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連合会 商品おすすめ委員会の「2022年度 長野県りんご四産地視察・交流」の報告です

2022年度 長野県りんご四産地視察・交流

日 時:2022年7月31日(日)~8月2日(火)
視察先:・信濃五岳会
     出荷品目:産直りんご、産直桃、産直プルーン
    ・ながの農協飯綱
     出荷品目:産直りんご、産直桃、産直梨、産直洋梨
    ・ぽんど童
     出荷品目:産直りんご
    ・八ケタ会
     出荷品目:産直りんご、産直プルーン
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員     4名
    同行事務局   2名

はじめに
グリーンコープにはたくさんの産直産地があります。組合員が産地に出向き視察・交流をしたり、産地から生産者に来訪いただいたりして交流を行ない、生産者との顔の見える関係を大切にしています。
長野県にある三つのりんご産地(八ケタ会、ながの農協飯綱、信濃五岳会)とは、早期予約りんごの取り組みに連動し、1997年から視察・交流を行なっています。今年度からは、2019年台風19号の災害支援活動で出会い産直りんご生産者となった「ぽんど童」が加わり、「長野県りんご四産地視察・交流」となりました。
2020年と2021年はコロナ禍で現地に出向いての視察・交流を行なうことができませんでした。実施に向けて、直前まで産地と相談しながら慎重に準備をすすめ、連合会商品おすすめ委員会主催では、3年ぶりに長野県のりんご産地を訪問しました。
産地の様子や生産者の置かれている状況を体感し、りんごの利用普及の取り組みを、自信をもってすすめていけるように実施した視察・交流の様子を紹介します。

 

【7月31日(日)】
〇信濃五岳会

「りんご」の圃場では、減農薬で育てることは大変だし難しいが、皆さんが買ってくれるから作ると話してくれました。黒星病が出ていても皮を剥いたら大丈夫、減農薬で育った証です。
「プルーン」は今年豊作で枝がしなる程たくさん実をつけていました。ぜひみなさん利用してください。
「桃」は1つずつ実に袋がかけてあり、大切に育てられている様子が伝わってきました。今はまだ小さいですが実が大きくなり手元に届くのが楽しみです。

(グリーンコープ生協ふくおか 片山)

 

① 小林洋一さんのりんご圃場にて

② 小林武さんのプルーン圃場にて

 

【8月1日(月)】
〇ながの農協飯綱

ながの農協飯綱の選果場・りんごの圃場・洋梨の圃場を視察し、りんごの圃場では生産者の増田さんご夫妻からお話を伺いました。ここ2~3年は日差しが強すぎてりんごが日焼けをしてしまうため日差しを遮るためシートを張るようにしているがそのシートを張るのに1時間以上かかるほどの重労働であることや、赤く色付いたりんごの実を食べてしまう小鳥への対策のお話を伺うことができました。

(グリーンコープ生協くまもと 馬場)

 

③ 増田さんご夫妻

④ 洋梨の圃場

〇ぽんど童
2019年の台風被害による支援活動をきっかけにグリーンコープと取り引きをされるようになった長沼地区で活動されているぽんど童の皆さん。名前の由来はpond(沼)童(若手)なのだそう。
メンバーの平均年齢も若く、「長野のりんご畑を守りたい!」と力強くおっしゃり、夏あかりやスリムレッド、グラニースミスなどの新しい品種の栽培や、防霜ファンの設置を予定するなど、近年の気候変動に対応するべく果敢に挑んでいらっしゃる姿が印象的でした。

(グリーンコープ生協ひろしま 中島)

⑤ ぽんど童の生産者のみなさん

⑥ 間もなく収穫の夏あかり

 

〇長野県りんご四産地合同交流会
生産者からは各産地の生育状況を報告いただきました。昨年と比べると現時点では収穫量はあるとのことです。グリーンコープからは近年の受注状況、早期予約に対する取り組みなどを報告しました。チラシやグッズを持参したりして、私たちが行なっている早期予約に向けた取り組みの活動を生産者に実際に見ていただく良い機会となりました。組合員からのメッセージ集を手渡しました。組合員からのメッセージは楽しみでとても励みになるそうです。

⑦ 交流会での集合写真

⑧ 組合員からのメッセージ贈呈

 

【8月2日(火)】
〇八ケタ会

アップルラインと呼ばれ左右にりんご畑が広がる国道沿いに圃場があり、2019年の台風による水害支援の時に贈ったグリーンコープの看板が通りからしっかり見えました。支援金で植樹したふじの苗木に今年“夏あかり”を接ぎ木したそう。収穫できるには4~5年かかるそうですが今から楽しみです。りんご生産者の高齢化が進む中、八ケタ会は次の代に交代していたり、若手が入ったりと先のことも考えながら活発に生産に取り組んでいる様子が伝わりました。

(グリーンコープやまぐち生協 大山)

⑨  組合員が作成した八ケタ会の看板

⑨  峯村さんのりんご圃場にて

《視察を終えて》
どの生産者もとても丁寧に説明してくださり、りんご栽培への想いを聞くことができました。また、グリーンコープの組合員とは、ただの消費者・生産者という関係ではなく、顔の見える付き合いを大切に考えられていると感じました。
2019年の台風による水害、2021年の凍霜害で、大きな被害を受けられた産地もありますが、その後の支援のおかげで生産が続けられているとお礼を言われました。
コロナ禍で、私たちはオンラインで遠くの生産者と気軽に繋がることができるようになりましたが、実際に産地を見て、直接生産者から話を聞くことは、オンラインでは伝わらない空気感を感じることができ、移動中や圃場を歩いて回っているときの何気ない会話の中でもいろいろなお話を聞くことができました。生産者も3年ぶりに直接産地を見てもらい良かったと言われていました。
りんごの栽培はとても手間がかかるうえ自然相手なので出来不出来が天候に左右され、1年を通して大変な作業が多いことがわかりました。生産者の皆さんの日々の努力のおかげで私たちは安心安全なりんごや果物が食べられることに感謝します。利用することで応援していきたいと思いました。
農家の皆さんは日本の猛暑や長雨など、異常気象の影響を直に受けておられるということです。どの生産者も「異常な暑さ」や「季節外れの気候の変化」について話されました。今まで普通に食べることができていたものが今後食べられなくなる日がくるかもしれないという現実を感じました。生産者の皆さんは試行錯誤しながら必死に栽培を続けておられます。生産者に安心して栽培をしていただくために、私たち組合員は「早期予約」で産直りんごを利用しましょう。

 

 

連合会商品おすすめ委員会

2022年9月8日

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