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連合会 商品おすすめ委員会の「2024年度 北海道A ノザワ農場・大塚ファーム・ふらの特別栽培研究会との視察・交流」の報告です

2024年度 北海道A ノザワ農場・大塚ファーム・ふらの特別栽培研究会との視察・交流

日 時:2024年7月11日(木)~13日(土)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
視察先:・ノザワ農場:玉ねぎ
    ・大塚ファーム:ズッキーニ、四つ葉カラフルミニトマト
    ・ふらの特別栽培研究会:メロン
参加者:組合員  9名
    同行事務局 2名

 

<はじめに>

グリーンコープではこれまで遠隔地の視察・交流として、産地に出向き視察・交流を行う取り組みや、産地から生産者に来訪いただいて委員会や単協で交流会を行う取り組みを開催しています。
2024年度、北海道のノザワ農場・大塚ファーム・ふらの特別栽培研究会に出向いて、新しい産地の状況や地域の様子を知り、交流を深め農産物の利用普及につながるように視察・交流を行いました。
視察・交流の様子を紹介します。

 

【7月11日(木)】
◆北海道エア・ウォーター・アグリ株式会社(ノザワ農場出荷場)視察

広い敷地に大きな保管庫や加工場を備え、保管庫では有機と慣行栽培の農作物が分別管理されていました。冷蔵管理は雪室で行われ、農産物が傷みなく組合員に届くよう温度管理も注意・工夫されていました。加工場では、かぼちゃ、ブロッコリー、カット玉ねぎの冷凍商品が生産されていました。グリーンコープの産直は、生産者と組合員の間を取り持つ流通の仕組みやそこで尽力してくださる方々によっても支えられていることを実感しました。

グリーンコープ生協おかやま 平田

◆ノザワ農場 視察・交流

JAS有機と特別栽培の玉ねぎ・紫玉ねぎを栽培していて、圃場の面積は20haでそのうちJAS有機認証は18haです。4月苗の移植から8月収穫時までの4か月間で草取りが一番大変な作業になります。農薬をなるべく使わないよう、土作りにこだわられています。自家製堆肥はもみ殻、木のチップ、米ぬか、菜種かすなど植物性を使った土壌で育った玉ねぎはとても肉厚で甘みの中に辛味もあります。グリーンコープでは、S~2Lを混ぜて箱で出荷しています。

グリーンコープかごしま生協 上園

 

【7月12日(金)】
◆ふらの特別栽培研究会(名和氏圃場)視察・交流

ふらの特別栽培研究会の名和さんは80年以上続く農家の4代目。栽培が難しいメロンをなるべく農薬を使用しないで特別栽培している貴重な生産者です。メロン農家が減少する中、しっかりした考えを持って、困難を乗り越えながら私たちに安全で美味しいメロンを届けてくれることに感謝でいっぱいです。メロンが注文できる時期は限られています。カタログGREENに『産直富良野メロン』が出た時はぜひ美味しさを味わってくださいね。 

グリーンコープ生協おおいた 久保田

◆富良野地方卸売市場株式会社(ふらの特別栽培研究会出荷場)視察

人参、玉ねぎ、アスパラガス、メロン、ブロッコリー、かぼちゃなど、富良野をはじめ北海道全般から厳選した農産物を取り扱い、全国に出荷されています。
富良野メロンが出荷される様子を見学しました。特別栽培農産物と記されているメロンは名和さんが出荷したものだけで、特別栽培のシールが貼られているメロンを見ることができました。

 

【7月13日(土)】
◆大塚ファーム 視察・交流 作業体験

たくさんの種類のミニトマトのハウスを見せていただき、その都度試食をさせていただいてフルーツのように美味しく感動しました。ズッキーニの収穫体験もさせていただきました。意外にやわらかくてハサミを入れると簡単に収穫できました。様々な工夫をして有機栽培をされ、農福連携や農業後継者の育成にも力を注がれている大塚ファームのみなさんはとても素敵な笑顔で頑張られていました。ミニトマトやズッキーニ、干し芋を買って遠くから応援していきたいと思います。

グリーンコープ生協ひろしま 宮﨑

 

<おわりに>

今回が初めての視察となり、それぞれの産地の様子を知ることができました。ノザワ農場は、1年間に1品目の有機JAS玉ねぎを専業で栽培されています。一般の玉ねぎは病気にかからないように一皮一皮に農薬がかかっているそうですが、野沢さんは、様々なリスクから守るために自家製の堆肥づくりを大切に、木酢を使って害虫対策など、様々に工夫されていました。メロンを栽培されているふらの特別栽培研究会では、「メロンは手」と言われるほど大変手がかかる中、さらに土壌消毒剤を使用せずに栽培されていました。減農薬栽培をしている生産者は、北海道で名和さん1人と言われており、その貴重さに驚きました。大塚ファームでは、これから100年続く農業を目指して、有機JASのミニトマトやズッキーニなどを栽培し、障がいのある方も作業しやすいように工夫されていました。
組合員と生産者が顔を合わせて交流し、青果が届くのを楽しみにしていることや、美味しい!いつもありがとう!とお伝えすると、生産者の皆さんはとても喜ばれていました。有機栽培や減農薬栽培の生産者にお会いし、顔と顔が見える関係を築けることの嬉しさや大切さを実感しました。誇りをもって栽培されている青果を、多くの組合員に伝え味わってもらいたいと、利用普及につなげました。

連合会商品おすすめ委員会

2025年6月10日

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