稲WCS(稲発酵粗飼料)収穫の視察を熊本で実施
一般社団法人グリーンコープ共同体
※当初は8月30日(金)に実施予定でしたが、台風10号の影響を考慮して、9月7日(土)に収穫を実施することになりました。
物価高、円安にも負けない「日本一の高品質で安い、びん牛乳」実現のために
グリーンコープは、地元生産者とグリーンコープの組合員理事、ワーカーズ、職員といった関係者が一同に集い、稲WCS(稲発酵粗飼料)の収穫を視察します。
今回の視察は年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMR(注:Total Mixed Ration の頭文字・「混合飼料」の意味)センターの稼働開始のタイミングで、関係者が集い生産者から稲WCS(稲発酵粗飼料)や現状について学ぶことを目的としています。
「日本一の高品質で安い、びん牛乳」実現のために
ウクライナや中東などの国際情勢の流動化、さらには歴史的な円安で、輸入配合飼料がかつてないほど高騰しています。農畜産業振興機構の統計ではトウモロコシ1キロあたりの輸入価格は、10年前の27円から、昨年度は43円超に高騰しています。
国際情勢や為替に影響されず、将来にわたって安心・安全・高品質な牛乳を安定供給するには、国産の飼料で牛乳を安定供給できる一貫体制の構築が不可欠です。
そこでグリーンコープは昨年、下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結しました。3者共同で国産飼料の製造から乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫して行える体制をこの夏、新たに構築します。
この協定に基づき、グリーンコープは下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と共同で「1000頭の乳牛と酪農場、年間8000トンの生乳、年間700万本の牛乳、年間2万2000トンの堆肥、195ヘクタールの農地」の規模でカタチにする日本最大級の取り組みです。
具体的には「1. 1000頭規模の酪農場」「2. 年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMR(注:Total Mixed Ration の頭文字・「混合飼料」の意味)センター」「3. 年間700万本のびん牛乳工場」を建設します。そして今月から、ついに「TMRセンター」の稼働がスタートします。
それぞれの経営は3者共同で出資、設立した会社が担います。生産者が酪農場、そして、びん牛乳工場、TMRセンターに出資し、経営にまで携わるのは極めて珍しい事例です。生産と流通が一体となって経営まで担う「新しい産直」を目指しています。
収穫実施概要
日 時/9月7日(土)10:00~11:00
集合場所/苓北町役場(熊本県天草郡苓北町志岐660)
お問い合わせ先
グリーンコープ共同体
組織拡大執行部 担当:浅島(アサジマ)
福岡市博多区博多駅前1丁目5-1 博多大博通ビルディング4階
TEL 092-481-5711
メール cakydobr@greencoop.or.jp
2024年8月29日