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ウクライナ・ジャーナリスト連盟よりの支援メッセージ

親愛なる小若さん
親愛なるグリーンコープの皆さん

全ウクライナ・ジャーナリスト連盟(NSJU)とウクライナ慈善財団ジャーナリズム・イニシアチブは、ロシア軍によって始まったウクライナの人々に対する戦争について、情報を集め、発信する公共的な活動を続けています。私たちは記事を書いたり放送したりするだけでなく、困っている同僚を助け、職業の義務遂行に苦しんでいるジャーナリストを支援しています。

ロシア兵は、野蛮人、テロリスト、略奪者のようにウクライナで行動しています。兵士がメディア編集局に来て、財産を盗み、物的損害を与え、建物を破壊し、メディア労働者の生命と健康に危害を加えています。ジャーナリストへの攻撃、誘拐、拷問、脅迫、恐喝が、私たちに報告されています。残念ながら負傷者や死者もいて、戦争が始まってからの6週間で、18人のウクライナ人と外国人のジャーナリストが命を落としました。ウクライナで本格的な戦争が開始された2月24日以降、わが国の、何百もの地域メディアが苦しんでいます。一時は占領され、4月上旬に解放された地域(ジトミール、チェルニヒウ、キーウ、スミー地域)では、多くのメディアがゼロから仕事を復元する必要があります。その中には、ウクライナで有名な日本プロジェクトのウクライナ代表がいるテレビ局や、キーウ、オヴルチ、ナロジチ、マカリウ、エネルゴダールの町のメディアも含まれます。

私たちの団体は、メディア編集者と記者に可能な限りサポートと支援を提供しています。しかし、財源が十分でないので、外国や国際機関の同僚に依頼して、最前線のジャーナリストに、防弾チョッキ、ヘルメット、その他の保護具を渡しています。海外(ポーランド、リトアニア、ギリシャ、イギリス、スウェーデン、オランダ)からの支援で、私たちはウクライナで最も影響を受けた9地域、145人のジャーナリストを財政的に支援することができました。物資や資金を提供してくれた人や団体には心から感謝しています。しかし、物資や機材は必要な半分もなく、特に救急医療用具の不足が深刻なのに、ウクライナ全土の数千人のジャーナリストが、最前線のジャーナリストになってしまいました。

メディア自体も、深い問題に直面しています。一部の地域では紙がないので新聞を印刷することができません。経済が大きく衰退し、広告を出す企業はありません。戦争で荒廃した国では、デジタルのメディアにも広告が出ません。したがって、ウクライナでは独立系メディアを維持する資金が重要になっています。地元メディアを維持するための支援も重要です。避難したジャーナリストの多くは、仕事に戻る準備をしています。原稿を書き、オンラインで発信したいのですが、設備がありません。彼らの編集局と家が破壊されたからです。

ロシア軍の多数の検問所を通って、ジャーナリズムの資料や機器を運ぶことは非常に危険でした。人道的な大惨事の地域(マリウポリ、ハリコフ、チェルニーヒウ地域)を離れることができた同僚の状況は特に悲惨です。彼らは、ウクライナが支配する地域で、最初からやり直す必要があります。ラップトップ・パソコン、スマートフォン、カメラなどの機材が緊急に必要です。私たちは、ウクライナのジャーナリストのために、戦争が引き起こしたことを適切に分析し、情報にする方法について、専門的なトレーニングを行いたいと考えています。これが実現すれば、将来の世代に大きな貢献をすることができるでしょう。
戦争によって引き起こされた環境問題を、テーマ別に調べて報道するのをサポートするアイデアもあります。戦争がウクライナの生態系にどのように影響したか、これから生態系はどうなるか、などです。

親愛なる小若さんとグリーンコープの皆様、2019年にお世話になったことを感謝申し上げます。日本がウクライナを支援するために貢献してくれていることに感謝しております。ロシアのプロパガンダに対するウクライナのジャーナリストの戦いを支援してくださるよう、日本のみな様にお願いします。ウクライナのジャーナリストは今、全世界の「情報の最前線」にいて、必死に仕事をしています。民主主義と自由を支持する全国ジャーナリスト連盟と、そのパートナーのジャーナリズム・イニシアチブに支援をお願い申し上げます。

全ウクライナ・ジャーナリスト連盟・会長 SergiyTomilenko セルゲイ・トミレンコ
ジャーナリズム・イニシアチブ・会長 Liudmyla Mekhリュドミラ・ミャフ


親愛なるグリーンコープの皆さん AltaTVチームオレグ・ヤルモレンコ氏より

2019年に広島と長崎で開催された講演会を思い出すと、素晴らしくて楽しい気持ちが次々と浮かび上がってきます。 その後、ウクライナで再び会いたいと思っていたら、最初は新型コロナで、そして今は、ロシアの侵略者によって恐ろしい戦争が起き、残念ながら私たちは、戦争しか考えることができなくなっています。でも、日本での講演会や会議を思い出すと、素晴らしいことばかりでした。

グリーコープの代表者殿
ウクライナを支援する募金キャンペーンを、あなたがリードしてくださることに感謝します。 戦争はウクライナのすべての産業に大きな打撃を与えました。
海外のパートナーや友人の助けがなければ、ウクライナはこの致命的な戦争を生き残り、勝つことは非常に困難です。
私が率いる小さな地方テレビ会社「アルタ」も厳しい時代を迎えており、将来が心配です。 2019年末に、市は資金提供と支援をストップしました。
アルタTVのスタッフは、広告とスポンサーに希望を託しましたが、ロシアがウクライナに戦争仕掛けてからは広告とスポンサー収入が消え、私たちは収入をすべて失いました。しかし、私たちは、戦争中に住民に情報を知らせることの重要性を理解しているので、人数は少ないですが、私たちのスタッフは引き続き機能しています。
残念ながら機器にも問題があり、多数を新しいものと交換する必要があります。ですから、ウクライナを支援する機会があれば、ぜひアルタTVも助けてください。
私たちは、この激しい戦争に勝ち、ウクライナの人々が生き残ると信じています。そして、戦争が終わると、新しい復活の段階が始まります。

私たちは平和、そして、あなたの健康と成功を願っています。

AltaTVチーム
オレグ・ヤルモレンコ

2022年4月10日

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