質の市販品と比べると適正な価格であることがわかります。

また、グリーンコープで取り扱っている商品は全て商品仕様書、作物栽培計画書、(グリーンコープと取り引きの間での契約書)によって管理されているので、何か問題があった場合だけでなく、組合員のみなさんからの問い合わせや法律の改正などにもすぐに対応できるシステムになっています。
容器に缶やびんが多いのはなぜ?
家庭から排出されるごみ中の容器包装が占める割合は60%以上と言われています。
その内の半数を占めるプラスチックごみがもたらす影響(ダイオキシン発生、最終処分場の不足、海洋流出による生態系への影響など)が世界的な問題となっています。
缶やびん容器を使用した商品が多いのは、環境への負荷をできる限り減らしたいという思いからです。
グリーンコープでは4R運動の一環として、新商品に採用する容器包装は繰り返し使用できるリユースびんや、再生トレー(一部を回収)を積極的に使用することにしています。
(※)4R運動:リフューズ(断る)、リデュース(減らす)、リユース(再使用)、リサイクル(再生使用)
マヨネーズのびんはなぜ回収できないの?
マヨネーズのびんはリユースびんではないため、回収しておりません。リユースびんではなくワンウェイびんである理由は、製造メーカーではリユースびんを使用することを想定した工場設計となっておらず、洗浄システムを備えていないため回収ビンは衛生上使用できないためです。
リユースビンは中も洗浄して返却となっていますが、ドレッシングのリユースビンは蓋もとりにくいし洗いにくいがどうしたらいいのでしょうか?
リユースビンは、最終洗瓶工場できれいに洗瓶されますので、ある程度きれいになっていれば大丈夫です。蓋もカタログに簡単に蓋を外せるグッズがありますが、どうしても取れない時はそのまま返却して頂いてもかまいません。
環境ホルモンとは?
生物の体内にごく微量取り込まれた場合でも、本来、その生体内で営まれている正常なホルモンの働きをかく乱し、人や生態系へ様々な影響(生殖機能や免疫力の低下、知能発達の障害など)を及ぼす疑いがあるとされる化学物質(※)の総称で、正式名称は「外因性内分泌攪乱物質」のことです。
(※)殺虫剤・農薬、樹脂の原料や添加剤、その他(ダイオキシンや重金属など)に含まれ、これらを完全に排除することは難しいのが現状です。
環境ホルモンの問題は科学的に解明されてない点が多く、国内外で継続的な調査・研究が進められています。グリーンコープでは農薬や容器包装に含まれる環境ホルモン物質について、国の基準を超えた、独自の基準を設け、農薬や容器包装などから可能な限り排除できないかの検討をおこなっています。
PHFとは?
ポスト・ハーベスト・フリー(収穫後の農薬不使用)のことです。収穫後の輸送時・保管時にカビなどで変質しないよう、農薬を散布するのがポスト・ハーベストで、食物への農薬残留の危険が高いといわれています。
遺伝子組み換えとは?
遺伝子組み換えは生物の種を越えて異なる生物の遺伝子を組み込み、新しい生物を作りだすこと。遺伝子組み換え作物(GMO)には、特定の強力な除草剤を散布しても枯れない作物(除草剤耐性)やその作物を食べた害虫が死んでしまう作物(殺虫性作物)などがあります。動物に食べさせた実験では、腫瘍(癌)、生殖異常、免疫異常、内臓障害などが、また、人が食べた場合の内臓障害、自閉症、皮膚障害などが報告されています。

non-GMOとは、遺伝子組み換えでない作物のことです。
日本の食品表示制度には、表示義務のない食品が多い、表示義務があっても配合量などにより表示しなくてもいい場合がある、畜産物の飼料は、全く表示義務がない、など多くの問題があります。EUをはじめとする諸外国には厳しい基準や表示義務があり、消費者に選択肢があります。

グリーンコープでは遺伝子組み換え作物、食品は安全性が確認できないと考え、20年前頃より、遺伝子組み換えに反対し、できる限り遺伝子組み換え大豆、ナタネ、とうもろこしなどを含まない食べものを追求しています。
アレルギー表示
食品表示法で定められた8品目(義務表示)だけでなく、推奨表示である20品目と例外表示1品目を合わせた29品目を、コンタミ表示については義務表示8品目について調査し、表示しています。いずれもグリーンコープの独自表示として商品に含まれるアレルギーの含有率を計算の上で、「主」「副」「微」の目安表示を行なうようにしています。

●含有率 「主」…5%以上 「副」…1%以上~5%未満 「微」…1%未満

これらの表示は、グリーンコープのオリジナル商品はカタログ、包材の両方に(包材の表示スペースが狭い場合は、その他の法律上の義務表示を優先するために「主」「副」「微」の目安表示を行なわない場合があります)、メーカーブランド品で包材に推奨表示20品目と例外表示1品目の表示がない場合もカタログには「主」「副」「微」の目安表示も合わせて全て表示しています。
食品添加物
「素材を選ぶことからはじめ素材を生かすことを重視し、極力使用しない。」ことを基本的な考えとしています。
ただし、商品の製造や品質保持などにおいて必要不可欠な場合、国の安全性評価で毒性や変異現性などの問題が指摘されているものや未解決の問題が残っているものは使用していません。
また、安全面で問題がないとされているものについても、見栄えをよくする目的で使用される発色剤(ハム・ソーセージ)や日持ち向上剤(総菜など)、合成着色料(漬物など)といった食品添加物の使用も一切認めていません。
残留放射能検査
1986年のチョルノービリ原発事故以降、グリーンコープでは10ベクレル/kgを基準として放射能の検査を実施してきました。10ベクレル/kgの基準はこれを超えた場合は商品を取り扱わないという基準ではありません。グリーンコープではこの自主基準を「アクションレベル」として、もしもこの基準を超える検出が確認された場合は、その商品の背景も含めた状況の全てを共同体理事会で共有し、商品の取り扱いを判断するための目安としています。

2011年に福島第一原発事故が発生した時、私たちはチョルノービリ原発事故と異なり、同じ日本国内で起こった惨事を目の前にして、アクションレベルの再検討を行い、再び10ベクレル/kgをアクションレベルとして守り通すことを決定しました。これは「東京電力の原子力発電所事故がこれ以上、日本の大気と水と大地を汚染しない限り」という新たな条件をつけての決定です。以降、グリーンコープでは組合員がグリーンコープ商品の安心と安全を判断できるよう、できるだけ多くの商品の放射能測定を実施して全てを公表してきました。また、アクションレベルを超える結果が出た時には注文時点で判断できるようカタログやチラシでその結果を案内してきました。

グリーンコープはこれからも脱原発運動を推進することと合わせて、日本国内がこれ以上放射能に汚染されることがないよう願いを込めて放射能測定を続けていきます。
4R
くらしのゴミを減らし、環境を守るため、リフューズ(断る)、リデュース(減らす)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)を進めています。びんのリユース、トレーの回収・リサイクル、カタログ類の回収・リサイクル等システムを構築し、身近なゴミを減らす運動を続けています。ペットボトルを使わない、仕分け袋のリサイクルなど、プラスティックの総量を減らす努力をしています。
ポコって何?
グリーンコープは「食べものの安心・安全」を求めることを第一に掲げ「グリーンコープ運動」をすすめてきました。その中で「日本の農業を守る」ということに、全力で懸命に取り組んでいます。そして「日本の農業を守る」ことは結局「環境を守る」ことにも繋がります。

2009年9月から始めたフードマイレージの取り組みは、私たちが取り組んできたことを更にすすめていくために、分かりやすく数値化し、組合員皆が楽しく参加できるようにしました。グリーンコープではフードマイレージの単位をpoco(ポコ)で表します。

フードマイレージとは、輸入食品と国産品の輸送に伴って排出されるCO2の量の差を表したもので、1poco(ポコ)はCO2を100g削減した量です。グリーンコープ商品を利用することにより、poco(ポコ)の量だけCO2の削減に貢献したことになります。日常よく食べられ、自給率の低い「主食(米、パン、もち、麺、小麦粉)、大豆製品、畜産物、食用油、冷凍野菜」を対象にしています。

たとえば・・・ (例)もめん豆腐1丁(400g)=0.7ポコ
120gの大豆を使用し、その栽培には0.6㎡の農地が必要。70gのCO2削減に貢献したことになる。
(例)国産丸大豆醤油(900ml)=1.4ポコ
225gの大豆を使用し、その栽培には1.125㎡の農地が必要。140gのCO2削減に貢献したことになる。
(例)国産穀物を使った産直たまご(10個580g)=10.3ポコ
1パックは1450gの国産飼料を給与しています。それを国産飼料米で置き換えたならば、2.42㎡の農地を買い支えたことになる。
なぜ商品によって毎週・隔週・4週間後・スポットなど掲載のばらつきがあるの?
グリーンコープの商品はメーカーの都合などもありますが、基本的に組合員の利用の頻度によってその登場が違ってきます。たとえば毎週掲載されていた商品が隔週になり、4週になると利用が減ってきているということ。お気に入りの商品がスポットになっていたら、それはもうすぐなくなるかもしれない商品というわけです。組合員の利用が増えれば登場回数も増えていきますので、お気に入りの商品がなくならないように、お友だちの方にもおすすめしましょう。
雑貨商品では、中国製のものでも安心・安全なのでしょうか。
もともと国産で作られていた商品も価格競争などのあおりを受け、多くの工場が中国に移転しており、日本だけではなく世界中に中国製が存在しています。中国製と言っても、現地に日本人が常駐して、製造方法や検品方法など厳しく指導しているものも沢山あります。また、日本製であるから安心とは言い切れません。やはり、国産であっても中国産であっても取り扱い基準に基づき、しっかりと選定することが大事であると考えます。但し、国産の方が製造場所や製造方法、ものによっては制作されている個人なども特定でき、より安心度は高まります。また、何かあった時の対応も迅速に出来ます。そのことも考慮し、出来うる限り国産を追求していきたいと考えています。
「生プリン」が配達時に容器が崩れて仕分け袋の中で中身が漏れ出ていました。容器を崩れにくいタイプにしたり包装などを変更できませんか。
ご要望を受けて検討しましたが、容器・包装の変更は現状難しいという結果になりました。具体的には、「現状のアルミカップの材質の変更」「プリンカップの蓋を圧着シールに変更」「包材の台紙の強化」について検討し、製造メーカーに作業テストを依頼しました。結果、「他に製造過程の高温に耐えうる容器がない」「アルミカップに圧着シールは不可能」「台紙を厚くしたり箱型にすると、作業効率が大幅に低下しコストも高くなる」ため、改定は難しいという判断に至りました。この結果を踏まえ、今後はより一層、仕分けや配達時に十分注意するよう努めます。

青果について

1.青果物全般

葉っぱマークの意味
栽培内容が分かるよう、それぞれの青果・米についてカタログGREENにマークで表示しています。 栽培マークについてはこちらもご参照ください。 https://www.greencoop.or.jp/goods/vegetables/
産直って?
グリーンコープの産直とは、一般的に言われる産地直送ではなく、産地直結です。

生産者と消費者(組合員)が顔の見える関係で、お互いの信頼の上に立ち、生産者は農業が安定して続けられ、組合員は安心して購入でき、ともに農業を守る立場で連携することが、グリーンコープの産直です。

  ①その生産物を誰が作っているのか明らかである。
  ②その生産物がどのような生産方法(栽培・飼育など)になっているか明らかである。
  ③生産者とグリーンコープ(組合員)との交流ができる。
  ④生産者の側からみても産直提携が実感できる。

こちらもご参照ください。 https://www.greencoop.or.jp/sanchoku/
青果をお届けできない(欠配)理由
青果の出荷は気象状況、病気や虫の被害などに大きく影響されます。組合員の手元にきちんと届くよう、できる限りの工夫・努力(前年度の注文実績を基に生産計画をたてるなど)はしていますが、それでも不足することはあります。グリーンコープの青果は独自の安心・安全な基準で栽培されています。そのため、市場の青果をそれに替わるものとして届けることはしないので、欠配になってしまいます。青果のお届け情報については、グリーンコープホームページの今週の青果情報や、メール配信サービスのGCmailでお知らせしています。これからも、欠配をなくす工夫をグリーンコープと生産者で、一層すすめていきます。
注文しても届かないのはなぜですか。
天候不良(長雨、日照不足、寒害など)による収穫量の減少、注文数が予定していた量よりも多かった事などによって、お届けできない場合があります。グリーンコープでは予め、過去の注文実績を基に、生産者に計画数量をお伝えし、生産者もその数量を基に作付けしています。天候不良の影響が無く、注文もある程度予定していた数量であれば、欠品無くお届けできますが、近年の異常気象もあって、計画数量通り出荷できない場合があります。その場合、欠品としています。なお、グリーンコープが契約している産直生産者以外の青果物を代替えでお届けすることは行っていません。青果のお届け情報については、グリーンコープホームページの今週の青果情報や、メール配信サービスのGCmailでお知らせしています。
届いた時に、傷んでいるものがあったらどうしたらいいの。
届いた野菜や果物が傷んでいたら配達担当者か所属の生協までご連絡ください。状態を確認させていただき、キャンセルや値引きにて対応いたします。
土付きの人参は困るのですが。
グリーンコープの産直青果は、産直生産者から直接(市場などを通さずに)出荷いただいています。生産者は、収穫したあと選別・計量・袋詰めして直接グリーンコープに出荷しています。一般の流通において、人参は洗ったものが多い様子ですが、洗って出荷するためには施設・設備が必要になります。グリーンコープでは、複数の産直生産者から出荷いただくこともあり、それぞれの農業の規模や形態(家族経営、雇用の有無、法人など)によって、その施設・設備を備えているかどうか、などの違いがあり、設備を有していない生産者もおられます。設備投資が多額になる場合もあり、設備を有していない生産者に栽培いただいた野菜は、土が付いたままお届けさせていただいています。ごぼうなども同様です。
スーパーで安いのにグリーンコープは高いときがある。
一般的に販売されている野菜や果物は作物の収穫量などによって価格が安くなったり高くなったりします。グリーンコープは再生産価格として、農業を計画的に継続して取り組むことができるように事前に生産者と価格を相談して決めています。作物の収穫量によって、価格を変動させることは行っていません。
農薬を使っていない野菜をマークでどうやって見分けるのですか。
農薬使用基準を5つの栽培マークでご案内しています。「四つ葉無農薬」、「三つ葉無農薬」、「二つ葉無農薬」、「二つ葉」、「一つ葉」があります。その内、化学合成農薬を使用していないのは「四つ葉無農薬」、「三つ葉無農薬」、「二つ葉無農薬」です。
青果物は除草剤を使用していますか?
・育苗・栽培期間ともに圃場への除草剤の使用は認めていません。
・ハウス周辺や圃場に接する畦などへの除草剤の使用について、隣接圃場生産者との関係や道路脇等で、やむを得ず使用する(あるいは散布されてしまう)場合などを除いて、認めていません。
・また、のり面の除草剤の使用についても、のり面が急傾斜でやむを得ない場合などを除いて認めていません。
・やむを得ない場合について、事前にご連絡いただくこととしています。やむを得ない事情のある生産者をメンバーで手伝うなど、グループ内で相談して除草剤を使わずに農作業を進めるようにしていただくようにしています。グループとして、どうしても使用せざるを得ない、と判断される場合に、グリーンコープとしてその使用の判断と検討を行います。
除草剤を使用している青果物は何ですか?
(1)「産直パイン」(全3産地)
沖縄には「ハブ」が生息しています。草が生い茂ってしまうとハブによる人的被害が発生する恐れがあるため、使用を認めています。

 

(2)「産直桃」(5産地のうち1産地)
当該産地の桃は、ほぼ全ての園地が丘(急斜面)となっています。除草作業は乗用草刈り機を使っていますが、昨今、農業用機械による事故も発生しており、除草作業における危険を回避する(生産者自身を守る)目的で使用しています。

(3)「産直りんご」(10産地のうち3産地)
1)A産地
圃場周辺(畦畔・のり面)へ使用しています。周辺(畦畔)が急斜面であり、乗用草刈り機による作業は危険が伴うため使用しています。※圃場周辺(畦畔・のり面)のみの使用です。
2)B産地
わい化栽培と呼ばれる「密植栽培」を行っています。除草をこまめにしないとネズミが根をかじり木が枯れてしまいます。わい化栽培は、通常の栽培より木と木の間隔が狭く、乗用の草刈り機で除草することが難しく、人的なリスク(危険)もあります。また、木の根元へ草刈り機を使用した場合、木を傷つけてしまう場合があります。これらの事情によって、木の周辺へは除草剤を使用しないと栽培が難しい、という事情があります。 基本的に木の根元以外(圃場、圃場周辺へ使用)の使用はありません。
3)C産地
「りんご」は減農薬の産直品だけでは不足しているので津軽みらい農協の通常栽培品を取扱いしています。一般栽培品と同等の栽培内容ですので、除草剤が使用されているものもあります。

(4)「富良野メロン」
ハウス周りの雑草は、北海道といえども、身の丈ほどになります。定期的に草刈りを行っていますが、面積も広く、除草剤を使用しないと雑草の種がハウス内に入ってしまい、メロンの栽培に影響が出てしまいます。また、草刈り機を使用するとハウスのビニールやビニールを留めている紐を切ってしまうこともあり使用しています。

ラウンドアップなどグリホサート系除草剤は使用していますか。
「りんご」の一部の産地を除いて、産直青果物・産直米についてはグリホサート系除草剤を使用していません。「りんご」の一部の産地では「わい化栽培」と呼ばれる「密植栽培」を行っています。除草をこまめにしないとネズミが根をかじり木が枯れてしまいます。「わい化栽培」は、通常の栽培より木と木の間隔が狭く、乗用の草刈り機で除草することが難しく、人的なリスク(危険)もあります。また、木の根元へ草刈り機を使用した場合、木を傷つけてしまう場合があります。これらの事情によって、木の周辺へはグリホサート系の除草剤を使用しないと栽培が難しい、という事情があります。なお、基本的に木の根元以外(圃場、圃場周辺へ使用)への使用はありません。
※「産直」でない「りんご」や「お米」については使用の有無を確認することができません。
ネオニコチノイド系の農薬は使用していますか。
2022年より、ネオニコチノイド系農薬を使用しないことを基準にしています。しかし、一部の作物において排除することが実現できていません。詳しくはカタログGREENやホームページの「商品情報検索」で「ネオニコ不使用」・「ネオニコ削減中」がわかるようになっています。
ネオニコチノイド系農薬の問題について知りました。有機栽培の野菜を増やしたり、農薬使用履歴を公表するなど、安心して注文できるようにしてほしいです。
(1)2022年カタログGREEN13号より「ネオニコ不使用」・「ネオニコ削減中」がわかるようになりました。一部の作物において排除することが実現できていません。果物などの年1回の収穫物は、病虫害発生時には適切な防除をしないと収穫できず、生産者の収入がなくなることにつながります。このように、すぐにネオニコチノイド系農薬の排除が難しい作物もあります。引き続き、排除に向けて生産者と一緒に進めていきます。

 

(2)有機栽培の野菜を増やすことについて
1)グリーンコープでは、有機栽培の産直青果物は「四つ葉マーク」で案内しています。「3年以上、化学合成農薬や化学肥料を使わずに栽培した青果物」です。「有機栽培」の案内は法に基づいて認定される必要があります。認定されていないものもありますので、「有機栽培」とは案内していません。しかし、実際には、「四つ葉マーク」は育苗期間も農薬不使用ですので、果菜類の一部の品目については、一般に流通している有機栽培農産物よりもすぐれた栽培品であると言えるものです。
 <注>JAS法で、育苗期間に農薬を使用しても有機栽培と認定される野菜は、「ウリ科・ナス科の果菜類」で、上記では「果菜類の一部の品目」と表現しています。
2)現在、産直青果物の多くは、複数の生産者グループに栽培・出荷いただいており、栽培内容には違いがあります。例えば、農薬不使用(二つ葉無農薬マークで案内可能)と最低限使用している(二つ葉マーク)キャベツがあった場合は、カタログでは「二つ葉マーク」でご案内しています。
3)今後、区別して取扱うことが可能な品目については、検討を進めていきます。

(3)農薬使用履歴の公表について
1)農薬使用履歴は、全て、組合員による商品検討委員会で確認しています。
2)膨大な情報で、全てをカタログではご案内できませんので、それぞれの青果物に「栽培マーク」をつけてご案内しています。
3)全ての野菜は圃場と栽培内容を作物栽培計画書で管理・確認しています。「いつでも・だれでも、すぐに見られる」という仕組みはありませんが、お手数ですが、所属の生協までお問い合わせいただきましたら、お答えできるようにしております。

果物にはアンケートが入ってきますが、野菜にはありません。どのように評価しているのですか。
毎週2品目、300名のモニターさん(組合員)によって味や品質をチェックしています。モニターさんのご意見は生産者へもお届けし、今後の品質改善に取り組むようにしています。
残留放射能検査は行っていますか。
野菜と果物は産地・品目ごとにお届け前までに1回行っています。お届けが長期(6か月以上)にわたる根物野菜は2回行っています。きのこ類は産地・品目ごとに年2回、原木しいたけは産地ごとに年2回行っています。きのこ類を栽培する菌床・原木も産地ごとに年1回行っています。なお、残留放射能検査結果はグリーンコープのホームページでもご案内しています。
残留農薬検査は行っていますか。
栽培中に使用された農薬が、国の定める残留基準の範囲であるかどうかの検査を定期的に行っています。原則、年間1回、1産地1品目の検査とし、年間100品目前後を検査しています。

2.野菜ごと

 キャベツ

キャベツの大きさが違うのはなぜですか。
外葉の重量を除き、800g~1玉3kgまでお届けしています。時期によって大きさがことなってきます。
キャベツの葉に白い膜のようなものが付着していますが、これは何ですか。
「白い膜」は、「ブルーム」と言うキャベツ自身の分泌物です。「ブルーム」は、天候や気温の変化から自分の身を守るため、植物自らが出す天然の分泌物です。そのままお召し上がりいただけます。なお、キャベツの他にきゅうりやぶどう、すもも等にも「ブルーム」がよく見られます。これらもお召し上がりいただけます。
キャベツをカットしたら花芽があった。
「トウ立ち」によるものです。「トウ立ち」したものは出荷を認めていません。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。
キャベツの葉が紫色になっているのはなぜですか。
キャベツに含まれているポリフェノールの一種のアントシアニンという成分によるものです。寒さにあたると、アントシアニンが生成され、葉が紫色になることがあります。品質劣化ではありませんので安心してお召し上がりください。

 白菜

白菜で大きいものが届いた。
外葉の重量を除き、1玉1kg~3kgまでお届けしています。時期によって大きさがことなってきます。
白菜をカットしたら花芽があった。
「トウ立ち」によるものです。「トウ立ち」したものは出荷を認めていません。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。
白菜の葉の黒い斑点は何ですか。
「ゴマ症」と言った生理障害です。生育に必要な栄養素のバランスによって発生する場合があります。病気や虫によるものではありません。見た目はよくありませんが、食味は変わりありませんので軽度のものはお届けしています。安心してお召し上がください。
白菜と「小さな白菜」はどう違うのですか。
品種の違いです。通常の白菜は1kg~3kgのものですが、「小さな白菜」は600g~1kg位のものです。利用用途として大きな違いはありません。通常の白菜では多すぎる、大きすぎるという方へおすすめです。

 ブロッコリー

ブロッコリーから漬物のような臭いがするのはなぜですか。
ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に多く含まれる辛味成分が変化したものです。茹でたり、切ったりすると辛味成分が分解され、異臭になると言われています。食べても問題ありません。
ブロッコリーが紫色になっているのはなぜですか。
ブロッコリーに含まれる「アントシアニン」という色素によるものです。寒さにあたると出やすくなります。「アントシアニン」は抗酸化作用で知られるポリフェノールの一種です。ゆでれば緑色にもどります。安心してお召し上がりください。
茎が大きく、花の部分が小さい。
全体で250gとし、花(頂花)の部分は直径で10cm以上のものをお届けしています。基準を下回っている場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 レタス

レタスの巻がゆるいのはなぜですか。
気温が高い時期などは巻がゆるいときがあります。1玉300g以上(夏場は250g以上)で極端に結球していないものを除きお届けしています。
レタスの根元が赤くなっているのはなぜですか。
切り口が赤くなっているのはレタスに含まれるポリフェノール色素が酸化したものです。品質劣化ではありませんので安心してお召し上がりください。
レタスが届いたら傷んでいた。
大変申し訳ありません。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 サニーレタス・グリーンリーフ・フリルレタス

サニーレタスが届いたら傷んでいた。
大変申し訳ありません。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 グリーンアスパラガス

グリーンアスパラガスで細いものが届いた。
1本10g~70g、1パック3本~10本の範囲でお届けしています。

 セロリ

セロリの葉が茶色っぽくなっているのはなぜですか。
「斑点病」と呼ばれる病気と考えられます。傷みが進み、腐敗する可能性があります。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 小松菜

小松菜の虫食いがひどいのですが
軽度の虫食いはお届けしています。虫食いがひどい場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 ほうれん草

ほうれん草が大きすぎます。
時期によって大きさが異なってきますが、長さ35cm~40cm以内のものをお届けしています。

 白ねぎ(根深)

白ねぎの白い部分が短いです。
白根の長さは25cm以上で、全長40~43cmのものをお届けしています。

 ベビーリーフ

ベビーリーフに入っている野菜は何の葉ですか。
小松菜、ほうれん草、水菜、春菊、ルッコラ、ターサイ、ビート、マスタード、エンダイブなどです。4品種以上を混ぜてお届けしています。

 なばな菜

なばな菜の花が咲いていました。
花茎や葉、つぼみを食べるアブラナ科の野菜は一般的に「菜花」や「菜の花」とし販売されています。「なばな菜」はおもに茎と葉を食べる野菜(品種)です。小さな蕾はお届けしていますが、花が咲いたものはお届けしないようにしています。花が咲いていた場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 チンゲンサイ

チンゲンサイの虫食いがひどいのですが。
軽度の虫食いはお届けしています。虫食いがひどい場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 大根・小さな大根

大きな大根が届きました。
大根は650g(冬場は800g)~2kgまでのものをお届けしています。時期によって大きさが異なってきます。小さな大根は400g~700gまでのものをお届けしています。
大根の内部が黒くなっているのはなぜですか。
天候事情によって、生育バランスが悪くなると、土壌中の栄養分の吸収が悪くなり、変色することがあります。生理障害によるものです。状態がひどい場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 玉ねぎ

玉ねぎの袋の中に大きなものと小さなものが入っているのですが。
九州産は1玉80g~400gとしています。80gの小玉のものは1個までとしています。北海道産は直径5cm以上、小玉(5cm未満)の割合は重量の10%以内としています。
「玉ねぎ」を保存していたら芽が出てきました。食べても大丈夫でしょうか。
貯蔵中も呼吸をしていますので、芽が出ることがあります。食べても問題ありません。常温で長期間保存していると芽が出やすくなりますので、早めにお召し上がりいただくか、冷蔵庫での保管をおすすめします。
新玉ねぎはいつからですか。
3月頃からお届けしている九州産の玉ねぎが一般的に呼ばれている「新玉ねぎ」で、貯蔵せずに収穫しながらお届けしています。「新玉ねぎ」は水分を多く含んでいるため保管には向いていませんので早めにお召し上がりください。6月頃からは晩生の品種に切り替わり、収穫後、貯蔵したものを北海道産に切り替わる9月頃までお届けしています。

 バレイショ

バレイショの袋の中に大きなものと小さなものが入っているのですが。
1個50g~400gとしています。ただし、50g~70gの小玉の割合は、重量の10%以内(1kg規格に入る1個50gの小玉は2個まで)としています。
バレイショに芽が出ていることがありますが、なぜですか。
収穫後、一定の期間が過ぎると芽を出し始めます。特に九州産に切り替わる前(春頃)の北海道産バレイショ(男爵・メーク)は活発になります。芽が出たものは芽の部分を深く取り除いてご使用ください。冷蔵保管をおすすめします。
バレイショが緑色に変色しています。食べられますか。
光が長期間あたると緑化してしまいます。緑化した部分には、「ソラニン」という毒素が含まれていますので食べないようにしてください。また、蛍光灯の光は特に緑化が進みますので、光が当たらない冷暗所や冷蔵庫で保管してください。

 人参

人参の保存方法を教えてください。
届いたら湿ったキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫や冷蔵庫の野菜室に保管してください。キッチンペーパーが適度に水分を調整してくれるので、上手に保存することができます。または届いたら袋から人参を取り出し、土を流水で洗い流し、キッチンペーパーで水分を拭き取ってポリ袋に入れて保管しておけば、いつでも使いたい時にすぐに使えます。人参の上部(葉が出る部分)をカットして保存すると、芽が出なくなるため保存状態がよくなります。野菜は収穫後も生きています。人参は長く保存しておくと時期によっては芽が出てくることもあります。早めに使い切ることをおすすめします。
人参の袋の中に大きなものと小さなものが入っているのですが。
1本80g~250g、500gパックでは2~4本入りとしています。
人参の色が薄いのですが。
人参の色は品種や個体差によるカロテンの含有量で違いがあります。生育期間中に曇天が続いたり、畑の水はけがよくない、もしくは畑の土が固い場合も色の薄い人参が収穫されることがあります。
人参の肩の部分が黒くなっています。
成長に伴って人参の上部(肩の部分)が表土から出てくる場合があります。その際に日光が当たって緑変や、黒変となる場合があります。内部に影響がない軽度のものはお届けしています。変色がひどいものは出荷しないようにしています。

 さつま芋

さつま芋が届いた時に全体が柔らかくなっていた。
「寒腐れ(低温障害)」によるものだと思われます。「寒腐れ」は、寒い時期に発生する低温障害です。さつま芋は暖かい地域で育つ寒さに非常に弱い作物ですので、急激に温度が下がったりすると、「寒腐れ」が発生し「寒腐れ」を起こすと気温上昇とともに急激に傷んで柔らかくなり腐れが発生します。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。
さつま芋をふかしたら紫色に変色した。食べられますか。
食べても問題ありません。さつま芋に含まれているポリフェノールが反応して紫色に変色したものです。

 れんこん

れんこんの保存方法を教えてください。
届いたらそのまま(土付きのまま)冷蔵庫か冷蔵庫の野菜室での保管をおすすめします。日持ちはしませんので、届いたら1週間以内に使いきることをおすすめします。
切ったものを保存する時は、ラップで包んで保存ください。
洗って、カットやスライスしたものは薄めの酢水に浸けて、冷蔵庫(5℃以下)で保管してください。水は1~2日に一回交換することをおすすめします。
れんこんを調理した際、黒く変色することがありますが食べられますか。
れんこんの中に含まれる「タンニン」が、空気に触れて酸化したものです。酢水に漬けることである程度変色を防ぐことができます。変色しても食味への影響はありませんので、安心してお召し上がりください。

 ごぼう

ごぼうの芯に「ス」(空洞)が入っている。
スポンジ状(スが酷いもの)のものはお届けしないようにしています。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。
ごぼうのカットした断面が赤く(ピンク色)なっているのはなぜですか。
ごぼうに含まれる「ポリフェノール」が酸化して変色したものです。

 長芋

長芋のカットした断面が赤く(ピンク色)なっているのはなぜですか。
長芋に含まれる「ポリフェノール」が酸化して変色したものです。

 らっきょう

「らっきょう」を酢に漬けた際、青く(緑)変色した。
らっきょうに含まれている辛み成分(アルキルサルファイド)が酢によって分解され、らっきょうに含まれる鉄分と反応して青く変色したものです。食べても問題ありません。

 にんにく

にんにくが紫色になっている。
にんにくに含まれているアントシアンという色素によるものです。
にんにくの酢漬けを作ったら青くなった。
にんにくに含まれている辛み成分(アルキルサルファイド)が酢によって分解され、にんにくに含まれる鉄分と反応して青く変色したものです。食べても問題ありません。

 里芋

里芋の中が赤く(ピンク色)なっているのはなぜですか。
里芋に含まれるポリフェノールの一種のアントシアニンという成分が何らかの原因で酸化したものと思われます。アントシアニン自体には害はありませんが、酸化すると鮮度が落ちたり、里芋自体が硬くなったりします。
茹でてもガジガジして硬くて食べられなかった。
天候の影響や貯蔵中の低温障害などが考えられます。食べないようにしてください。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 しょうが

新しょうがはいつから取扱いがありますか。
8月から10月頃までお届けしているものは「新しょうが」として利用できます。「新しょうが」は繊維が柔らかく辛味も少ないので酢漬けなどに向いています。一方、11月以降は収穫後、貯蔵したものをお届けしています。こちらは繊維質が多く、辛味が強いのですりおろして薬味などでご利用ください。なお、グリーンコープでは「新しょうが」が始まっても前年の秋に収穫・貯蔵されたものを「囲いしょうが」として貯蔵在庫がなくなるまで並行してご案内しています。用途に合わせてご利用ください。

 トマト

トマトの箱の中に大きなものと小さなものが入っているのですが。
1玉70g~400gの範囲でお届けしています。極端に大小にならないようにしています。
トマトが薬品のような臭い(味)がする。食べたら舌がピリピリした。
トマト特有の苦味、あるいはエグ味成分と考えられます。この苦味成分は熟がすすむと減少するのですが、生育中などに急に温度が低下したりすると苦味成分の減少が阻害されて、苦味が残ってしまう場合があります。この苦味(エグ味)が薬品臭に感じられる場合があります。
「トマト」が青い状態で届いた。
お届けした時に全体がピンク色のものをお届けしています。ただし、ヘタの周りに一部青い部分が残っている場合があります。ご了解ください。

 ミニトマト

ミニトマトとミニトマト(アイコ)の違いは何ですか。
品種の違いです。ミニトマト(アイコ)は、果肉が厚くてゼリーが少ない長卵型をしており、酸味が少なくて甘みもあるのが特徴です。なお、収穫時にヘタが取れやすい品種ですので一部ヘタなしでお届けする場合があります。

 ピーマン

ピーマンの肩の部分が赤くなっている。
青い状態のものをお届けするようにしています。熟が進むと赤くなり、甘味が増してきます。

 きゅうり

きゅうりが曲がっているものがあるのですが。
極端な曲がりや変形はお届けしないようにしています。曲がりは平面に置いたときの空間が最大2cmまでとしています。

 ししとう

ししとうが辛かった。
ししとうは、唐辛子の仲間ですので、カプサイシンという辛味成分の遺伝子を持っています。はっきりとした原因はわかっていませんが、気象条件の変化などで、栽培中にストレスが加わるなどで、まれに辛味成分が強く出ることがあります。

 そら豆

皮が黒くなっていますが、古くなっているのでしょうか。
そら豆はサヤ表皮が黒くなる性質がありますが、豆自体には影響がありません。サヤが変色していても内部に影響のないものはお届けしています。なお、中の豆(緑色)が変色している場合は品質劣化の可能性がありますので、配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 かぼちゃ

カットかぼちゃにカビが生えていた。
大変申し訳ありません。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 オクラ

丸オクラが大きい。
丸オクラは10~20cmの範囲でお届けしています。丸オクラは大きくても柔らかいのが特長です。
オクラの表面が黒くなっている
風による擦りキズによって果皮が黒くなることがあります。収穫時に発見できなかったものがお届けまでの時間の経過とともに黒くなっていたものと思われます。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 とうがん

とうがんの表面に白い粉のようなものがついている。
「ブルーム」と言うとうがん自身の分泌物です。「ブルーム」は、天候や気温の変化から自分の身を守るため、植物自らが出す天然の分泌物です。

 にがうり

にがうりの種が赤くなっています。
にがうりは熟度が進むにつれて、表皮が黄色くなり、苦みがうすれ、種が赤くなります。青いものをお届けするようにしています。

 スイートコーン

実が潰れてしわしわ(スカスカ)になっている。
収穫適期を過ぎ、過熟気味の状態で収穫したことが原因だと思われます。配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 きのこ類

きのこ類やもやし、かいわれ大根などには「葉っぱマーク」がないのは何故ですか。
特定の生産者や工場のものを取扱っていますが、一般的にきのこ類やもやし、かいわれ大根などは栽培時に化学合成農薬など使いませんので、栽培マークの案内を行っていません。栽培マークは野菜・果物だけにつけています。
原木生しいたけが黒くなっていた。
品質劣化によるものです。食べないようにしてください。配達担当者か所属の生協まで連絡ください。
「ぶなしめじ」に白いカビのようなものが付着していますが、これは何ですか。
きのこ類特有の菌「気中菌糸」というきのこの菌糸です。「気中菌糸」は、きのこ類に時々見られる事があります。温度変化によって、発生しやすくなりますので、お届けされたら冷蔵庫で保管ください。なお、「気中菌糸」はきのこの一部ですので布巾等で拭き取っていただければ、お召し上がりいただけます。
マッシュルームのかさの裏が黒くなっている。
マッシュルームは子孫を残すため、かさを広げて胞子を拡散します。かさを開いていく成長の過程で淡いピンクからこげ茶色に変化していきます。気になるようでしたら食べずに配達担当者か所属の生協までお問い合わせください。

 太もやし・細もやし

もやしやかいわれは洗わないでそのまま使えますか。
軽く水洗いをしてご使用ください。

 りんご

りんごの表面がベタベタしている。ワックスですか。
ワックスではありません。このベタベタは、りんごが熟するにつれてリノール酸とオレイン酸が増え、皮に含まれるメタシン酸やノナコサンという固有物質を溶かすことによって生じる現象です。一般的には、りんご自身が作り出した「ロウ物質」と呼ばれています。「つがる」、「秋映」、「シナノスイート」、「ジョナゴールド」、「シナノゴールド」などの品種によく見受けられます。食べても問題ありませんので、安心してお召し上がりください。
りんご(ふじ)に蜜が入っていなかった。
りんごの蜜はソルビトールという糖質アルコールの一種です。蜜の入る品種とそうでないものがあります。「ふじ」は蜜が入りやすい代表的な品種です。しかし、長く保存すると果肉内に散って無くなります。
りんごの色づきがよくないのですが。
葉や枝の影となり、日光が当たらない場所に実が成ったりすると着色にムラができてしまいます。味は変わりありません。
りんごの表面がガサガサしているのはなぜですか。
ガサガサしたものを「サビ果」と呼んでいます。幼果期に霜やすり傷の被害を受けたものが、果実の肥大にしたがってその部分が広がったものです。果実内部には影響ありません。
年明け企画のりんごに葉っぱのマークがないのですが、減農薬栽培のりんごではないのでしょうか。
津軽みらい農協の一般栽培品も取り扱っています。一般栽培と同レベルで栽培されたものですので、「葉っぱマークなし」として取扱っています。

 みかん

みかんが大きいものや小さいものが一緒に届いた。
玉サイズは直径5cm~8.0cmまでのものをお届けしています。その範囲であれば大小込みでお届けしています。
みかんや甘夏などの晩柑がよく傷んでいるのはなぜですか。
みかんや甘夏などの晩柑は、一般的に収穫直前に貯蔵病害対策の農薬(腐敗防止剤)が使用されています。グリーンコープの産直みかんや晩柑類は農薬(腐敗防止剤)を使いませんので、傷みや腐敗が発生しやすくなります。届きましたらすぐに傷みがないか点検してください。傷みがあった場合は広がってしまいますので、取り除いてください。暖かい場所は避けて、重ならないように広げて、涼しいところで保管してください。配達時に傷みなどがあった場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 中晩柑(伊予柑・ネーブル・甘夏など)

甘夏などの晩柑の実がスカスカになっていました。
気温が氷点下で風が強かったりすると、果実の水分が凍結します。その後の気温上昇により、解凍されるに伴い果肉にあった水分が抜けてスカスカになってしまったと思われます。
甘夏などの晩柑を食べたら苦いときがある。
甘夏などの晩柑の粒々の膜には苦味成分が含まれています。氷点下で風が強かったりすると凍ってしまい、苦味成分を覆っている膜が破れ苦味成分が出ることがあります。
不知火に違う品種が混ざっているみたいです。
不知火はデコポンとも呼ばれており、上が出っぱりやすいという品種特性がありますが、出ないものもあります。

 ぶどう

種なしベリーAなのに種が入っていました。
種なしぶどうを栽培するにあたっては、種をなくす植物成長調整剤(ジベレリン)の処理を行います。種が残っているのは、ジベレリン処理が適切に行えていない房だったものと思われます。
ぶどうの表面に白い粉がついています。
「ブルーム」と言うぶどう自身の分泌物です。「ブルーム」は、天候や気温の変化から自分の身を守るため、植物自らが出す天然の分泌物です。人体に影響はありませんので安心してお召し上がりください。
ぶどうの軸が黒くなっています。
虫の被害で軸が黒くなることがあります。発酵臭があるようでしたら品質劣化している場合があるので、食べずに、配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 洋梨

洋梨が硬いのが届いた。
洋梨は少しやわらかくなった頃に食べると美味しくいただけます。

 バナナ

「民衆交易(ネグロス)バナナ」が青い状態で届きました。
常温で置いておくと追熟します。室内の風通しのよい場所で保管ください。バナナの皮全体が黄色くなります。
「民衆交易(ネグロス)バナナ」の皮に黒い斑点が広がっている。
「シュガースポット」と呼ばれるもので、バナナが一番甘くおいしくなっているサインです。早めにお召し上がりください。
「民衆交易(ネグロス)バナナ」が黒く変色しているものが届きました。
葉やバナナの実同士が当たってできたすり傷などで黒くなることがあります。皮を剥けば大丈夫だと思います。中まで黒くなっている場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 桃

硬い桃が届いたのですが、熟れていないのでしょうか。
桃の産地は大分県、岡山県、長野県、山梨県の4県あります。山梨県の桃は他の県の桃に比べ、実が締まっていているのが特徴です。匂いや甘みがない場合は未熟果の可能性があります。その場合は配達担当者か所属の生協までご連絡ください。

 いちご

いちごの粒が大小バラつきがある。
1粒10g~50gとしています。その範囲であれば大小込みでお届けしています。ただし、極端な大小の組み合わせはしないようにしています。

 パイナップル

「パイン」を食べたら口の中がピリピリした。
パインには、たんぱく質を分解する酵素である「ブロメリン」という成分が含まれています。その成分が口の中や粘膜を刺激し、ピリピリと痛むことがあるようです。刺激を感じた場合は食べないようにしてください。
青いパインが届きました。置いてたら熟しますか。
皮の色と実の熟度はあまり関係ありません。適熟のものをお届けしています。

 メロン・すいか

メロン・すいかを食べたら苦味があった。
ウリ科の植物には、ククルビタシンと呼ばれる苦味成分が含まれています。
メロン・すいかを食べたら舌がピリピリした。
成熟過程で揮発性物質(エタノール、酢酸エチル、炭酸ガスなど)が生成されたものと思われます。

 さくらんぼ

アメリカンチェリーのような色の濃いサクランボが届きました。
アメリカンチェリーではありません。「紅さやか」と言う品種です。アメリカンチェリーのような果皮の色が濃いのが特徴です。酸味は強く適度な甘みがありバランスが良い品種です。

 キウイフルーツ

キウイが硬くて食べられない。
キウイは追熟する(収穫後に熟して、甘くなる)果物です。硬いものは、しばらく保管して、縦に軽く押さえて少しやわらかくなったら食べ頃です。

お米について

1.お米全般について

なぜ「赤とんぼ米」なのですか?
夏から秋にかけて群れ飛ぶ赤とんぼ。その多くは田んぼで育ちます。しかし、農薬の使用が増えるにつれ、その姿を見ることが少なくなってしまいました。田んぼにまく農薬を減らす取り組みは、生産者、組合員の健康を守るだけではなく、自然環境を守り、赤とんぼを増やすことにもつながります。グリーンコープの産直米は、このような思いをこめて「赤とんぼ米」と名付けました。
農薬を使っていないお米をマークでどうやって見分けるのですか。
栽培内容が分かるよう、それぞれの青果・米についてカタログGREENにマークで表示しています。 栽培マークについてはこちらもご参照ください。 https://www.greencoop.or.jp/goods/vegetables/
赤とんぼ米の栽培内容を教えてください。
産直赤とんぼ米は、以下の4つの栽培基準を設けています。
・有機栽培米…有機栽培(3年以上、化学合成農薬・化学合成肥料を使わずに栽培)でJAS法による有機の認定を受けた米
・農薬不使用(A栽培)…化学合成農薬不使用
・農薬最低減(B栽培)…種子消毒には化学合成農薬不使用、収穫までの化学合成農薬は成分剤数で4剤以内
・農薬低減(C栽培)…種子消毒から収穫までの化学合成農薬の成分剤数は10剤以内
農薬最低減(B栽培)と農薬低減(C栽培)はどれくらい農薬を減らしていますか?
農薬最低減(B栽培)の栽培基準は、「種子消毒には化学合成農薬不使用、収穫までの化学合成農薬は成分剤数で4剤以内」、農薬低減(C栽培)の栽培基準は、「種子消毒から収穫までの化学合成農薬の成分剤数は10剤以内」です。グリーンコープエリアの慣行栽培基準は14剤~24剤です。※各府県のホームページより(2022年8月現在)農薬低減(C栽培)でも農薬の使用は10剤以内ですので、とても農薬を減らして栽培しています。
残留放射能検査は行っていますか。
新米時期に産地ごとに1品種検査し、4月以降も供給する産地は、4月以降に1回(合計年2回)検査します。なお、残留放射能検査結果はグリーンコープのホームページでもご案内しています。
残留農薬検査は行っていますか。
栽培中に使用された農薬が、国の定める残留基準の範囲であるかどうかの検査を定期的に行っています。検査品目は、毎年グリーンコープで計画を立て、年間20~30品種前後を検査します。
ネオニコチノイド系の農薬は使用していますか。
2010年以降、生産者とともに学習することから開始し、排除に向けて取り組んでいます。排除が実現できている作物もありますが、一部の作物において排除することが実現できていません。引き続き品目ごとに生産者と相談しながら、排除に向けて取組んでいきます。なお、環境ホルモン・発ガン性の疑いのある農薬、生殖毒性・胎児毒性等が指摘されている農薬は、産直赤とんぼ米では全て排除できています。
お米は除草剤を使用していますか?
米への除草剤の使用について、除草剤の排除は生産者の創意工夫によって栽培技術として確立することで可能となり、一概に使用を禁止することは困難なため、産直赤とんぼ米の栽培基準の範囲としています。 例えば、赤とんぼB(農薬最低減)は「種子消毒には化学合成農薬不使用、収穫までの化学合成農薬は成分剤数で4剤以内」という基準です。栽培期間中、化学合成農薬の使用は除草剤を含む4剤であれば基準を満たすことになります。なお、「グリホサート」を成分とする除草剤は一切使用していません。
生産奨励金とは何ですか?
グリーンコープの産直赤とんぼ米には、農法や栽培内容に対する評価として栽培ランクごとに生産奨励金を設定しています。生産奨励金は、組合員価格に反映し組合員の購入代金の中から、グリーンコープ連合会で生産奨励金部分を積み立てて生産者に支払っています。産直赤とんぼ米は同じ品種であっても栽培内容によって価格が異なります。その差額分が生産奨励金にあたります。この生産奨励金により、生産者は無農薬・減農薬の環境にやさしいお米作りを継続することができ、私たち組合員は安心・安全で美味しいお米を食べ続けることができています。
お米を食べようとしたら虫が湧いていました。
お米を好む虫の代表的なものとしては、「コクゾウムシ」「ノシメマダラメイガ」などがあげられます。これらは20℃を超えたあたりから休眠状態から覚めて、発生しやすくなり、25℃~30℃の温度条件でさらに発生しやすくなります。お届けするお米の袋には通気孔があります。高温多湿になりがちな時期には袋の口を閉じていても、この穴から湿気を含んだ空気が入り、虫が発生する原因になる場合もあります。まずは密閉した容器に入れて、お米の保管場所をできるだけ熱のこもらない風通しのよい場所にすることです。最もよいとされるのは、冷蔵庫の中です。
お米の保存方法を教えてください。
お米は長期保存ができるように感じられますが、保存方法や保存場所によって虫が発生したり、酸化が進んで食味が落ちてしまいます。お届けする米の袋には通気孔があります。袋の口を閉じていても、虫の発生や酸化が進むことがあります。そのため、まずは密閉した容器に入れて、お米の保管場所をできるだけ熱のこもらない風通しのよい場所にすることです。最もよいとされるのは、冷蔵庫の中です。
毎回同じお米(商品)を注文しているのに味が違う。
お米は農産物ですので、産地や品種によって食味が異なります。同じ産地で同じ品種を作ったとしても、作る人、作る地域によっても見た目や食味等に違いがあります。
カビが発生しています。
カビ発生の主な原因としては、水濡れや湿気などによりお米が過剰な水分を吸収することで、お米自体の水分が上昇し、カビの発生につながります。一般的にカビが発生している場合、その多くは水濡れを起こし、部分的にカビが発生するケースです。例えば、お届けまでの間に袋が雨で濡れてしまうというような場合で、この場合は部分的なカビになることが多いようです。お届けしているお米の袋には通気口があります。通気口から吸収された水分や湿気によりカビが発生します。また商品の水濡れや湿気の吸収以外にも、濡れた手でお米を触ることや商品のお届け後の保管状況からも同様のケースが考えられます。お米を保存する場合は、温度変化の影響を受けにくい密閉した容器に入れ冷蔵庫などの低温で保管をしていただき、可能な限りお届けより1か月以内での消費をお願い致します。

2.お米の種類ごと

 白米

乳白色のお米が入っています。
稲が生育中に高い気温の影響を受けて生理障害を起こし、でんぷん質の形成が上手く行なわれなかった場合などに見受けられるお米です。この乳白米の発生はその年の天候に左右され、気温が高い九州のお米は、毎年のように発生しています。成分については通常お届けするお米と違いがないため、通常のお米として取り扱っています。このため、そのまま精米し、製品化しています。

 玄米

緑の玄米が入っています。
「緑色のお米」は、「活青米(いきあおまい)」と呼ばれるお米です。この「活青米」は、生育状況や稲の刈り取り時期の生育状況により、糠層の葉緑素が残った状態のお米です。お米は穂先から順に熟していきますが、穂元のほうまで熟すのを待っていると全体は過熟になって割れたり食味が落ちてしまい、あまり早すぎると粒が小さく未熟になってしまいます。このため頃合をみながら収穫をしますが、全てが完熟する前に収穫しますので活青米は少なからず混入しています。表面にはつや・透明度があり、精米すると正常な白い米粒になり、食味や品質上特に問題ないことから出荷をしています。

 発芽玄米

発芽玄米の炊き方を教えてください。
普通の炊飯器で炊くことができます。精米するとお米が砕けますのでそのままご使用ください。白米と発芽玄米の割合はお好みで構いませんが、初めのうちは白米2に対し発芽玄米1の割合でお試しください。発芽玄米の洗米は不要ですが、一緒に炊く白米の最後の洗米時に混ぜ合わせ、軽く一回洗米していただくとより美味しく炊けます。水加減はやや少なめにして炊いてください。

びん牛乳について

グリーンコープのびん牛乳と市販の牛乳の違い
グリーンコープの産直びん牛乳 市販の牛乳
餌(飼料) 母牛の飼料に使用している作物は、遺伝子組み換えの混入を防ぐ分別生産流通管理を行っています。また、主飼料のトウモロコシはポストハーベストフリー(収穫後の農薬不使用)です。 一般的な牛乳に使われる飼料は、GMO(遺伝子組み換え)の可能性があります。
殺菌温度 72℃15秒のパスチャライズ殺菌(人体にとって害のある菌を死滅させ、生乳の風味と栄養をできるだけ残す殺菌方法です。パスチャライズ殺菌をするには、細菌数の少ない良質な生乳が不可欠です。) 市販の牛乳の多くは120℃ 2~3秒の超高温殺菌(菌類はほとんど死滅します。超高温殺菌独特の加熱臭があります。)
容器とその特徴 びん:・リユースびんで環境にやさしい。外からの臭いうつりがなく、美味しさと風味が守られています。(キャップはリサイクルです。) ・横にして保存しても、牛乳が漏れる心配はありません。 市販の多くは紙パック:牛乳はにおいを吸収しやすいので、紙パックだと、冷蔵庫内の食品の臭いなどが牛乳にうつってしまうこともあります。
その他 ・グリーンコープと産直の関係にある熊本県菊池地域の酪農家が生産しています。
・毎年、生産者と組合員の交流があります。
・母牛の乳房を清潔に保ってもらうためのタオルを、毎年組合員から集め、生産者に贈っています。
・産直びん牛乳は専用工場で作られています。組合員からの「みるく出資金」でできた工場です。
詳しくはこちら https://www.greencoop.or.jp/goods/milk/
グリーンコープのカフェミルクは市販の物とどう違うの?
グリーンコープのカフェミルクはなんと約96.5%生乳。あとの約3.5%は粉末コーヒー(約0.65%)と砂糖(約2.85%)ととってもシンプルで大人から子どもまで好まれる甘さ控えめ。市販でよく見かける生乳入りカフェミルクは多くても生乳の量が60%くらいがほとんどです。
牛乳びんの液だれの改善策はないですか?
落としても割れにくく、しかも軽量という点から注ぎ口の形状を変えることが困難です。液だれしにくくなる工夫として、注ぎ終わって上を向けるときにくるっと手首を回転させると液だれしにくいと組合員の声もあるので試してみてください。
また、カタログGREENのびん牛乳の案内と一緒に「産直びん牛乳の液だれ防止キャップ」をご案内しています。液だれ防止キャップをびん口に付けて注ぐと液だれを防ぐことができます。びん牛乳液だれ防止キャップは洗って繰り返し使えますので、ぜひお試しください。
「産直びん牛乳ノンホモ」は、冷蔵庫でしばらく保管していると分離して層ができるのはなぜですか?
ノンホモ牛乳はホモゲナイズ処理(乳脂肪分の均一化)をしていませんので、静置しておくと乳脂肪分が分離してきます。分離した乳脂肪分は、クリームラインと呼ばれます。品質上問題ありませんが、気になる方は軽く振ってからお召し上がりください。
「産直びん牛乳ノンホモ」と「産直びん牛乳パスチャライズ」の違いは何ですか?
違いは、ホモゲナイズ処理をしているかどうかです。ノンホモ牛乳は、乳の脂肪球を砕いて均質化する(ホモゲナイズ)処理をしていませんので、静置すると脂肪分が表面に分離してきます。より生乳に近い牛乳といえます。パスチャライズ牛乳は、脂肪球を砕いて均質化(ホモゲナイズ処理)をしていますので、静置しても分離せず、さらっとした飲み口をお楽しみいただけます。どちらの牛乳も、殺菌方法は、72℃15秒間のパスチャライズ殺菌をしています。
牛乳を飲み終えた後、牛乳びんは食洗機で洗っていいですか?
牛乳びんに食洗機は使用しないでください。牛乳びんには、軽量化と強度を両立するため、びんの表面に特殊なコーティングを施しています。ご家庭の食洗機によってはコーティングやびん自体が傷んでしまう可能性があります。牛乳を飲み終えた後、びんの3分の1ほど水を入れて、シェイクし、さっと流して、乾燥させずにキャップをしてそのまま返却してください。牛乳びんの内部を乾燥させてしまうと汚れがこびりつき、工場での洗浄でも洗い落とせないことがあります。
牛乳びんは何回くらいリユースされていますか?
牛乳びんは、約30回リユースしています。ヒビや傷等が生じた牛乳びんは除去します。除去した牛乳びんは、新しいガラス製品の原料の一部になっています。
回収されたキャップは、何にリサイクルされていますか?
回収したキャップは、ポリ袋などにリサイクルされています。

たまご

たまご(特に国産穀物を使った産直たまご)の黄身の色が市販のたまごの黄身よりも色が薄いのはなぜですか?
卵黄は一般的にオレンジなど色が濃いものほど栄養価が高いと思われがちですが、それは間違い。実は黄身の色は季節や餌によって変わるのです。鶏が食べたものがそのまま影響し、餌の配合などによって変わってきます。鶏の餌の主となるものはトウモロコシ。だから黄身の色は基本的には薄い黄色です。餌に赤い色素のものを混ぜると黄身の色は濃いオレンジになります。国産穀物を使った産直たまごは飼料の約85%が飼料用米(玄米)、トウモロコシ、キナコなどの穀物で、その他の飼料もできるだけ国産のものを使っています。黄身の色を濃くする目的で合成着色料を使っていないため、黄身はレモンイエロー色なのが特徴です。
「元気いっぱい産直たまご」と「国産穀物を使った産直たまご」の違いを教えてください。
「国産穀物を使った産直たまご」は、母鶏に与える飼料の約85%を占める穀物(飼料用米(玄米)、トウモロコシ、キナコなど)は全て国産です。また、穀物以外の飼料原料もできるだけ国産のものを使用しており、飼料全体の98%が国産原料を使用しています。「元気いっぱい産直たまご」は、母鶏に与える飼料は全て遺伝子組み換えの混入を防ぐ分別生産流通管理を行った作物を配合しています。飼料用米は国産を配合していますが、トウモロコシやキナコ、大豆粕等は海外産を使用しています。飼料以外の飼い方、鶏舎、基準などは、違いありません。
「国産穀物を使った産直たまご」は、飼料の98%が国産原料とありますが、残りの2%はどのような原料でしょうか。
残りの2%は、どうしても国内では手に入らない原料、安定確保が難しいもの、手に入っても高額になるもので、パプリカやマリーゴールドなどは海外産を使用しています。
パックに入っているたまごの大きさにバラつきがあるのはなぜですか?
母鶏の日齢(加齢)によりたまごは大きくなります。生産農場には、150日齢~560日齢(夏場は550日齢)までの母鶏がいますので、大小バラバラなたまごが生産されます。産直生産者に生産いただいた産直たまごを余すことなく組合員のみなさまへお届けするために、大小様々な大きさのたまごをお届けしています。
殻が固いものや割れやすいものがありますがなぜですか?
母鶏は日齢(加齢)によってたまごが徐々に大きくなります。母鶏の、卵殻を形成するために必要なカルシウム摂取量は日齢で変わるものではありませんので、たまごが小さい時期の殻は厚く(硬く)、たまごが大きくなると殻が薄くなる傾向があります。また、母鶏の個体差による場合もあります。
届いたばかりのたまごを割ると卵白が白濁していました。古いたまごが届いたのではないですか?
卵白が白濁しているのは、新鮮なたまごの証です。新鮮なたまごの卵白には、炭酸ガスが多く含まれているため白く濁って見えます。炭酸ガスは、卵殻表面にある気孔と呼ばれる小さな穴から、徐々に抜けていき、透明になります。卵白が白濁しているのは新鮮なたまごによく起こる現象ですので、安心してお召し上がりください。
回収したモウルドパックは何にリサイクルされるのですか?
回収したモウルドパックは、ダンボールやたまごトレーなどの紙製品にリサイクルされます。

お肉全般について

(精肉)スライスとうす切の違い
牛肉は「うす切」は2mm厚程度、「スライス切り落し」は2.5mm厚程度、「焼肉用」は4~5mm厚程度です。豚肉は、「うす切」は2mm厚程度、「スライス」は2.5mm厚程度、「しょうが焼用」は4mm厚程度です。
お肉の色が少し黒くくすんでいるようですが、大丈夫ですか。
未発色の可能性が考えられます。空気に触れていない部分のお肉は、発色せずに少し黒くくすんだ色になります。このため、お肉とお肉が重なっている部分は、空気に触れていないため発色していないことがあります。少しの間、放置して赤色に発色するかご確認ください。匂いやベタベタした粘りがある場合は、お肉が傷んでいる可能性がありますのでご注意ください。
冷凍肉を解凍する際にドリップが発生することがあります。おすすめの解凍方法はありますか?
お肉を使用する前日に冷凍庫から冷蔵庫に移してゆっくり解凍することで、ドリップを抑えることができます。また、すぐに使いたい場合は、氷水解凍がおすすめです。冷凍のお肉を密封できる袋に入れ、氷水を張ったボウルに浸してください。低温でゆっくり解凍することでドリップの発生を抑え、品質を保ったまま解凍することができます。
冷蔵のお肉は解凍品(一度凍結したものを解凍)しているのですか?
一度も冷凍していないお肉をスライス、カットしてお届けしています。解凍品ではありません。

牛肉について

国産牛は、産地の指定はされていますか?
産地の指定はしていません。国内産の牛肉を確保しています。商品のラベルに個体識別番号やロット番号を記載しています。個体識別番号をインターネット上で検索いただくことで、産地を知ることができます。ロット番号の記載がある商品の場合は、ご所属の生協へ個体識別番号をお問合せください。
「産直国産牛」は等級に決まりがありますか?
「産直国産牛」は、等級を指定していません。

豚肉について

産直豚はどのような環境で育っているのですか?
豚はとてもデリケートな動物です。そのため密飼いでストレスが溜まらないよう、清潔で光と風が入る開放型の豚舎(1頭当り1㎡以上)で、ゆったりと健康的に育てています。
豚肉は、オスかメスか指定はありますか?
豚の性別は指定していません。オス豚、メス豚混在しています。
生産農場では、仔豚を購入して育てているのですか?
産直豚は、産直の生産農場において、母豚を畜舎で出産させ、生まれたての仔豚から大切に育てています。
肥育期間中の投薬はどうされていますか?
産直豚には、合成抗菌剤や成長を促すホルモン剤などは使用していません。また、ワクチンは90日齢、抗生物質は110日齢頃以降使用しないこととしています。

鶏肉について

鶏肉の産地はどこですか?
「産直若鶏」は、島根県、山口県、福岡県、熊本県で肥育されています。「産直おおいた冠地どり」は、大分県で肥育されています。
冷蔵品はありませんか?
申し訳ありません。鶏肉は、牛肉、豚肉と異なり日持ちがしないため、冷蔵での供給することはできません。グリーンコープの店舗では冷蔵で鶏肉の取り扱いをしています。
肥育期間中、抗生物質などの薬剤を使用されていますか?
肥育期間中、抗生物質、合成抗菌剤などの薬剤は一切使用していません。ワクチンの使用は認めています。生産者は、開放型鶏舎で「薬漬けの鶏」ではなく「薬剤に頼らない健康で強い鶏づくり」を実践しています。
「産直若鶏丸体」の解凍方法を教えてください。
鶏肉は、短時間で解凍すると肉質が硬くなり、旨みが流れでてしまいます。このため、冷蔵庫で丸2日ほどかけてゆっくり解凍していただく方法がおすすめです。

ハム・ソーセージ

原料のお肉は何を使用していますか?
商品によって使用するお肉は異なりますが、産直肉(産直豚、産直若鶏、産直親鶏)や産直豚の母豚を使用しています。商品毎に使用している原料肉についてはカタログをご覧ください。
一般的に売られているハム・ソーセージ商品よりも、グリーンコープの商品は賞味期限が短いのですが、なぜですか?
一般的なハム・ソーセージ商品は、発色効果や増菌抑制・抗酸化効果がある亜硝酸ナトリウム(発色剤)や保存料(ソルビン酸、pH調整剤など)を使用することで賞味期限を長くできているようです。グリーンコープのハム・ソーセージ商品は、賞味期限を延ばす目的で不必要な添加物を使用せずに製造していますので、適切な賞味期間となっています。
「あらびきウインナー」は、加熱せずにそのまま食べてもいいですか?
包材に「加熱食肉製品」と書かれたハム・ソーセージ商品は製造時に加熱していますので、そのままお召し上がりいただくこともできます。ボイルするなど加熱していただくことで一層美味しくお召し上がりいただくことができます。
「ママトンウインナー」のママトンとは、何のことですか?
ママトンとは産直豚の母豚のことです。

乳製品

「ヨーグルト」を開封した時にヨーグルトの上部に水が溜まっていることがありますが、これは何ですか?
ホエー(乳清)が分離しているのではないかと思われます。ホエーには、水溶性のたんぱく質やミネラル、ビタミンなどの栄養が豊富に含まれているので、捨てずにお召し上がりください。

調味料

醤油の種類によって原材料にアルコールや砂糖が入っているのはなぜですか?
アルコールは白カビの発生を抑えるため、砂糖は味の調整(甘みを出すなど)で使用しています。
<アルコール>
醤油は開封後、保管状態によって白いカビが発生することがあります。
この白いカビは産膜酵母と呼ばれ、人体には無害なのですが、風味や香りを劣化させてしまいます。アルコールを添加することで、白カビの発生を抑えることができるため、グリーンコープではサトウキビから作ったアルコールを使用しています。
<砂糖>
九州の醤油の特長である「あまくち醤油」や、「さしみ醤油」で使用しています。
グリーンコープの「きびさとう」を、1歳の子供の料理に使っても大丈夫でしょうか?
赤ちゃんはボツリヌス菌に注意が必要と目にすることがあり、気になりました。
ハチミツに由来する「幼児ボツリヌス症」はかなり以前から保健所や病院、産院などで注意喚起が行われていましたが、肝心の乳幼児がいる家庭でそのことが周知されていない実態を鑑みて2017年頃から厚生労働省が、1歳未満の乳児に、ハチミツや、ハチミツ入りの離乳食・飲料・お菓子などを与えないよう、周知に力を入れるようになりました。そのため、目にするようになったと思われます。
 「きび砂糖」によるボツリヌス症発症の事例について、インターネットで調査しましたが、見つけることが出来ませんでした。理論上、120℃で4分、100℃で360分以上の加熱をしなければ菌は死滅しません。食中毒症状の直接の原因であるボツリヌス毒素は、80℃30分間(100℃なら数分以上)の加熱で失活しますので、食べる直前に十分に加熱すると効果的です。
 グリーンコープで取り扱っている「きびさとう」は、100度~110度の加熱で製造されていますので、ボツリヌス菌がいないとは断言できませんが、調理で十分加熱すれば問題ないと考えられます。また、「きびさとう」を保管する際、蓋をして保管することで外からの菌の混入を防いでいただけることと思われます。
 以下、ホームページからボツリヌス菌についての情報を集めてみました。

①ボツリヌス菌について
 ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌の特性は、耐熱性のある芽胞菌であることと、強毒性の「ボツリヌス毒素」を産出することです。ボツリヌス菌自体は嫌気性菌であるため、酸素のある状態では活性せず、増殖も毒素の発生もありません。
 また、冷蔵以下の温度帯やpH4.6以下であれば同様に活性をおさえることができます。更に、芽胞菌自体はレトルト殺菌で死滅しますし、毒素自体も十分に加熱することで不活化できます。
 ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内にはいると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまいます。(ボツリヌス菌が毒素を産出する状態であれば、大人でも死を招く事故につながります。1984年、熊本の「辛子れんこん」で死者が出るボツリヌス中毒事故がありました。これは、「辛子レンコン」を包装状態で加熱して常温販売していたために起きた事故で、まさに加熱温度も不十分で酸素のない状態であったためボツリヌス菌の増殖と毒素の産出を促してしまったために起きた事故でした。)
 一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることがあることも事実で、1歳未満の乳児にハチミツを与えないよう関係事業者及び消費者に対し注意喚起がされています。

②農林水産省ホームページより
〇原因になりやすい食品は?
・いずし(※)や、瓶詰、缶詰など、長期間保存されることが多い自家製の食品が原因になりやすいです。
・レトルト食品と似た包装がされているために、誤って冷蔵保存されなかった食品も原因になっています。
・海外では、ハム・ソーセージなども原因になっています。
・乳児ボツリヌス症の主な原因として、ハチミツが報告されています。自家用の井戸水や、自家製の野菜スープ(推定)が原因とされる症例も報告されています。
※飯寿司

○予防のポイントは?
・作りおきの料理を食べる場合は、十分に加熱してから食べましょう。
・120℃で4分、100℃で360分以上の加熱をしなければ菌は死なないので、家でいずしや瓶詰などを作るときは注意しましょう。
・この菌は土の中にいるので、材料はしっかり洗いましょう。
・この菌は酸素の少ないところで増殖するので、真空パックや缶詰が膨張していたり、異臭があるときは、食べないようにしましょう。
・レトルト食品と似た包装がされていても冷蔵保存が必要な食品が、多く出回っています。見た目だけで判断するのではなく、保存方法の表示も確認するようにしましょう。
・1歳未満の乳児に、ハチミツや、ハチミツ入りの離乳食・飲料・お菓子などを与えないようにしましょう。

③東京都福祉保険局 食品衛生の窓 ホームページより
〇どんな食品が原因となりますか
 通常、酸素のない状態になっている食品が原因となりやすく、 ビン詰、 缶詰、容器包装詰め食品、保存食品(ビン詰、缶詰は特に自家製のもの)を原因として食中毒が発生しています。
 国内では、北海道や東北地方の特産である魚の発酵食品“いずし”による食中毒が、1997年頃までは報告されていましたが、 自家製の“いずし”がほとんど作られなくなり、“いずし”によるボツリヌス食中毒もほとんど見られなくなりました。
 代わって、容器包装詰め食品(特に、レトルトに類似しているが、120℃4分の加熱処理がなされていないもの)、ビン詰め、 自家製の缶詰による食中毒が発生しています。容器包装詰め食品の中でボツリヌス菌が増殖すると、容器は膨張し、開封すると異臭がする場合があります。
 乳児ボツリヌス症の原因食品として、以前は蜂蜜がありました。1987年10月、1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないようにと当時の厚生省が 通知を出して以降、蜂蜜を原因とする事例は減少しました。蜂蜜以外、原因食品が確認された事例はほとんどありませんが、東京都で発生した事例で自家製野菜スープが感染源と推定されたものがありました。

○予防のポイント
 ボツリヌス菌の芽胞は土壌に広く分布しているため、 食品原材料の汚染防止は困難です。ボツリヌス食中毒の予防には、食品中での菌の増殖を抑えることが重要です。

【ボツリヌス菌による食中毒予防のポイント】
1.容器包装詰加圧加熱殺菌食品(レトルトパウチ食品)や大部分の缶詰は、 120℃4分間以上の加熱が行われているので、常温保存可能ですが、これとまぎらわしい形態の食品も流通しています。
「食品を気密性のある容器に入れ、 密封した後、加圧加熱殺菌」という表示の無い食品、あるいは「要冷蔵」「10℃以下で保存してください」などの表示のある場合は、必ず冷蔵保存して 期限内に消費してください。
2.真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭(酪酸臭)があるときには絶対に食べないでください。
3.ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を作るため、120℃4分間(あるいは100℃6時間)以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。そのため、 家庭で缶詰、真空パック、びん詰、「いずし」などをつくる場合には、原材料を十分に洗浄し、加熱殺菌の温度や保存の方法に十分注意しないと危険です。 保存は、3℃未満で冷蔵又はマイナス18℃以下で冷凍しましょう。
4.食中毒症状の直接の原因であるボツリヌス毒素は、80℃30分間(100℃なら数分以上)の加熱で失活するので、食べる直前に十分に加熱すると効果的です。
5.乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品(蜂蜜等)を食べさせるのは避けてください。

せっけん

せっけんって何?
「せっけん」とは天然の動植物系油脂からつくる洗浄剤で、合成界面活性剤を含まないもののこと。表示に「せっけん」と書いてあるものです。 「合成洗剤」とは洗浄成分に合成界面活性剤が含まれており、通常様々な副原料(蛍光増白剤、再汚染防止剤など)が含まれています。 海や川を汚している要因の一つは家庭からの排水です。合成界面活性剤の成分は、PRTR法により移動や排出が管理される物質ですが、家庭からの排出は把握されません。

グリーンコープは、将来の子どもたちにきれいな水環境を手渡すために、洗濯、キッチン、住居やシャンプーにいたるまで、人にも環境にも優しいせっけんで洗う生活を呼びかけています。
  「やっぱり!せっけん-使いこなしハンドブック-」をご覧ください。
コチラから

残留放射能検査

なぜ、グリーンコープの自主基準は10ベクレル/㎏なのですか?
チョルノービリ原発事故の時、日本は現地から遠く離れていたこともあり、努力すれば10ベクレル/㎏以下の食品を確保できると考えました。今回は国内での事故発生ということで、やむなくチョルノービリの時の自主基準(アクションレベル)を変更した生協もあります。そして、グリーンコープとしても10ベクレル/㎏という自主基準は守りとおすことが困難である、もしくはできないとの判断もありました。
しかし、自主基準としての10ベクレル/㎏を組合員みんなと共有し、その上で知恵を出しあって命を守るために助け合っていくべきだと考えました。10ベクレル/㎏以上の商品はすべて供給ストップするということではありません。その事実と現状を受け止め公表し、どうするのか検討する自主基準としての10ベクレル/㎏としています。
グリーンコープの基準は国の基準とどのように違うのですか?
2012年4月から国の基準は、一般食品100ベクレル/kg、乳児用食品・牛乳50ベクレル/kg、飲料水10ベクレル/kg以下となり、この基準を超えた食品は流通することができなくなりました。
グリーンコープは全ての食品において10ベクレルを自主基準に放射能測定を実施しています。 ただし、10ベクレルを超えた場合でも、直ちに取り扱いを中止するのではなく、その事実と現実を受け止めた上で供給するかどうかを理事会検討することにしています。仮に国の基準(一般食品100ベクレル、乳児用食品・牛乳50ベクレル、飲料水10ベクレル)を超えた場合は取り扱い中止です。
グリーンコープ独自基準 国の基準
区分 基準値 区分 基準値
すべての商品 10 一般食品 100
乳児用食品・牛乳 50
飲料水 10
ベクレルって何ですか?シーベルトとどう違うのですか?
ベクレルとは放射能の強さを表す単位です。1秒間に1つの放射性物質(原子核)が崩壊して出す放射線の放射能の強さを1ベクレルとしています。
よって、1㎏の商品で1秒間に10個の放射性物質が崩壊して放射線を出せば10ベクレル/㎏となります。放射能の強さを表すベクレルに対して、人間が放射線を浴びた時の影響度を表すのにシーベルトという単位を使っています。シーベルトでは単位が大きすぎる為、ミリシーベルト(1/1000シーベルト)がよく使われます。
なぜ、セシウムを検査するのですか?
核実験や原発の事故などで、環境に放出される放射性物質のうち、拡散しやすいのが、ヨウ素とセシウムです。ヨウ素は半減期(放射線の量が半分になるまでの時間)が8日なのに対し、セシウムは半減期が2年(Cs-134)と30年(Cs-137)と長くなっています。飛び散った放射性物質が土壌にそのまま残ったり、成層圏まで舞い上がったものが、雨などで少しずつ地上を汚染し、農作物などに取り込まれる可能性が高いため、セシウムを検査の対象としています。
なぜ、ヨウ素の放射能検査をすることになったのですか?
ヨウ素131の半減期は8日間と短いのですが、厚生労働省からの指導を受けている各地方自治体の公開情報では、ヨウ素もセシウム134、セシウム137と同様に検査と報告の対象となっていることから、グリーンコープでも検査の対象とすることにしました。
検査はどこでしていますか?また、どんな検査機器で検査されていますか?
2011年10月からグリーンコープの「放射能測定室」で検査をスタートしました。 検査機器は、2011年10月にキャンベラジャパン(株)社製のシンチレーション放射能測定器を導入し検査を開始しました。その後、2012年2月に検査レベル、検査時間に優れるキャンベラジャパン(株)社製ゲルマニウム半導体検出器を導入し検査を行ってきています。 現在は、ゲルマニウム半導体検出器のみで検査を行っています。測定可能な核種は放射性ヨウ素、セシウム134、セシウム137の3種です。
「検出限界値」とは?
「検出限界値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
放射能の特性として、同じ機器で測定しても検体ごとに検出限界値は変動します。(※)
注)検出限界値未満とは、放射能は0ではなく、放射能は存在する可能性があるということです。
厚生労働省からも2011年9月29日付けで、検出限界値未満の結果については、測定によって得られた検出限界値を表示するよう通知が出され、国や自治体から公表される検査結果には、「不検出」や「検出せず」ではなく、検出限界値が表示されるようになりました。

※『検出限界値』の説明の「放射能の特性として、同じ機器で測定しても検体ごとに検出限界値は変動します。」についての補足。
①放射能の特性として、放射能を含んだ検体から発せられる放射線について、常時同じ強さの放射線が発せられるのではなく発せられる放射線は常に大小変動しており、また、放射線が発せられる方向についてもその検体から様々な角度で放出されています。そのため、ある単位時間(仮に1秒とします)と次の単位時間(次の1秒)の放射線量の大きさを比較するとまったく同じにはなりません。これが放射線の特性になります。
②一方、放射線は通常空中を行き交っています。宇宙線や地上の他の物質からのものです。放射能測定器は厚い鉛で覆われていますが、開閉時には空気中にある放射線の影響を受けることになります。これをバックグランドの計数といいます。このバックグランドを除き正味の測定値を算出していますが、このバックグランド分も全く影響していないとは言えないことになります。放射線の特性からバックグランドの放射能も変動します。
③よって「検体ごとに限界値が変動する」というのは、「検体を測定するごとに検体からの放射能もバックグランドの数値も変動する」というのが正確な表現になりますが、表現上分かりにくいので「検体ごとに限界値が変動する」というように説明させていただいています。
ゲルマニウム半導体検出器での放射性物質の検知の仕組みは?
(1)検体を入れる容器は円柱型で底面に、容器の内側にこぶしが入る程度の凸型があり、その部分を測定器の検知管に設置して測定し、放射能の検出は1秒間に核が崩壊した数(崩壊時に発するエネルギー)を検知管でカウントし計測しています。

(2)この検知管でカウントするタイミングを邪魔する(影響する)ものとして
①検体に含まれる成分について
特に、カリウムには栄養素としてのカリウムと同位体の放射性カリウムがあるので影響しやすいことや、その他のミネラル分や水分含有量、セシウムは水分に吸収されやすいため油脂の多い検体も結果として水分量が少なくなるため影響します。
また、土壌に含まれる鉱物などの成分もとても影響します。地球が誕生したときに地殻に取り込まれた放射性物質もあり、土壌は放射能測定にとても影響するため、検体はきれいに洗浄して処理を行うことが国の測定指針でも指導されています。
②検体は均質であることが望ましいこと
前述の通り、放射能測定は核が崩壊した時のエネルギーがどれだけスムーズに検知管に届くかがポイントであるため、検体の中に大きな塊や固いものが点在しているとその部分が邪魔をしてしまうことから検体はミキサーなどにかけてできる限り均質化しています。
③検体の比重について
同じ時間で検査を行う場合、検体の比重が重い方が検出値も検出限界値も小さくなります。乾燥しいたけを測定する場合、2Lの測定容器には600g程度しか入らないこと、逆に砂糖を多く配合したお菓子などは比重が重いため2Lでも2kg以上の重量があります。
④以上のようなことが複雑に関係しています
同じ「じゃがいも」を測定した場合でも、産地が異なると含まれる成分が異なるので結果も異なります。また、同じ産地であっても収穫直後と貯蔵後では水分値やその他の成分値もことなるので結果も異なることがあります。
このように、放射能測定は特定のものが必ず同じように影響するのではなく、様々なものが複雑に影響し合っています。

(3)空間線量の影響について
測定を行う場合、どうしても測定容器内や測定器の空間部分には空気を含んでしまうため測定に影響します。そのため検出された放射能が検体に由来するものかどうかを機械が計算するために、定期的に空間線量のバックアップを取る必要があります。特に空間線量の高い地域ではバックアップのタイミングにも配慮する必要があります。グリーンコープの放射能測定室は、毎週末にバックアップを取っています。
プルトニウム、ストロンチウムの測定はしないのですか?
2012年6月にグリーンコープの顧問の故藤田先生(物理学者:元慶応義塾大学物理学助教授)に相談し、ご指導いただいた内容です。
1、プルトニウム、ストロンチウムの測定について
(1)「プルトニウムもストロンチウムも、専門知識に基づいた分析が必要なため誰でもどこでも簡単に測定は困難です」とのことでした。
この件について放射能測定器販売会社の「キャンベラジャパン」にも問い合わせていましたが、測定器そのものはキャンベラでも販売しているが検体の事前処理が面倒であり、核に対する専門知識と処理を行う技術という点においても理工系など検査実務の経験者がなければ難しいとのことでした。
(2)また、測定に使用する検出器について、文科省の文書では以下のように記載されていました。
  ・プルトニウム・・・・シリコン半導体検出器
  ・ストロンチウム・・・低バックフタウンドベータ線測定装置
  ※横浜の同位体研究所もキャンベラ社のこの装置で測定しています。
(3)以上のことから、ハード、ソフトの両面から現状のグリーンコープでの測定は無理と判断しています。

2、ストロンチウムとセシウムの比率と人体への影響度について
(1)(独)日本原子力研修開発機構のQ&Aで調べた結果は以下の通りでした。藤田先生からも同じ内容の回答でした。
  ●放射能濃度の比率・・・セシウム-137 : ストロンチウム-90 = 1 : 0.1
  ●実行線量(人体への影響度)・・・ストロンチウム-90はセシウム137の約2倍

3、そもそも、なぜ食品はセシウムの2核種(134と137)とヨウ素-131、カリウム-40を測定するのか
(1)セシウムが最も測定しやすく、また放射能としての放出量が多いため、セシウムが検出されれば、他の核種も放出されていることが想定できるから、セシウムを測定する必要があります。
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