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若手生産者と共に飼料国産化の現場の視察・研修会を開催

一般社団法人グリーンコープ共同体

 

高品質の牛乳を安定供給するための飼料国産化、そして「新しい産直」のために

 

グリーンコープは、飼料の国産化に共同で取り組んでいる生産者団体、鳥越ネットワークが手がけるトウモロコシ・サイレージの栽培を学ぶ視察・研修会を、11月2日(木)に九州の若手生産者と共に開催します。視察・研修会には約30名が参加予定です。

サイレージとは、トウモロコシなどの作物をサイロに詰め、乳酸発酵させた飼料です。発酵によって腐敗菌やタンパク分解菌の活動を抑えるため、飼料の長期にわたる貯蔵が可能になります。

グリーンコープと生産者が目指す「新しい産直」とは
ウクライナや中東など国際情勢の流動化、さらには円安の進行によって、輸入飼料が高騰しています。かつて輸入混合飼料は1トン6万5000円程度だったのが、今では10万円にまで値上がりしています。

国際情勢や為替に影響されず、安心・安全・高品質な牛乳を安定供給するには輸入飼料に頼らない生産体制の構築、すなわち飼料の国産化が不可欠となっています。

そこで、グリーンコープは下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結し、国産飼料の製造から乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫して行える体制を新たに構築します。

具体的には「1、1000頭規模の酪農場の建設」「2、年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMRセンター建設」「3、びん牛乳工場の建設」を3者の共同経営で来年、実施します。事業規模としては、90億円の投資を予定しています。

一般的な「産直」とは、生産者とグリーンコープのような販売者の関係は「つくる、売る」という一方向の関わり方でした。ですが、上記のびん牛乳の製造では、生産者がグリーンコープと共同で牛乳や飼料をつくり、経営にも参画するという「新しい産直」を目指しています。

参加予定の生産者について
上記の「TMRセンター」は大分県日田市に来年7月の予定で開設します。今年は先行して、鳥越ネットワークが、トウモロコシ・サイレージの栽培に着手しています。

今回の視察・研修会に参加するのは、この「TMRセンター」に飼料用作物を提供予定の若手生産者たちです。グリーンコープの担当者らとともに、先行して取り組んでいる鳥越ネットワークの取り組みを視察し、現場の「生の声」を伺います。

開催概要
日時 :2023年11月2日(木)
場所:福岡県赤村役場(福岡県田川郡赤村内田1188)

<スケジュール>
13:00 集合
13:10 圃場視察
15:00 研修会(赤村役場)
17:30 終了
18:00 懇親会

お問い合わせ先
グリーンコープ共同体 組織拡大執行部 担当:浅島(アサジマ)

福岡市博多区博多駅前1丁目5-1 博多大博通ビルディング4階
TEL:092-481-5711/メール:cakydobr@greencoop.or.jp

2023年10月27日

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