ネット注文GCweb 組合員の方はこちら
G
C
W
e
b




  ログイン

連合会 商品おすすめ委員会の「2024年度 みかん産地視察・交流」の報告です

2024年度 みかん産地視察・交流

日 時:2024年8月27日(火)
場 所:Eプラントクマモト(熊本県玉名郡玉東町)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員 42名
    生産者 25名
    同行事務局 4名

連合会商品おすすめ委員会では、早期予約みかんの取り組みに連動して、毎年、九州に11ヵ所ある産地の1つに生産者と組合員が一堂に会し、交流を行っています。2024年度はEプラントクマモト(熊本県玉名郡玉東町)を訪問し、視察・交流を行いました。

 

Eプラントクマモト 大隅さんの圃場  
台風が近づいていましたが、照りつける日差しの中、さわやかな風が通り抜けていました。

日陰のない園地はとても暑く、日頃の作業の大変さを実感しました。
朝早い時間から11時くらいまで作業をし、暑さがピークの時間は休憩、夕方近くからまた作業を再開されるそうです。

雨が降らず、日差しの強さでみかんが日焼けをしています。
一部だけでも日焼けしたみかんは、水分が抜けて固くなり出荷対象外となります。

生産者から今年の作柄状況や圃場の様子、作業の大変さなどをお聞きしました。

雨が降らず、暑さで丸まっている葉っぱ。
「葉も疲弊している」と言われていました。

少雨傾向でみかんは甘くなるが、収量が少なくなる見込みだそうです。
成長途中のみかんを試食したら、まだまだ酸っぱかったです。

 

<交流会の様子>

みかんジュースで乾杯して、昼食交流が始まりました。

どのグループも、みかんの話で盛り上がっていました。

生産者の紹介もかねて、今年の作柄を報告いただきました。
若い生産者も増えつつあります。

各単協からの報告では、組合員より、さまざまな工夫を凝らしたり、グッズなどを使ったりして早期予約の取り組みを元気に報告しました。

組合員からの感謝のメッセージを贈呈しました。

 

<参加者の感想>
・地球温暖化や異常気象の深刻さ、自然相手に様々に対応しながら栽培を続けていくことの難しさを実感しました。今年は昨年よりもさらに暑かったそうで、ここ数年の気温の上昇、また病害虫、鹿や猪などの害獣や鳥への対策に頭を悩ませることも多く、だんだんとみかんの栽培も難しくなっているようで、この状況がこの先も続いていけば、今までのようにみかんが作れなくなるかもしれないとも言われていました。ですが、このような状況ではあるが組合員に安心安全で美味しいみかんを届けるためにできる限り頑張るとの言葉を聞き、貴重な産直みかんが食べられることは日々努力をされている生産者のおかげだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
・生産者の皆さんは、年々ひどくなる猛暑、進む高齢化、気候変動がもたらす鳥獣害や虫害の変化に苦慮しながらも、私たち組合員の希望に応えようと、除草剤を使わず農薬を減らして栽培してくださっています。今回の交流を通じて、今のままの栽培を続けられない時がくるのではないか、と考えさせられました。同時に、安心安全な産直みかんは当たり前にあるものではないということを、組合員に伝える責任が私たち活動組合員にはあると感じました。
・私たちが食べたいみかんを作るためにいろいろな作業や工夫をされている生産者の皆さまには感謝しかありません。これからも安心してみかんを育てていただけるよう、組合員の皆さんにも視察・交流の様子を伝え、早期予約・利用普及に繋がる取り組みをしていきたいと思います。

 

<視察を終えて>
生産者と各単協から組合員・ワーカーズ・職員と計71名が参加し、今年度は、Eプラントクマモトの大隅さんの圃場を視察しました。「みなさんが圃場に来てくれて嬉しい」と、生産者がこの日を待たれていたことを知り、顔と顔の見える産直関係が生産者の応援に繋がっていることを実感しました。しかし、圃場での現状はたいへん厳しく、春先の長雨の後は雨が降らず、みかんの葉が内巻きに乾燥していました。生産者は、「風が強いとみかんに傷をつけて出荷できなくなるが、台風でも恵みの雨がほしい」と口を揃えて言われていました。また、太陽が照りつけたみかんは一部が黄色く日焼けしており、出荷ができないものが多く見受けられました。猛暑の中での除草作業や、気候変動がもたらす被害の中で、安定して栽培することが本当に難しいという現状を知り、応援に繋がる早期予約の大切さを共有しました。早期予約・利用普及に向けて、思いを一つに、オールグリーンコープで取り組みました。


生産者のみなさんと集合写真

連合会商品おすすめ委員会

2024年11月14日

TOPへ