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耕作放棄地を開拓して育てた小麦で作る「チクゴイズミの素麺」を新発売

一般社団法人グリーンコープ共同体

耕作放棄地と食品ロスの問題を同時に解決

グリーンコープは、福岡県田川郡赤村で有機農業に取り組む鳥越ネットワークと連携し、耕作放棄地を開拓して育てた小麦を使用した「チクゴイズミの素麺」を3月に発売しました。

増え続ける耕作放棄地問題

農林水産省の調べによると2019年の販売農家数(田畑の面積が30a(アール)以上、または農産物販売金額が50万円以上の農家)は113万100戸で、20年前の1999年に比べて54%も減少しています。これらは農業者の高齢化や後継者不足が原因で農家の減少に伴い全国で耕作放棄地が増え続けています。

耕作放棄地を開拓して育てた小麦「チクゴイズミ」を余すことなく有効活用

鳥越ネットワークのある田川郡赤村も同じように、耕作放棄地が増加していることから、2017年より地元行政と協力を行いながら耕作放棄地を農地へと戻し、小麦「チクゴイズミ」の生産を始めました。「チクゴイズミ」は、2023年より「チクゴイズミの乾麺うどん」の原料として製造を行っていましたが、製造過程でできる「節や端」は正規の形状とは異なり製麺として販売できないことから、1ロット10tあたりの製造で、約1tの量が廃棄となっていました。
そこで、製造メーカーと相談を行い、この「節や端」を粉末状の「再生粉」として有効活用することで、「チクゴイズミ」を余すことなく使用でき、「チクゴイズミの素麵」として製品化することができたのです。

 

お問い合わせ先
グリーンコープ共同体
組織拡大執行部 担当:浅島(アサジマ)
福岡市博多区博多駅前1丁目5-1 博多大博通ビルディング4階
TEL 092-481-5711
メール cakydobr@greencoop.or.jp

2024年3月29日

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