連合会 商品おすすめ委員会の「2025年度 みかん産地視察・交流」の報告です
2025年度 みかん産地視察・交流
日 程:2025年8月26日(火)
場 所:アグリネット(熊本県熊本市西区河内町船津)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員・ワーカーズ・職員 50名
生産者 23名
同行事務局 5名
連合会商品おすすめ委員会では、早期予約みかんの取り組みに連動して、毎年、九州に11ヵ所ある産地の1つに生産者と組合員が一堂に会し、交流を行っています。2025年度はアグリネット(熊本県熊本市西区河内町船津)を訪問し、視察・交流を行いました。
<アグリネット 東さんの圃場>

集合場所の天水公民館からアグリネットの圃場へ行きました。山手のほうに進むにつれて段々畑の景色が見られるようになり、視察場所へ到着。
暑さ対策を万全にして、圃場へ向かうとふかふかの地面から生えた木に緑色をしたみかんの果実を見ることができました。

東さん親子より圃場の様子や作柄について説明いただきました。

アグリネットは、温州みかんの他、チャンドラポメロや不知火、河内晩柑をグリーンコープに出荷されています。愛情たっぷりに栽培されている様子を視察できて、注文できる日がますます楽しみになりました。

昨年度に比べて日焼けをして茶褐色になったみかんは少ない様子でしたが、暑さと強い日差しのせいで葉がくるっと巻いている木もありました。一番苦労するのは、草取りだそうです。また、果皮を食べるカタツムリやいろいろな害虫の話、みかんの木の植え付けや、グリーンコープ基準の農薬や肥料など、さまざまなお話を伺うことができました。
(グリーンコープ生協ひろしま 水本)

<交流会の様子>
天水公民館での交流会では、各産地の最新情報を共有できました。今年は表年で豊作、味も良いことが期待されながら、雨不足による日照り、集中豪雨、害獣被害など困難も多く、生産者は気候変動の影響を痛感されていました。自然の力で美味しさを引き出す方法で作られる産直みかんは安心・安全で、早期予約なら価格も安定しています。組合員は草刈りや害獣退治はできませんが、予約や利用普及で応援できることを確認しました。
(グリーンコープ生協さが 野田)

みかんジュースで乾杯して、昼食交流が始まりました。

どのグループも、みかんの話で盛り上がっていました。

生産者の紹介もかねて、今年の作柄を報告いただきました。若い生産者も増えつつあります。

各単協からの報告では、組合員より、さまざまな工夫を凝らしたり、グッズなどを使った早期予約の取り組みを元気に報告しました。

組合員からの感謝のメッセージを贈呈しました。
<参加者の感想>
・一番印象的だったのは、天水グループの生産者がメッセージを受け取られた後、席に戻られてすぐに開封して中を読まれていました。待ちきれずに開けて読まれる姿が、とても嬉しかったです。昼食交流ではアットホームな感じで、話が弾みました。
・昨年は裏年の裏で、本当に良くない状態と言われていましたが、今年は一応表年なので、去年より実が付いていてまあまあよい方だと言われました。8月中旬の集中豪雨に遭った川上農園では、災害級の雨が2日間で降り、機械が流されてしまい、ショベルカーに乗って道を作らないといけなかったと聞きました。ただ、みかんの被害は少なかったと言われていたので安心しました。Eプラントクマモトは豪雨で川が氾濫し、石垣が壊れたそうです。天水グループの78歳の生産者は、今まで経験したことのないことが毎年起こるので、長年の経験があてにならないと言われていました。注文したらみかんが届くことは、当たり前ではなく、貴重なことになっていると感じました。すごく頑張って作ってくださっていることを伝えていかなければと強く思いました。
・みのり会の生産者は、昨年、みかんの収穫が終わって中晩柑の畑に行くと、猿が来て食べ尽くしており、全滅してしまったそうです。猿は一度味を覚えてしまうと、毎年来るので、今年も来るのではないかと心配だと言われていました。昨年からグリーンコープに出荷し始めた天水グループの生産者は、交流会に初めて参加し、組合員から「美味しい」や「頑張ってください」と言われる交流がすごく励みになって癒されましたと、とても喜ばれていました。組合員の声を直接届けられるグリーンコープの顔と顔の見える関係のすばらしさを実感しました。
・グループ交流では柑橘部会長と同じテーブルでしたが、今期ネオニコチノイド系農薬を使用することについて話されました。自分たちも年を重ね、生産者が減っていく中、若い人に新規就農で入ってきてほしいと思う時に、いきなりグリーンコープの基準で作るのはすごく難しいので、ハードルを下げることも必要かと考えたと言われました。カタログGREENにネオニコチノイド系農薬不使用マークが付かないことは残念ですが、話を聞くと、生産者も長期的な目で考えて、頑張ってくださっていることを感じました。
<視察を終えて>
生産者と各単協から組合員・ワーカーズ・職員と計78名が参加し、アグリネットの東さん親子の圃場を視察しました。圃場に足を踏み入れると、除草剤不使用のため土がフカフカとしており、収穫まで約1ヵ月となった産直みかんが丸々と大きくなっていました。段々畑になった圃場は、水はけも良く、有明海からの海風が当たり美味しくなるそうです。交流会では、産直みかん生産者の各地の生育状況や8月の豪雨被害のことなどをお聞きしました。猛暑の中での除草作業は、早朝や夕方に行うなど工夫しているが、それでも熱中症や疲れでごはんの時に茶碗が持てなくなる程だと言われていました。除草剤・摘果剤不使用で栽培する生産者は、他を探してもほとんどいないと言われる中、グリーンコープの生産者は組合員の思いに寄り添い、「美味しいみかんを組合員に届けたい」と日々、頑張ってくださっています。近年の過酷な環境の中、減農薬で栽培することの大変さを知り、生産者の応援につながる早期予約はとても大切な取り組みだと皆で共有しました。安心・安全で甘味と酸味のバランスが最高の産直みかんを多くの組合員に食べてもらいたいと、早期予約・利用普及に向けて、オールグリーンコープで取り組みました。

生産者のみなさんと集合写真
連合会商品おすすめ委員会
2026年1月22日
