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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(7月20日)

 【7月20日(火)】

(1)稼働人数
合計8名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)本日の片付支援
①人吉市五日町で被災したお茶の五木園で、解体準備のため、2階にある荷物の搬出作業のお手伝いをしました。ここは住居とお茶の製造工場が一緒になっていて、長い期間建て増しを繰り返してきた建物で、中に入ってみると奥行きの長さに圧倒されるほどでした。元々の奥の家は140年前の歴史ある建物ですが、今回の水害で奥の建物の地盤が下がり傾いてしまったようです。そのままではいずれ倒壊する危険性があり、そうなると増築された家も将棋倒しのように共倒れする危険性があるそうです。そうならない為に全体的な補強工事をするにしても数千万のお金が必要となることから、今回、解体という判断を強いられる事になられたそうです。思い出の家具を少しでも残したいと仮設住宅に移動させましたが、狭い仮設住宅では多くの家具は置けないので、本当は残したいが、廃棄せざるを得ないという家具も多くありました。
②被災した物の廃棄を依頼され、一度は終了したかに見えた大和一酒造元でしたが、工場の修復再建が進む中、まだまだ廃棄せざるを得ない物が出てきた様子で、再度廃棄の依頼がありました。炎天下のとても暑い中で、分別をしながらの作業で大変ではありましたが、依頼された物は軽トラック2台分で、あと少しを残して、ほぼ完了しました。しかし、今は残しておきたいと思われる物でも、判断つかない物があるようで、まだ今後も廃棄する物が出てくるのではないかと思います。出てきたら気軽にお声掛け下さいと、お伝えしました。

   

(4)その他
①球磨村渡地区にある仮設団地3箇所(多目的仮設団地、さくらドーム仮設団地、グランド仮設団地)と、渡地区の4箇所(境目、立野、糸原、水篠)で移動販売を行いました。
本日は 29名の方が買い物に来られました。
球磨村多目的広場仮設団地では、このところみえなかった利用者の方が久しぶりに来られました。病気で入院されていて12キロも痩せてしまったとのことでした。今日は、惣菜とヨーグルトを購入されました。
いつも家族の分もとたくさん惣菜を購入される方が「息子たちはゴーヤや高野豆腐は食べんと。鶏肉は好きなんだけど。」と言われ、唐揚げなどの鶏肉のおかず単品の惣菜のリクエストがありました。
さくらドーム仮設団地では、利用者の方より「プランターできゅうりがたくさんできたので、いっぱい食べている。」と言われ、「水やりが大変。」とのことでした。外の水道は止めているので、大きなバケツに雨水を溜めてそれをまくようにしているそうです。
グランド仮設団地では、豪雨前は渡に住んでいて、家も倉庫もすべて流されたという方が、「下原田に新しい家を建てたけん、8月末には引っ越す。」とのことでした。「仮設のほうが顔見知りが多くて安心。新しい土地はどうだろか。」と不安そうでした。これからはこうした家の新築やリフォーム完了による引っ越しが増えそうです。おめでたいことではありますが、また新しい不安を抱えられることも多くなりそうです。
球磨村渡地区境目では、常連のみなさんがお買い物をされ、甘いお菓子や粉洗剤のリクエストがありました。
立野では、到着前に豆腐が売り切れてしまい、申し訳なかったです。てんぷら油やこんにゃくなどのリクエストがありました。
糸原では、常連の方が道で待っておられました。「午前中に栗山でひと仕事してきたけん、もう仕事は終わり。あとは家でのんびりする。暴れん坊将軍ば見なん!」と、相変わらずお元気そうでした。
水篠で大きな一軒家に一人暮らしの女性が、昔はこの家に7人で住んでいた話、自分の山の木で建てた家で、外には五右衛門風呂もあった、など昔話をたくさんしてくださいました。こちらも自分の祖母の家のことなどを思い出し、話が弾みました。

 

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2021年7月26日

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