連合会 商品おすすめ委員会の「2025年度 沖縄(ハナナス、西表農園)との視察・交流」の報告です
2025年度 沖縄(ハナナス、西表農園)との視察・交流
日 程:2025年4月21日(月)~22日(火)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
視察先:ハナナス(沖縄県石垣市)
西表農園(沖縄県八重山郡竹富町)
参加者:組合員 8名
同行事務局 2名
<はじめに>
グリーンコープでは産地に出向き視察・交流を行う取り組みや、産地から生産者に来訪いただいて交流会を行う取り組みを開催しています。
2025年度の遠隔地の視察・交流の一つとして、パインやマンゴーを出荷いただいている沖縄県の生産者グループ「ハナナス」と「西表農園」との視察・交流を実施しました。
視察・交流の様子を紹介します。
4月21日(月) ハナナスとの視察・交流(出荷品目:パイン)
4月にも関わらず蒸し暑い日でしたが、春先には気温が上がらず収穫が遅れているとのお話に異常気象の影響を感じました。服に刺さる丈夫で鋭い葉を、痛い痛いとかき分けながら、薄く色づいたパインの収穫を体験しました。機械が入らず全てが手作業です。重労働を経て、美味しいパインが届けられていることに感謝しました。
グリーンコープ生協おかやま 平田
パインの葉は思った以上に固く、鋭いギザギザで、収穫時には手や足を傷つけることもあるそうです。ねずみ、いのしし、キジ、カラス、クジャクなど、パインの天敵は沢山!害獣避けのネットの下に手を入れて、色付いたパインを鎌で一つひとつ刈り取り、背中に背負ったカゴに手早く入れていく様子は圧巻!カゴは20キロにもなるそうです。4月でも気温が30度近い炎天下の中での作業は過酷で、出荷してくださる生産者の方々への感謝の思いが深まりました。
グリーンコープ生協ふくおか 西本

パインの圃場にて生産者の當間さんよりお話を伺いました

収穫体験の様子

集合写真
4月22日(火) 西表農園との視察・交流(出荷品目:パイン、マンゴー)
西表農園は、那覇空港から石垣空港まで飛行機で約1時間、石垣離島ターミナルから西表島の上原港まで高速船で約1時間、港から車で約10分のところにありました。
西表農園では、パインとマンゴーが作られています。見渡す限りパインの圃場が広がり、たくさんのピーチパインが実っていて丁度、収穫の時期でした。農薬はほとんど使用せず作られたパインは、安心・安全で糖度が高く芯の部分まで美味しくいただけます。2025年から登場した西表島パイン(ホワイトココ)が楽しみです。
マンゴーの木は、5棟のビニールハウスに1,700本程あるそうです。一つひとつの枝に紐を付けて調整する作業がとても手間がかかり、収穫後の剪定作業など一年中手間暇かけながら大切に作られていることがわかりました。
グリーンコープ生協(長崎) 松永
西表島は、木陰にいると涼しいがひとたび太陽の下に立つと、ジリジリとした強い日差しが肌を刺し、汗がとまりませんでした。案内された圃場は、約2万玉のパインを栽培している圃場で、グリーンコープに出荷するボゴールパインがとても大きくなっていました。日よけや鳥害などから守るため黒いネットがかけられていて、あとは色づくのを待っていました。パインの栽培に適した酸性土壌で、日差しの強い西表島で太陽を存分に浴び、減農薬栽培でゆっくりゆっくり育ったピーチパインやボゴールパインの美味しさを知ってほしい!とどんな時も手を抜かず努力されている姿を知り、感謝の気持ちがあふれました。
グリーンコープ生協おおいた 田中

ビニールハウスで育てられているマンゴー

パインの圃場で生産者の平井さんよりお話を伺いました

集合写真
取り扱い商品の紹介
<パイン>
| 商品名 | 特長 |
| 産直西表島ピーチパイン | 他のパインよりひと回り小ぶりですが、ジューシーで果肉はクリーム色をしています。また、ほんのりピーチの香りがします。 |
| 産直八重山ボゴールパイン | 芯の部分が柔らかく甘いため、手でちぎって食べられます。酸味が少なく甘みが強い品種です。 |
| 産直八重山パイン | 一般的なパインで「ハワイ種」と呼んでいます。果汁が多く、ほんのり酸味と甘みのバランスがよい食べやすいパインです。 |
| 産直西表島パイン(ホワイトココ)(直送) | 果肉がやわらかめで白く、ココナッツのような風味。糖度も比較的高く、酸味も強くないため食べやすい。 |
| 産直八重山パイン(サンドルチェ)(直送) | 沖縄県で栽培される希少なパイナップルの新品種で、「SUN(太陽)」とイタリア語の「Dolce(甘美な)」を組み合わせた名前の通り、非常に甘くクリーミーな味わいが特徴です。酸味が少なく、芯まで柔らかいため、パイナップルの酸っぱいのが苦手な人にもおすすめです。 |
<マンゴー>
| 商品名 | 特長 |
| 産直西表島マンゴー | 品種は、品質・味わいが高く、赤い果皮をした「アーウィン」。年間平均気温22℃から24℃と高温な気候の中、自然の光で育った果汁たっぷりのマンゴーは、糖度が14度から16度あり、コクのある甘味と酸味のバランスの取れた味わい、マンゴー特有の甘く香りの高い風味が楽しめる。 |
| 産直西表島キーツマンゴー | 玉サイズは少し大きめの、皮が緑色(熟が進むと黄色味を帯びてくる)。糖度もこれまでのマンゴーより高い。 |
<おわりに>
パインは一株に1つしか実をつけず、植え付けてからやっと2年目、3年目に収穫し、4年目は畑に漉き込んで圃場を休ませるというサイクルで栽培されていました。国産パインの自給率は約5%で、その中でも減農薬栽培をされている生産者はほんのわずかです。できるだけ化学肥料を使わず、土づくりを大切に減農薬で栽培されていました。また、パインの葉にはノコギリのような鋭いトゲが沢山あり、畝と畝の間を進みながら、鎌で一つひとつ手作業で収穫されていました。収穫したものを背負ったかごに入れていくと約30kgになり、パインの実に少しでも傷が入ると出荷ができないため、繊細な作業が続きます。生産者の手には小さな傷がたくさんあり、沖縄の強い日差しの中での作業がいかに大変かを実感しました。
産直マンゴーの視察では、雨除けのビニールハウスの中で1本の枝に1つ実がなるように摘果され、ゴルフボールぐらいの大きさに成長していました。枝や幹は上に伸びすぎないように紐で下に引っ張り、実のついた枝は上から紐をつけられ、マンゴーに傷がつかないように紐を上下に微調整しながら栽培されていました。
甘味と酸味のバランスがよく、口に入れると果汁が全身に行き渡るような美味しい産直パインや、ゆっくりじっくりと成長する産直マンゴーの濃厚な甘味を堪能してもらえるよう、委員会内で報告を行い各単協の取り組みに繋げました。多くの組合員に利用してもらえるよう、産直パインお楽しみリレーの案内やパインは追熟しないため届いてからすぐに食べていいこと、カットの仕方など、色々な語り口で伝えていきます。
連合会商品おすすめ委員会
2026年3月23日
