連合会 商品おすすめ委員会の「2022年度 津軽みらい農協石川 視察・交流」の報告です
2022年度 津軽みらい農協石川 視察・交流
日 時:2022年10月3日(月)~4日(火)
視察先:津軽みらい農協石川
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員 3名
同行事務局 2名
グリーンコープでは、早期予約りんごの利用普及の取り組みに連動し、りんご生産者との視察・交流を行なってきました。
津軽みらい農協石川については、1991年の台風19号で壊滅的な被害をうけた落果りんごの企画や義援金の取り組み等をきっかけに産直取り引きが始まりました。農協全体でエコファーマー制度※に取り組むなど、環境にやさしいりんご作りを長年継続しています。
※エコファーマー制度「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(平成11年7月28日法律第110号)」(以下、「持続農業法」という。)に基づき、都道府県知事が認定した農業者(認定農業者)の愛称
津軽みらい農協石川(いしかわあっぷる☆スターズ)の皆さんの圃場を視察しました。
生産者の皆さんとの交流会では、私たち組合員の早期予約の取り組みの様子を伝え、生産者の方へ大雨被害の御見舞金とメッセージを贈呈しました。いしかわアップル☆スターズの皆さんは減農薬栽培に取り組んでおられますが、8月の大雨のために農薬の時期がずれて病気が発生したり、斜面の園地が崩れた農家さんもあり、ご苦労された話を伺いました。それでもどの木にも色づいたおいしそうなりんごが、たわわに実っていました。
マメコバチは、花の時期には受粉の働きをしてくれます。ふじの収穫は11月~12月中旬までですが、実ったころに集団でやってくるヒヨドリ、ムクドリ、サルなどが厄介で今回の御見舞金で鳥対策の装置を購入予定とのことでした。
選果場ではフォークリフトが忙しく動き回り、コンテナを運んでいました。りんごは大きさや色づき、糖度などで選別されます。ベルトコンベヤーで運ばれ、人の手で箱に詰められていました。その後は0度の冷蔵庫で保管されます。
大切に育てられたりんごを美味しくいただきましょう。
(グリーンコープ生協ひろしま 船津)
10月3日(月)
工藤部会長の圃場
マメコバチの巣箱
支援募金目録の贈呈
組合員からのメッセージ
メッセージの贈呈
みんなでパチリ
10月4日(火)
8月大雨災害での土砂崩れ
工藤さんの圃場
小田桐さんの圃場
選果場では糖度を測り、大きさや色づきで分類します
0度の冷蔵庫で貯蔵
視察・交流を終えて
3年ぶりの視察・交流が実現し、圃場や貯蔵庫、選別の様子も見せていただきながら、たくさんのお話を聞き、顔の見える関係を実感することができました。近年の気候変動の影響を受けてご苦労が多い様子や、害獣の被害、後継者不足が深刻だということが分かりました。また、組合員のカンパについてあらためて感謝の言葉を伝えていただき、その中からふくろうの巣箱を設置し、ネズミの駆除に役立てているとのことで、真新しい巣箱を見ることができました。一年を通じて多くの作業があり、天候や害虫、病気などに対応され私たちのもとに届くりんごを、大切にいただきたい、多くの組合員に伝え予約につなげたいと思えた視察・交流になりました。
連合会商品おすすめ委員会
2022年11月8日