連合会 商品おすすめ委員会の「2025年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流」の報告です
2025年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流
日 程:2025年11月6日(木)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
場 所:JAむなかた及び圃場
参加者:連合会おすすめ委員会メンバー 9名
JAむなかた大豆部会 5名
JAむなかた 6名
JA全農 2名
JA全農ふくれん 2名
豆腐部会 4名
・内田安喜商店株式会社(豆腐)
・有限会社平野食品
・原野食品工業有限会社(揚げ)
・マルキン食品株式会社(豆腐・納豆)
株式会社森光商店 2名
共同体組合員事務局 3名
連合会職員事務局 1名
<はじめに>
日本の大豆自給率は約7%とわずかですが、グリーンコープで取り扱っている豆腐と納豆の原料は、国産大豆を100%使用しています。連合会商品おすすめ委員会では毎年、貴重な納豆用・豆腐用大豆の栽培を行っているJAむなかた・JA筑前あさくら・JA柳川を順番に訪問し、生産者、農協、大豆商品メーカーと交流を行っています。2025年度はJAむなかたを訪問し、交流を行った様子を紹介します。
<カントリーエレベーター視察>

まず最初に「JAむなかたカントリーエレベーター」内を見学しました。令和2年に稼働開始したまだ新しい施設です。収穫した麦(小麦・大麦)・米・大豆はここに運ばれます。トラックごと計量した後、粗選機で大まかなゴミが取り除かれた大豆は、次に除湿された風で水分量12%まで乾燥されます。ある程度たまったら大豆の形や粒の大きさ(小粒・中粒・大粒)を機械を通して選別し梱包され、あとは出荷を待つだけです。見学時は大豆の収穫がまだ始まっていませんでしたが、この施設がフル稼働するくらい収穫量が多いことを願いつつ、大豆の圃場へ向かいました。
グリーンコープ生協おかやま 鐘築
<大豆圃場視察>

よく見るとここにもカメムシが・・・

今年は梅雨が早く終わったので、一気に種を蒔くことが出来たそうです。8月に雨が大量に降り、水に浸かった畑や、海側では塩分で枯れてしまった圃場もあったそうです。カメムシが実を吸うと葉に栄養がいかないため、枯れずに青いままです。葉が青い株は大豆が熟していないので、雑草のアサガオと手作業で除去します。今年は例年と同じくらいは収穫できるそうです。
グリーンコープ生協くまもと 柴田

秋晴れの陽射しを受けて、大豆畑の黄金の世界が広がっていますが、今年は青いままの株が見受けられます。
<交流の様子>
6つのグループに分かれ、昼食・交流を行いました。

JAむなかたからは、豆腐やみその家計支出額は減少傾向にある中、国産大豆の需要を拡大するために、ホームページの作成やコンテスト、マルシェに参加した拡大活動の報告があり、メーカーからは、九州産ふくよかまる大豆を100%使用した商品づくりのこだわりや、容器の工夫などを聞きました。生産者からは今年の国産大豆の生育の様子や、8月の豪雨被害、害虫被害など聞くことができました。交流を通じて、安心・安全で美味しい国産大豆、国産大豆製品を手に入れることは当たり前ではないということ、国産大豆を取り巻く現状や課題を共有できたことは非常に有意義でした。たくさん利用することが、生産者を守ることへと繋がっていき、私たちの食の安全にも繋がります。安心安全で美味しい国産大豆、国産大豆製品をみんなでたくさん利用していきましょう。
グリーンコープ生協(長崎) 松永

JAむなかた大豆部会 麻生会長

大豆部会の麻生会長からは、効率的な大規模農業への取り組みや、理想と現実の間での苦労を聞きました。農薬や害獣被害、機械や資材の課題など、現場の現状も共有され、国産大豆を支える生産者や豆腐・うすあげ・納豆メーカーの努力の裏側を知る機会となりました。多くの方々の力で私たちが安心して商品を利用できることを改めて感じ、今後もグリーンコープの商品の魅力を広めていきたいと思いました。
グリーンコープ生協ふくおか 西本

JAむなかたのカントリーエレベーターでは、大豆を貯蔵する大きなサイロや乾燥させる機械など、出荷までの一連の流れを見学しました。圃場見学では、8月の豪雨で浸冠水したことやカメムシの被害状況など、異常気象の影響が多く見られました。交流会では、昔ながらの製造方法で作られるカット豆腐について、30年前に比べ約600トンも製造量が減少し、使っている機械も昔の約4倍の価格になっていることなど、生産者だけでなくメーカーを取り巻く厳しい現状もお聞きしました。
大豆生産者やメーカー、組合員が一堂に顔を合わせる貴重な機会に、それぞれの立場から今年の大豆生産の様子やグリーンコープの大豆製品について共有し、思いを深めました。国産大豆100%で作られるグリーンコープ商品は、美味しさだけでなく、利用することで私たちの未来の食卓を守ることにつながります。輸入大豆の多くが遺伝子組み換え作物である現状を伝え、安心・安全な国産大豆の貴重さを多くの組合員に知ってもらいたいと、利用普及に取り組みました。
連合会商品おすすめ委員会
2026年3月24日
