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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(5月13日)

 【5月13日(木)】

(1)稼働人数
合計7名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)本日の片付け支援
人吉球磨youth powerのメンバー1名と、人吉市で被災した、創業123年の歴史ある大和一酒造元で、被災して使用できなくなったガラス瓶や、製造工程で使用されていた機械等の分別、廃棄を行いました。一部製造が今年4月より再開しましたが、水害で工場建物の2階に近い部分まで浸水しており、工場内には今は使用出来ていない大きなタンクが沢山傾いたままで、水害の爪痕の大きさを感じるような被害が未だに残っている様子でした。本格的な稼働までには、まだまだ時間がかかりそうですが、少しずつでも進めて行ければと思いました。

  

(4)その他
芦北町白石地区、芦北町女島仮設団地、球磨村神瀬地区7箇所(日当、永椎、四蔵、松野、上原、蔀、松本)で地域の見守り活動を含む移動販売を行いました。
本日は19名の方が買い物に来られました。
球磨村松本ではいつも買い物される男性の方が今日も出て来られ、「前に買ったでこぽんがおいしかったから。」と今日も3袋も購入されました。私達に対して「風邪ひかないようにね。」と声がけしてくださり、来週はソーセージが欲しいとリクエストいただきました。
芦北町女島仮設住宅では、骨折で入院されていた白石地区の方が退院され、「まだ不安だから。」と、娘さんご夫婦がいる、この仮設団地におられました。かなりお元気そうで、「来週には白石に戻る。」と言われていました。車椅子の高齢男性は、機嫌のよい日が多く、今日もたくさんお話しされました。義足になったばかりのころはとても脚が痛かったことや、前に購入された知覧茶があまり好みに合わなかったことなど伺い、来週は違うお茶をお持ちすることになりました。仮設に一人で暮らしておられるので、きっと寂しいのだろうと感じました。しかし、移動販売が少しずつこの方の楽しみになってきているのかな、と感じました。スナップえんどうを購入された高齢女性からは、スナップえんどうのおいしい食べ方のレシピを教えてもらいました。とても社交的な方でたくさんおしゃべりをされ、「仮設のお友達と一緒に食べるから。」と刺し身やヨーグルトをたくさん購入されました。先週、野菜ジュースをリクエストされていた方のところに野菜ジュースをお届けしたら大変喜ばれ、「硬くてフタを開けるのが大変。」と言われたので、フタを少し緩めてお渡ししました。足が不自由な方なので、「どこにも行けないし、熊本にいる子どももコロナ禍で全然来れない。」ととても寂しそうでした。「週1回の移動販売が楽しみで仕方ない。」という嬉しい言葉をいただきましたが、この方の孤独を思うと胸がつまりました。
球磨村神瀬地区日当で、庭にとても美しい花をたくさん咲かせているお宅では、鹿や猿との熾烈な攻防のお話を伺いました。
神瀬地区四蔵では、ご夫婦でじゃがいもの収穫をされている中、手を休めて買い物されました。
球磨村神瀬地区上原では、いつも買い物される方が、「うちは9部屋もある大きな家で卓球場まであるけど、今は昼間は私一人だけ。ほとんど誰もいないから寂しい。家が大きいのも困りものだ。」と話をされました。それだけ大きな家だと昔はさぞかし賑やかに暮らされていたんだろうと思うと、その寂しさは想像に余りあると感じました。移動販売でのお買い物で少しでも気持ちが晴れるとよいのだけど、と思いました。
球磨村神瀬地区蔀では、元気カーが到着するときには、すでに5人集まってベンチで待っておられました。賑やかに買い物をしながら、一人の方から「大瀬には行きよると?」と尋ねられたので、金曜に回っていることをお伝えしました。もしも回っていなければ行ってほしかったようで、回っていると聞いて安心されたようでした。自分達が利用するだけでなく、他の人にも利用させてあげたいと思っていただけていることが感じられた嬉しい会話でした。

  

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2021年5月17日

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