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連合会 商品おすすめ委員会の「2023年度 米沢郷牧場との交流」の報告です

2023年度 米沢郷牧場との交流

日 時:2024年1月17日(水) 10:30~12:20
開催場所:博多大博通りビルディング 301会議室
主 催:連合会商品おすすめ委員会
講 師:米沢郷牧場 伊藤さん
          北澤さん、井上さん
          横山さん、横山さん
参加者:連合会商品おすすめ委員   26名
    共同体組合員事務局     3名
    連合会職員事務局      3名  
米沢郷牧場の取り扱い商品:
サクランボ、ラ・フランス、ミニトマト、りんご、米、米沢郷牧場の玄米もち、生もちや加工品(とんぼのめぐみのおせんべい)の原料(米) など。

 

<はじめに>
グリーンコープでは、産地に出かけ視察・交流を行なう取り組みや産地から生産者に来ていただいて委員会や単協で交流を行なう取り組みを開催しています。米沢郷牧場とは、1994年の米の取引開始より、視察・交流を継続してきました。今年度は生産者に来訪いただき、交流をとおして、産地の様子や農産物の生産状況、そして自然循環型農業をすすめている生産者の姿勢について理解を深めました。

<交流の様子>


山形県にある米沢郷牧場は「自然循環型農業」を目標にした有機農業者の組織です。
「土」、「水」、「大気」、そして「微生物」間の自然の物質循環を全体的に取り戻そうという考え方を大切にされている生産者です。
交流では、米沢郷牧場が地域の中でどのような活動をされているのか、グリーンコープの産直米である赤とんぼの栽培基準と一般栽培の比較、米沢郷牧場グループの今後の取り組みや方針についてなど、多岐にわたりお話しいただきました。


自然(資源)循環型農業集団
リサイクルシステム


米沢郷牧場グループでは、畜産、野菜、米、果物、農産加工品を全て行ない、その間を「菌体飼料工場」「堆肥センター」「BMWシステム」などで結びつけています。このシステムの中に有機栽培は含まれていますが、米沢郷牧場は単に農薬を使うか使わないかという議論にとどまらず、自然循環システム全体の中で有機栽培を位置づけています。地域とのつながりを大切にされていて、私たち消費者も食育、交流、体験などをとおして、このリサイクルシステムの輪の中に入っています。

<産直赤とんぼの栽培基準と一般栽培の比較(一部紹介)>
・種子は薬剤で消毒せず、60℃のお湯に5分浸して殺菌しています。
・苗箱1箱当たりの播種量は、一般的には170g播きですが、米沢郷牧場は70g播きなので苗が大きく育ちます。
・田んぼへの植え付けも一般栽培は1坪70株植えですが、米沢郷牧場では38株植えをされており、日当たりが良く風が通りやすいので、病害の被害も受けにくく丈夫に育ちます。
引用:米沢郷牧場提出の資料より


これからも安心して食べられる作物を作り続けてほしいという思いを込めた、組合員からのメッセージをお渡ししました。

<交流を行なった商品おすすめ委員の感想>
・自然循環型農業の取り組みを30年も前から実践されていることにとても驚きました。米沢郷牧場グループが大切にしてきた理念「地域農業と環境を守り、安全な食べものを生産し供給する」にも感銘を受けました。
・素晴らしい環境のもとで農業に取り組まれ、学校給食等地域にも貢献されている姿勢に深い感銘を受けました。農業研修生を全国各地から受け入れられており、米沢郷牧場の循環型農業が各地で広がりを見せることで、有機農業への理解と普及が進んでいくことへの希望を感じることができました。
・グループを立ち上げた経緯や「今大切にしていること」などのお話から、地域で環境を考えながら持続可能な農業を目指されている想いがしっかり伝わってきました。大好きな洋梨が今年は届かなかったけれど、気候変動に左右されながらも一生懸命に取り組まれている様子をお聞きしたので、周りにも伝えるとともに、いつでも注文できるお米を利用していきたいと思います。
・米沢郷牧場が大切にしていることの考えに基づいた野菜やお米をいただけることに感謝し組合員に伝えていきたいと思います。


米沢郷牧場のみなさんと一緒に

<おわりに>
BMW技術を取り入れ有機農業を実践されている生産者から、様々な活動や取り組みについてお聞きしました。20代から80代の生産者が共に手を取り合い、生涯、農業に携われるように家族経営を大切にしていることや、全国から研修生を受け入れ後継者や担い手の育成に力を入れることで、米沢郷牧場の思いを引き継ぐ方がたくさんおられることも知りました。伊藤代表の「自然循環型農業の支えは顔の見える消費者です」との言葉に、食べることに興味を持つ大切さや、そのこだわり・美味しさを知り利用する私たちも自然循環型農業の大切な一員なのだと実感しました。探求心にあふれ、楽しみながら学ぶ生産者の姿に、米沢郷牧場の取り組みの素晴らしさとともにそこで作られるお米や果物、生もちや玄米餅の利用普及に取り組み、食べもの運動をますます広げていきたいと思いました。

<米沢郷牧場の取り扱い商品>
サクランボ、ラ・フランス、ミニトマト、りんご、米、米沢郷牧場の玄米もち、生もちや加工品(とんぼのめぐみのおせんべい)の原料(米) など。

連合会商品おすすめ委員会

2024年3月4日

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