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「平飼い産直たまご」、8月からグリーンコープで販売開始

2023年 8月8日
一般社団法人グリーンコープ共同体

 

ケージに押し込めず、餌は安心安全な国産穀物で、動物福祉に配慮した環境で産まれたたまご

 

8月7日より、動物福祉に配慮し、食べる人の健康にも安心な「平飼い産直たまご」を発売します。

背景
今、欧米ではSDGsの観点などから、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に対する関心が高まっています。「アニマルウェルフェア」とは「動物を快適な環境の下で飼養し、ストレスや疾病を減らすこと」です。我が国でも農林水産省が、アニマルウェルフェアの考え方を踏まえた飼養管理の普及に乗り出しました。

母鶏は「ウインドレス鶏舎」で育てられるのが一般的です。「ウインドレス鶏舎」とは文字通り、窓(ウインド)のない鶏舎のことで、最大限産卵させるために光量を調整し易いことが特徴です。また換気量をコントロールし易いことで高密度に収容している農場もあります。狭いスペースに押し込めることができ、また、鶏舎を薄暗くすることで、母鶏の運動量は少なくなり、餌代も少なく済みます。

「ウインドレス鶏舎」は工業製品のようにたまごを生産するには効率の良い方法でした。しかし、ウインドレス鶏舎は動物福祉の観点から問題があり、さらに母鶏の健康問題も招きやすいことから、今では世界的に減少傾向にあります。

実際、グローバル企業のあいだで、動物福祉に配慮された製品しか用いない動きは広がっています。「平飼い」とは「平ら」に「飼う」という意味で、母鶏を地面に放して飼う養鶏法のことです。現在、日本では、バーン(平屋1フロアでの飼育)だけでなく、エイビアリー(多段式平飼い)、エンリッチドケージ(通常より広めのケージ飼育)も「平飼い」と言います。EU議会も2027年までにすべての家畜のケージ飼育を撤廃することを決議しました。

こうした世界的な情勢を受けて、「平飼い」をうたうたまごは増えつつあります。ですが、実際には土の上ではなく、生産効率を上げるために多段式の鶏舎の狭いスペースの中で育てられている、あるいは光や水、外気もコントロールするなど、動物福祉や食べる人の健康に十分配慮しているとは言い難いものも多いのが実情です。そこでグリーンコープは、母鶏が健康に過ごせる環境づくりのために、いつでも新鮮なエサが食べられ、いつでも新鮮な水が飲めるなど、生産者が細かな調整を行って動物福祉、そして食べる人の安全に配慮した「本当の平飼いたまご」を提供することにしました。

 

グリーンコープの「平飼い産直たまご」が産まれる環境
グリーンコープの産直生産者が育てる平飼い鶏舎には発酵堆肥が敷き詰められ、土中の微生物の力で鶏ふんを分解し自然循環を実現しています。母鶏は多段式ではなく、土の上で育つのです。そして、大分県久住高原で、日光と高原の爽やかな風が入る鶏舎の中で、雛から一生平飼い、母鶏たちは自由に動き回りのびのびと育っていきます。

さらに餌にもこだわっています。グリーンコープでは九州で採れた、飼料米を母鶏に与えています。また、遺伝子組み換えの心配もない国産のコーン、国産の大豆も与えています。一般的に飼料の多くは輸入に依存し、遺伝子組み換えされたコーンや大豆を与えています。ですが、地域産の原料を使用することでCO2排出削減、地域農業や自然の生態系を守ることに繋がります。


<有限会社グリーンファーム久住(大分県竹田市久住町)代表取締役の荒牧さん>

 

「平飼いたまご」の商品概要
・ 平飼い産直たまご 6個(330g~410g)

 

連絡先
メール:cakydobr@greencoop.or.jp
電話番号:090-1468-9104
担当:浅島(アサジマ)

2023年8月9日

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