連合会 商品おすすめ委員会の「2024年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流」の報告です
2024年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流
日 程:2024年11月7日(木)
場 所:JA柳川及び圃場
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:連合会おすすめ委員会メンバー 12名
JA柳川普通作研究会 4名
JA柳川 6名
JA全農 1名
JA全農ふくれん 2名
豆腐部会 4名
・(株)諸富食品(豆腐)
・原野食品工業(有)(揚げ)
・マルキン食品(株)(豆腐・納豆)
(株)森光商店 1名
共同体組合員事務局 3名
連合会職員事務局 1名
<はじめに>
日本の大豆自給率は約6%とわずかですが、グリーンコープで取り扱っている豆腐と納豆の原料は、国産大豆を100%使用しています。連合会商品おすすめ委員会では毎年、貴重な納豆用・豆腐用大豆の栽培を行っているJAむなかた・JA筑前あさくら・JA柳川を順番に訪問し、生産者、農協、大豆商品メーカーと交流を行っています。2024年度はJA柳川を訪問し、交流を行った様子を紹介します。
<大豆圃場見学>
秋晴れの陽射しを受けて、大豆畑一面に黄金の世界が広がっていました。
大豆づくりの1年間の作業などお話を伺いました。
品種、播種日、使用した薬と日付、開花日を掲示しています。
2週間後に収穫を控えた大豆の圃場は茶色に色づいていました。タネを蒔いてから雨の降るタイミングが重要なようです。今年はなかなか雨に恵まれず、茎が思うように伸びず通常より短く、大豆の豆が三つよりも二つの莢が多くなっていました。
近年の気候の変化の中、今までの経験では測れないお天気に生産者の方もご苦労されていました。貴重な国産大豆や大豆製品が当たり前のように購入できる事に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
グリーンコープ生協みやざき 松尾
大豆と米を毎年交互に栽培し、稲作の際に山で培われた栄養が水に混ざって田んぼに入ることで、大豆も豊かな土で育てられていることを知りました。畑ではひざ丈くらいの大豆が茶色く乾いており、莢の中でカラカラと音がする状態が収穫の目安だそうで、数日後には収穫するとのことでした。雨が少なかったりカメムシの害があったりと、ご苦労も多い様子でしたが、貴重な国産大豆をJAと協力して作ってくださっていて心強く感じました。
グリーンコープかごしま生協 今吉
<昼食・交流>
6つのグループに分かれ、昼食・交流を行いました。
グリーンコープの納豆や油揚げ、豆腐のメーカーからこだわりなど、様々な工夫をされている様子が分かり、たくさん食べて応援したいと思います。
グリーンコープ生協ひろしま 水本
大豆の栽培から、豆腐、納豆、揚げになるまでの流れを知ることができました。
生産者からは今年の生育の様子を、豆腐部会からは貴重な国産大豆を使った商品づくりについてお話をうかがいました。とても分かりやすい説明で、多くの組合員へ伝えたいと思いました。
グリーンコープ生協くまもと 柴田
JA柳川に大豆生産者やメーカー、組合員など計34名が集まりました。従来の「フクユタカ」から「ふくよかまる」に変更され、収穫間際の圃場を見学しました。今年も猛暑や雨不足により栽培することが難しく、「ふくよかまる」の特性である莢が高い位置にできずに、収穫の際にロスが出てしまうと生産者が残念そうに話されていました。お昼からは、大豆生産者とその大切な大豆を使ってこだわりの納豆や豆腐・あげを作ってくださるメーカーの思いをお聞きしました。食用大豆の自給率が6%と低い中、non-GMOの国産大豆で安心・安全な商品が購入できるのは、とても貴重でありがたいことだと実感しました。日本の食文化に欠かせない大豆の国産化が広がるように、国産大豆100%のグリーンコープ商品の素晴らしさを伝え、利用普及に取り組みました。
連合会商品おすすめ委員会
2025年2月10日