グリーンコープ生協くまもと、EVトラックの最適充電マネジメントシステムのサービス提供を開始
一般社団法人グリーンコープ共同体
充電コストの削減と電力需給の最適化を実現
グリーンコープくまもとは、アークエルテクノロジーズ株式会社のEVスマート充電・運行管理システムAAKEL eFleetの提供を開始します。

グリーンコープは、事業から排出される温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を2027年に達成する目標を掲げています。この一環で、グリーンコープ生協くまもとは、県内の事業所で最多となる13,000人の組合員を抱える西部センタ-で使用する30台の車両をすべてEVへ切り替えています。
今回導入するeFleetは、電力の市場取引価格、車両の充電残量、施設の電力需要をもとに、曜日・時間帯ごとに最適な充電スケジュールを自動制御します。グリーンコープのように商用EVを複数運用する場合の課題として、電気料金の高騰や施設全体の電力需要との調整などが発生しますが、eFleetの各種機能がこれらの課題に対応することで、電気料金の抑制と電力需給の最適化を実現し、持続可能なEV運用を支援します。
グリーンコープくまもとへの導入概要

グリーンコープの脱炭素社会実現への取り組み
積極的なEV導入のほかにも、グリーンコープでは脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進しています。
グリーンコープの各事業所では最大限、一般社団法人グリーンコープでんき(以下、「グリーンコープでんき」)が供給する電力を利用しています。
グリーンコープでんきが提供する電気は、バイオマス・太陽光・小水力・地熱などの再生可能エネルギーを利用した化石燃料に頼らない発電方法で作られています。
グリーンコープくまもとで電気自動車を導入している支部・センターでは、「グリーンコープでんき」の「ゼロエミッションプラン」の電気です。発電時はもちろん「地球温暖化対策推進法」に基づく電気事業者別排出係数(注1)の観点からも、二酸化炭素排出ゼロを達成しています(注2)。これにより電気自動車から排出される二酸化炭素は動力源の電気も含め、「完全にゼロ」を実現できます。
注1:小売電気事業者及び一般送配電事業者の供給に係る電気の基礎排出係数及び調整後排出係数を公表
注2:環境省・経済産業省公表、R5.5.26一部修正、R5.6.20 補正率追加、R5.7.18一部追加・更新R5.7.18一部追加・更新令和5年7月18日一部追加・更新 登録番号A0295-メニューA調整後二酸化炭素排出係数0.000000tCO2/kWh
「OUR GREEN」プロジェクトについて

グリーンコープでは「2027年までにグリーンコープが事業で排出する温室効果ガス0」という目標を掲げています。温室効果ガス削減のための一連の取り組みを「OUR GREEN」と銘打ち、今年からさらに強力に推進していきます。例えば「全車両の電気自動車(EV)化」、「二酸化炭素を排出しない電気の利用推進」「国産品の充実による、輸送時に発生する温室効果ガスの削減」「リユース・リサイクルの推進」などです。
「OUR GREEN」では「組合員の皆さんと、我慢せず、無理にがんばらなくてもよいカーボンニュートラルに取り組みます」を目指しています。「無理」や「我慢」「がんばり」は長続きするものではないからです。「OUR GREEN」のロゴ右上が空いているのは、「あなたが加わって、カーボンニュートラルは完成する」という想いが込められています。
EVスマート充電・運行管理システム「AAKEL eFleet」

アークエル独自のテクノロジー*によるEVの最適充電をすべて一括管理・自動化するサービスです。脱炭素化に向けてEVを導入する企業・自治体のお客様を対象に、「ダイナミックプライシング」「フリートマネジメント」「EMS」などのシステムと「スマート充電」を組み合わせ、EV充電を最適化、自動で一括管理します。*数理最適化によるEV充電マネジメントシステム
<特徴>
いつでもどこでもPC・スマホで充電状況を簡単に把握でき、遠隔からの充電制御もできます。
•複数EVの管理
•EVごとに翌日の稼働予定を登録
•充電器ごとに異なる機器情報、設置個所を管理
•EVごとに充電状況、充電スケジュール、位置情報を確認
•充電料金、充電量、充電時間などの利用状況履歴が確認
•もしもの時は、充電の自動/手動をワンクリックで切り替え
お問い合わせ先
グリーンコープ共同体
組織拡大執行部 担当:浅島(アサジマ)
福岡市博多区博多駅前1丁目5-1 博多大博通ビルディング4階
TEL 092-481-5711
メール cakydobr@greencoop.or.jp
2025年3月7日