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連合会 商品おすすめ委員会の「2023年度 北海道納豆用大豆生産者(鵡川農協)・北海道産小麦生産者との視察・交流会」の報告です

 

2023年度 北海道納豆用大豆生産者(鵡川農協)・北海道産小麦生産者との視察・交流会

日 時:2023年7月13日(木)~14日(金)
視察先:北海道納豆用大豆生産者(鵡川農協)
    北海道産小麦生産者(美瑛町農協)
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員7名、同行事務局2名

《はじめに》
グリーンコープでは、組合員が産地に出向き視察・交流をしたり、生産者に来訪いただいたりして交流を行ない「生産者との顔の見える関係」を大切にしています。
今回はGC「すずまる小粒納豆」、GC「すずまるつゆだく納豆」の産地である鵡川農協とGC食パン原料のひとつの小麦産地である美瑛町農協との交流をとおして、生産の状況を知り、組合員の利用につなげられるよう視察し、交流を行なった様子を紹介します。

 

7月13日(木)

北海道納豆用大豆生産者(鵡川農協)との視察・交流会


大豆の圃場

道を挟んで慣行栽培と密植栽培の圃場があり、それぞれの様子を見ることができました。


密植栽培 
除草作業が少なくて済みます。


慣行栽培 
通気がよい


左:密植栽培の大豆
右:慣行栽培の大豆
2本比べると明らかに慣行栽培のほうが大きく成長していることがわかります。

すずまる大豆の慣行栽培と密植栽培の圃場を見学しました。密植栽培は大豆が密集して隙間なく成長するので、雑草の生育が抑えられ慣行栽培に比べ管理がしやすいそうですが、どちらも収穫量は変わらないとのことでした。近年の厳しい気候変動に対応しながら、安定した供給につとめてくださっていることに感謝したいと思いました。

(グリーンコープ生協ひろしま 仲村さん)


鵡川農協では2006年の総会で「遺伝子組み換え作物を作らない地域宣言」が決議され、国道沿いにGMOフリーゾーン宣言の大型看板が設置されていました。


交流会の様子


組合員からのメッセージを贈呈

今のところ大雨がないので生育が順調だそうです。国産大豆の国内の生産率はわずか5%だそうで、組合長の長門さんは、「いいものを作って届けることが使命だと思っている」と言われていて、私たちが貴重な国産大豆を食べることができるのも生産者のおかげであることを知り、多くの組合員のみなさんに伝えていきたいと思いました。

(グリーンコープ生協ひろしま 仲村さん)

 

鵡川農協のスズマル大豆を使った商品

GCすずまる小粒納豆


GCすずまるつゆだく納豆

 

 

7月14日(金)

北海道産小麦生産者(美瑛町農協)との視察・交流

2日目は車で3時間かけて、ラベンダーの色鮮やかな富良野市を抜けて美瑛町に移動しました。


車窓からのラベンダー畑

JAびえい大町事業所にて、交流会を行ないました。


交流会の様子


組合員からのメッセージを贈呈しました。


生産者 鈴木さんの圃場


春よ恋の圃場

パッチワークの丘と呼ばれる牧歌的な風景の中で、秋まき小麦の「きたほなみ」と「ゆめちから」が黄金色に輝き、隣の畑では春まき小麦の「春よ恋」が青々と力強く育っていました。

(グリーンコープ生協おかやま 平田さん)

「春よ恋」はグリーンコープのパンに使われている品種です。

 


「きたほなみ」はうどんやお菓子、「ゆめちから」はパン、スパゲッティ、GC「北海道産小麦粉(強力)」に使われている品種です。


「ゆめちから」と「きたほなみ」を比べると「ゆめちから」の方が粒が大きいことがわかりました。小麦にもタンパクの含有量でランクがあるそうです。


組合員からのメッセージを美瑛町農協の松下さんが圃場にも持参してくださいました。

北海道の慣行栽培基準は、もともと農薬使用剤数が少ないため、「特別栽培」とは言えず、「慣行栽培品」として取り扱われていますが、寒冷な気候なので、農薬をたくさん使用する必要もなく、とても安全で貴重な小麦だということがよく分かりました。生産者の皆さんに直接会って交流し、お互いに思いを馳せることができる関係を継続していくことが大切だと思いました。


ニューホランドの大型コンバインは1度に6トンもの小麦を刈り取ることができます。1台約4~5,000万円するそうです。

大型コンバインが、3台並んでいる様子を見て、あまりの大きさに驚き、北海道の規模の大きさを実感しました。貴重な北海道産小麦を使った商品やGC「北海道産小麦粉(強力)」をたくさんの組合員におすすめしていきたいです。

(グリーンープ生協ふくおか 片山さん)

 

北海道産小麦を使用した商品


GC食パン(北海道産小麦)


GC紅はるか芋パン


GCクランベリーとアーモンド(湯種仕込み)


GCくるみあんぱん

 

《おわりに》
国産の大豆や小麦の自給率は5%程度でほとんど輸入に頼っているうえに、流通や価格も国によって管理されている現状です。私たちが国産でなお且つ栽培にもこだわった農産物を手に入れることが出来るのは、当たり前ではなく、組合員の想いに応えて栽培してくださっている生産者のおかげなのだと改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

連合会商品おすすめ委員会

2023年10月3日

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