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連合会 商品おすすめ委員会の「2022年度 岩手中央農協視察・交流」の報告です

2022年度 岩手中央農協視察・交流

日 時:2022年9月11日(日)~12日(月)
視察先:岩手県紫波郡
出荷品目:りんご、ブルーベリー
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員     7名
    同行事務局   3名

はじめに
生産者との顔の見える関係を大切にしているグリーンコープでは、組合員が産地に出向き視察・交流をしたり、産地から生産者に来訪いただいたりして交流を行なっています。
9月にりんご産地のひとつ岩手県へ視察・交流にいきました。その様子を紹介します。 

 

【9月11日(日)】

岩手中央農協の事務所で交流 
岩手中央農協の参加者:浅沼さん、畠山さん、横沢さん、藤原さん、横澤さん

岩手中央農協とは、2016年より取引が始まりました。組合員の自己紹介では、所属生協やりんごの早期予約の取り組みなどを伝えました。農協の方からは、産地一体となり、特別栽培に取り組まれていることや「おいしいりんごができるまで」の過程、病害虫や台風、無登録農薬問題でご苦労なさった話などを伺い、内容の濃い時間を過ごしました。日曜日の訪問にもかかわらず皆さまが温かく迎えてくださったことに深く感謝するとともに、直接顔を見て交流ができたことに心から喜びを感じました。

(グリーンコープ生協くまもと 児玉)

岩手中央農協会議室で交流



 

選果場を視察

岩手中央農協横の選果場を視察しました。貯蔵庫の中に入るとりんごの甘い香りに癒されました。視察した9月上旬は「さんさ」の収穫時期で、コンテナにたくさん積まれていました。色づきが悪かったり傷みがあったりするものは、ジュースに加工されるそうです。
11月の「ふじ」の出荷時期には、毎日運ばれてきた「ふじ」で貯蔵庫がいっぱいになるとのことでした。貯蔵庫は1℃くらいに温度を保っているそうです。


ジュースになる「さんさ」

 

北田さんの「きおう」の圃場

北田さんの圃場では、どのりんごも色づきが綺麗で立派な大きさのものが沢山実っていました。お話を伺うと「一つ一つのりんごから、全ての木や枝の細部まで見ています!」と言われていて、本当に驚きました。夏場はりんごが綺麗に色づくために剪定されていたりと様々な工夫をされていて、りんご栽培に対して一つ一つ丁寧に、そして細部まで情熱を持って育てている生産者に直接お会いできた事が何より嬉しいことでした。圃場で頂いた黄色い「きおう」は格別に美味しくて、さわやかで甘みがあっさり。果汁が口いっぱいに広がり幸せな気持ちになりました。

(グリーンコープ生協おおいた 田中)

圃場で食べる「きおう」は格別

質問に丁寧に答えてくださる北田さん

低く育てて管理・収穫しやすくしているりんごの木

 

北田さんのつがるの圃場

りんご部会会長の北田さんに生産者代表として、組合員からのメッセージをお渡ししました。メッセージを受け取られた北田さんは「鳥肌が立つほどうれしい!!」と感激してくださり、こちらも胸が熱くなる思いがしました。 この仕事をしていて一番うれしいことは何ですかと伺うと「台風など来なくて収穫できた時一番うれしい」と言われました。手塩にかけ育てておられたので、わが子を育てている感じなのだろうと思いました。

(グリーンコープ生協ひろしま 木上)

組合員からのメッセージの贈呈

たわわに実った「つがる」の木

 

【9月12日(月)】

長岡中央果樹生産組合の圃場視察

長岡中央農協では、まさに「さんさ」の収穫中でした。収穫したての「さんさ」を試食させてもらいました。かじった瞬間に広がる果汁の旨味はジュースのように濃く、ほどよい酸味が口いっぱいに広がりました。

籠いっぱいにりんごを収穫

収穫したての「さんさ」を試食

 

組合長の森川さん(74歳)の圃場では、特別栽培の圃場で、農薬は半分以下、除草剤を使わずに草刈りをし農薬を減らす工夫として、害虫対策のフェロモントラップを木や支柱に仕掛けて、オスは来るけどメスが居ないから交尾が出来ず子孫を残せない工夫がされていました。

(グリーンコープ生協(島根) 伊達)

害虫対策のフェロモントラップ

組合長の森川さん

 

《視察を終えて》
2016年に取り引きを開始してから、初めて商品おすすめ委員会として産地を訪問し、生産者や農協のみなさんと直接お会いして交流することができました。生産者のみなさんは、とても広い農場の一本一本の木、一つひとつの実に目を配られるのはもちろん、雑草、害獣や強風、病害虫の対策など、一年を通して手間をかけ工夫をされていました。また、安心・安全なりんごを食べてもらいたいと熱心に取り組んでこられ、りんご部会では同じ時期に同じ農薬を使用する統一防除を行なっていました。これは全国でもあまりないとのことでした。様々な品種の栽培にやりがいを持っていきいきと楽しまれている様子を見ることができました。

連合会商品おすすめ委員会



2022年10月14日

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