連合会 商品おすすめ委員会の「2022年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流」の報告です
2022年度 納豆用・豆腐用大豆生産者、メーカーとの交流
日 時:2022年11月10日(木)
場 所:JAむなかた、本所および圃場
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:連合会商品おすすめ委員会メンバー 10名
JAむなかた大豆部会 3名
JAむなかた 8名
JA全農 1名
JA全農ふくれん 2名
豆腐部会(納豆・大豆・揚げメーカー) 5名
森光商店(原料大豆の卸業者) 3名
共同体組合員事務局 4名
連合会商品部職員事務局 2名
連合会商品おすすめ委員会では毎年、納豆用・豆腐用大豆の栽培を行なっている主な三農協(JAむなかた・JA筑前あさくら・JA柳川)から一つの農協を訪問し、生産者、JA、メーカーと交流を行なっています。
2020年度、2021年度は、コロナ禍のためオンラインでの開催でした。2022年度は、JAむなかたを訪問し、3年ぶりに現地圃場を視察し、交流を行ないました。
<宗像カントリーエレベーター>
大豆の選別機
貯蔵サイロ屋上からの景色
令和4年2月に完成したばかりの「宗像カントリーエレベーター」を見学しました。
ここは収穫した米や麦、大豆をトラックで搬入し、重量を計り、乾燥してサイロに貯蔵。仕分けして袋詰めし出荷までの工程が出来る施設です。施設内は明るく、様々な機器がパイプで繋がっている様子もわかりました。
貯蔵サイロの上部まで登らせてもらい外に出ると、広く遠くまで見渡すことができ大豆の圃場も良く見えました。これからの本格的な稼働が楽しみです。
グリーンコープ生協とっとり 口田
グリーンコープ生協ふくおか 片山
<大豆の圃場>
圃場から見た宗像カントリーエレベーター
収穫間近の大豆
カントリーエレベーターの視察の後は、近くの大豆圃場を見せていただきました。
畑の大豆は4〜5日後には収穫時期を迎えるとのことで、一面茶色く枯れ、道の両側に広がっていました。
今年は、大豆の実が成長する夏前や9月以降に雨が少なく、水分不足でやや小さめ傾向ですが、全体的には順調に育っていていい大豆が採れそうとのことでした。
JAむなかたでは今年から「フクユタカ」に代わって「ちくしB5号」という品種を栽培しているそうで、新しい品種の大豆を使った豆腐や納豆がカタログに登場するのが楽しみです。
グリーンコープかごしま生協 下本地
<交流会>
交流会では、5つの班に分かれて組合員と生産者とメーカーで交流が始まりました。
11月中旬からはじまる大豆収穫は、肥料代も大きな負担となることから、化成肥料に頼らず、国産である近隣の畜産から出る堆肥を使って、循環型農業に取り組まれていました。商品になるまで、皆さんのお力がありここまでおいしい納豆や豆腐になっています。
市販品とは違い納豆は、作り方までこだわりがあり、安心安全でコストも限りなく押さえた究極の納豆や豆腐がグリーンコープで購入できることが幸せだと改めて思いました。
グリーンコープ生協(島根) 伊達
<交流会を終えて>
3年ぶりに現地を訪問し、直接お会いして交流会を開催することができました。宗像カントリーエレベーターと大豆の圃場を見学した後、大豆の世界情勢や国内の需要動向、今年の大豆の生育の様子などをお聞きしました。「今年は必要なタイミングで雨が少なく実が小さめ傾向になりそうだが、鞘の数は足りている」とのことでした。変動する気候に対応しながら、安定した供給を続けることは大変だということが分かりましたが、そのような中で、新品種の作付け試験がうまくいき、倒伏しにくく収穫の安定が見込まれる品種が登場予定だということでした。また、少人数でのグループ交流も行ない、生産者の皆さんが積極的に大豆の育て方を学び工夫してくださっている様子などを聞くことができました。私たちが貴重な国産大豆の納豆と豆腐を食べることができていることを、多くの組合員に伝えたい、買い支えていきたいと思える交流会になりました。
連合会商品おすすめ委員会
2022年12月2日