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連合会 商品おすすめ委員会の「2022年度 北海道B(剣淵・生命を育てる大地の会、きたそらち農協北竜)視察・交流」の報告です

2022年度 北海道B(剣淵・生命を育てる大地の会、きたそらち農協北竜)視察・交流

日 時:2022年7月27日(水)~28日(木)
参加者:組合員       8名
    同行事務局     3名

グリーンコープでは、組合員が産地に出向いての視察・交流や、産地から生産者に委員会や単協に来訪いただいての交流を行なっています。
2022年度の遠隔地視察・交流として、北海道の剣淵・生命を育てる大地の会、きたそらち農協北竜を訪問しました。

剣淵・生命を育てる大地の会 視察・交流の様子

・剣淵・生命を育てる大地の会は「食は生命」であるとの認識で1990年に設立。
・食に対する考え、いのちを大切にする、また、土を大事に化学肥料・農薬をなるべく使用しないといった考えを持っているグループ。
・2016年度から「鳥越ネットワーク」を通じて取引を開始。

取扱品目:「産直四つ葉剣淵のかぼちゃ」
     「産直四つ葉剣淵のかぼちゃ(九重栗イレブン)」
     「産直四つ葉剣淵の白い九重栗かぼちゃ」

グリーンコープ生協おおさか 前田さんからの報告

旭川空港から車で北に2時間弱の剣淵町で、高橋さんと木下さんの圃場をみせていただきました。夏は30℃と比較的暑く、冬は雪が多く寒さもマイナス20℃と、年間の気温差が50℃にもなる町です。当日は29℃で風は爽やかでしたが、日差しは強く生産者のみなさん真っ黒に日焼けされていました。
木下さんは2代目で、今は帯広で農業を勉強中の息子さんが3代目となる予定だと、初代のお父さんが嬉しそうにお話してくださいました。
今はまだ小さなメロンくらいの大きさでしたが、9月1週目には大きく育って、収穫予定だそうです。高齢者事業団に応援を依頼し、家族5人+パート10人で収穫、2カ月倉庫で貯蔵した後、11月中旬~12月冬至頃まで私たちのもとに届けてくださいます。

木下さんの圃場

剣淵のかぼちゃ(九重栗イレブン)

 

きたそらち農協北竜 視察・交流の様子

・北竜町は1988年(昭和63年)から全町あげて水稲の農薬削減に取り組む。
・2003年(平成15年)から水稲の使用農薬統一に取り組み、翌年には全戸統一が実現。農薬削減率は平成17年にはうるち米生産組合で50%、もち米生産組合で40%減となっている。
・グリーンコープとは前身生協時代から30年以上の付き合い。

取扱品目:「産直赤とんぼBほくりゅう(農薬最低減)」
     「産直赤とんぼCほくりゅう(農薬最低減)」

グリーンコープかごしま生協 下本地さんからの報告

2日目はお米の生産者である「きたそらち農協北竜」へ伺いました。
まず初めに、C栽培で「ななつぼし」を栽培されている小野さんの圃場を見せていただきました。5月に定植した稲は7月20日過ぎに出穂し始めたばかりということで、風に揺れ青々と伸びていました。小野さんの圃場は合わせて4町(4ha)以上とかなりの広さでしたが、機械が大きい北海道では田んぼも広い方が作業効率がいいそうで、田植え、除草、9月末の稲刈りまで、機械の力を借りながら家族での作業が続くとのことでした。
次に見せていただいた永井さんの圃場では、B栽培で「きたくりん」を栽培されていました。B栽培は使える薬が4剤までと決まっているため、種子の段階で温湯消毒、食酢消毒をするなど農薬を減らす工夫をされているとのことでした。特に今季はネオニコチノイド系の薬は一切不使用とのことで、組合員の思いがしっかり伝わっていることを感じました。永井さんの圃場のある地域では、田植えは各々、防除と収穫作業は共同で行うそうで、必要な機械は共同所有するなど組織の強みを活かして取り組んでいる様子がよくわかりました。
午後には事務所に戻りパワーポイント資料を見ながら、「きたそらち農協北竜」の歴史や目指していること、生産に対する思いをさらに詳しく教えていただきました。「土地の環境を活かし、子どもたちに安心安全で美味しいものを食べさせたい」という原点はまさにグリーンコープのそれと同じであると嬉しくなりました。
ななつぼし、きたくりん、どちらのお米もさっぱりとして粘り気が少なく、どんなおかずにも合わせやすい品種だそうで、このまま順調にいけば10〜11月ごろには組合員の元に届くそうです。
「しっかり注文して、生産者の皆さんの元気で明るい顔を思い浮かべながらたくさん食べよう!」と思えた楽しい視察交流会でした。

小野さんの圃場

交流会の様子

 

視察・交流会を終えて

どちらの生産者もとても広い圃場を管理されていて、化学肥料や殺虫剤をなるべく使わずに手間をかけて作っていただいていることが分かりました。産直の関係は食べる人の声を聞くことができ、それがやりがいにつながるということで、今回直接お会いすることができてよかったと感じ、遠く離れた北海道ですが、身近に感じることができるようになりました。若い後継者の皆さんが、たくさんの質問に答えてくださり、その中で、「子どもたちに食べさせたいものを」という、私たち組合員と同じ思いで生産してくださっていることが分かり、利用につなげたいと思いました。

連合会商品おすすめ委員会

2022年9月2日

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