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連合会 商品おすすめ委員会の「2023年度商品メーカーの視察・交流『(株)ナカシン冷食』視察・交流」の報告です

2023年度商品メーカーの視察・交流「(株)ナカシン冷食」視察・交流

日 時:2023年9月14日(木)10:30~14:20
場 所:(株)ナカシン冷食 鹿児島県いちき串木野市湊町

参加者:組合員    12名
    同行事務局  3名
    メーカー   2名
主 催:連合会商品おすすめ委員会

<はじめに>
グリーンコープ連合会商品おすすめ委員会では、メーカーの商品作りに対するこだわりや取り組む姿勢を知り、グリーンコープ商品についての理解を深め、多くの組合員に伝え、利用につながることを目的に、商品メーカーの視察・交流を行なっています。
今回は、GC「白和え」を製造している「(株)ナカシン冷食」へ視察に行きました。その様子を紹介します。


2班に分かれ、GC「白和え」の製造ライン・包装ラインを視察しました。グリーンコープの要望に合わせたサンプルづくりや商品化されるまでの説明を聞き、試作品と製造ラインで作られたものと違いがないことを確認し、商品化となります。


白衣に着替え衣類のゴミを丁寧に取り、手洗いを繰り返し行ないました。ようやく製造の現場に入れた時には手がふやけていました。衣類に付着した毛髪の除去にとても神経を使われ異物混入がないように徹底されていました。


白和えの製造は、水分を除去するために様々な工夫がされていました。指定メーカーの豆腐を使用し、調味料もGC「海水塩(なぎさ)」を使用するなど、シンプルな味付けで、美味しさを追求していました。1回の製造で250キロ~300キロの白和えができ、約1800パック分になるそうです。


味を付けたら具材を投入し、一旦成型して凍らせる機械に通して金属探知機で異物混入のチェックをしています。微小金属探知機を使用しており、磁力をつけて探知機に通すと、えびの背ワタの砂や砂鉄にも反応するそうです。
異物混入検査済の原料を納品していますが、製造、袋詰めをした後にも金属探知機とX線検査をするそうです。


包装は充填、真空にして、殺菌冷却を行なってからチルドと冷凍品に分けて出荷します。殺菌は95度のお湯で30分、5度~6度の水に30~40分浸水して温度を下げます。
大きな冷凍庫で保管された後、真空にして、殺菌冷却を行ないます。出来上がった製品は、社長自ら味などの最終確認をしていると聞き、ますます信頼が感じられました。


商品は製造した時に番号で管理されています。


ベトナムやミャンマーから技能実習生の受け入れや、障がい者雇用にも取り組まれていました。工場内にはそれぞれの言語で書かれた張り紙があり、番号で商品管理をするなど作業工程を明確にわかりやすくされていて、工場内で会う社員の方々の雰囲気や言葉や障がいの有無に関わらず働く人に優しい会社であることが伝わってきました。グリーンコープの四つの共生の一つ「人と人」を感じる視察となりました。
(グリーンコープ生協ふくしま 押山)


(株)ナカシン冷食の前で
集合写真

<おわりに>
毎日の食卓やお弁当作りに欠かせない、冷凍食品の数々が製造されている(株)ナカシン冷食へ視察に行きました。組合員の要望に応え、何度も試行錯誤を繰り返して出来上がったGC「冷凍白和え」、GC「冷凍白和え(ひじき)」は、原料にこだわり徹底した品質管理、衛生管理のもとで製造されていました。冷凍食品と聞くと、添加物が多いイメージがありますが、冷凍することで保存料や安定剤、アミノ酸などを使わずに製造できる安心・安全な商品ということを実感しました。また、50年以上前から障がい者雇用に取り組まれており、現在では従業員の約1割の方々が活躍されている事などをお聞きました。従業員の方たちが働きやすい環境づくりにも力を入れている様子も伝わりました。多くの組合員に冷凍食品を使ってもらえるように利用普及に取り組みます。

連合会商品おすすめ委員会

2023年12月1日

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