「飼料用トウモロコシの収穫」研修会を開催
一般社団法人グリーンコープ共同体
来月に控えた年間15000トン規模の国産飼料センターの稼働を前に実施
7月18日(木)に、サイレージコーン(飼料用トウモロコシ)の収穫について、関係者向けの研修会を開催します。
今回の研修は年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMR(注:Total Mixed Ration の頭文字・「混合飼料」の意味)センターの来月からの稼働を目前に控えたタイミングで、関係者が一同に集い、先駆的な取り組みを学ぶことが目的です。
「日本一の高品質で安い、びん牛乳」実現のために
ウクライナや中東などの国際情勢の流動化、さらには歴史的な円安で、輸入配合飼料がかつてないほど高騰しています。農畜産業振興機構の統計ではトウモロコシ1キロあたりの輸入価格は、10年前の27円から、昨年度は43円超に高騰しています。
国際情勢や為替に影響されず、将来にわたって安心・安全・高品質な牛乳を安定供給するには、国産の飼料で牛乳を安定供給できる一貫体制の構築が不可欠です。
そこでグリーンコープは昨年、下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を締結しました。3者共同で国産飼料の製造から乳牛の飼育、そして牛乳の製造まで一貫して行える体制をこの夏、新たに構築します。
この協定に基づき、グリーンコープは下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と共同で「1000頭の乳牛と酪農場、年間8000トンの生乳、年間700万本の牛乳、年間2万2000トンの堆肥、195ヘクタールの農地」の規模でカタチにする日本最大級の取り組みです。
具体的には「1. 1000頭規模の酪農場」「2. 年間15000トン規模の国産飼料をつくるためのTMR(注:Total Mixed Ration の頭文字・「混合飼料」の意味)センター」「3. 年間700万本のびん牛乳工場」を建設します。そして来月から、ついに「TMRセンター」の稼働がスタートします。
それぞれの経営は3者共同で出資、設立した会社が担います。生産者が酪農場、そして、びん牛乳工場、TMRセンターに出資し、経営にまで携わるのは極めて珍しい事例です。生産と流通が一体となって経営まで担う「新しい産直」を目指しています。
株式会社さかうえについて
今回の研修会では株式会社さかうえ(以下「さかうえ」)の皆様に講師をお願いし、併せてその取り組みを見学します。さかうえは鹿児島県志布志市で「契約栽培事業」「牧草飼料事業」「IT化事業」「肉牛事業」の4本柱で、既存の農業の枠にとらわれない農業のリーディングカンパニーで、数多くのメディアにも取材されています。
「100% Made in Japanの畜産物を目指すため、畜産農家向けにデントコーンという栄養価の高い飼料用トウモロコシを大規模に栽培し、独自のノウハウでサイレージに加工した牧草飼料を製造、販売しています。
スケジュール
15:00 サイレージコーンの収穫タイミングや収穫方法を視察
場所/株式会社さかうえ
住所/鹿児島県志布志市志布志町安楽2873-4
16:30 講演会「さかうえの経営理念とデントコーンサイレージ生産について」
場所/国民宿舎ボルベリアダグリ
住所/鹿児島県志布志市志布志町夏井203
お問い合わせ先
グリーンコープ共同体
組織拡大執行部 担当:浅島(アサジマ)
福岡市博多区博多駅前1丁目5-1 博多大博通ビルディング4階
TEL 092-481-5711
メール cakydobr@greencoop.or.jp
2024年7月18日