令和2年7月豪雨（くまもと）の災害支援活動の報告です（11月17日）

 【11月17日（土）】

(1)稼働人数
合計6名でした。

(2)元気カーによる買い物支援
人吉市内2地域、人吉市内の仮設団地7箇所(村山あやめ、村山公園、西間第一、西間第二、石野公園、人吉城跡、梢山)で移動販売を行いました。
本日は29名の方が買い物に来られました。
村山あやめ公園仮設団地では、常連の方が来られなかったので家を訪ねてみたら「行けなくてごめんねー、ちょっとタイミング悪かった」と言われました。仲良しだった方が引っ越され、「寂しい」としきりに言われていました。また、買い物にみえた方からは、「商品を見ているだけでも楽しくなる」「惣菜は勉強になる」という嬉しい声もありました。
村山公園仮設団地では、「前に買ったとき美味しかった」と刻み昆布（汐吹昆布）のリクエストがありました。めかぶ、ヨーグルト、カットのりなどのリクエストもあり、みなさんお気に入りの商品ができてきているようです。
立山商店では、野菜ジュースのリクエストがありました。
町屋ギャラリーでは、いつも通り、惣菜が大人気でした。「私が買い占める！」などとみなさん賑やかに盛り上がって買い物されていました。
西間第一仮設団地では、常連の高齢女性の方が、とても話し好きでよく話をされます。以前はとても大きな家にすんでいたので荷物が多く、仮設に入りきれない分は倉庫を借りて保管しているとのことです。その荷物も入るような家を探しているけれど、「なかなかない。だんだん焦ってきて泣きそう」とこぼされていました。
西間第二仮設団地では、車のない方は病院などに出かける際はタクシーを利用されていますが、携帯も固定電話もないという方が、「今までは目の前のパチンコ屋で電話していたけどパチンコ屋もつぶれてタクシーを呼ぶこともできない。タクシー会社に次回の分も予約しておこうとしたが断られた」とのことでした。昔のように公衆電話がないのでこういう方はとてもお困りのようです。
石野公園仮設団地で、「わあ！純ココアがある！」と喜んで購入された方がいました。「グリーンコープのものは品質がよいから安心だし、美味しい」と言われました。
梢山仮設団地では、「昨日のみそ作り、楽しかったよー」と元気に言いながら来られた方がいました。少し暖かかったので杖をついて出てこられた方もいらして、いつもより多くの方が利用されました。「避難所にいたときに飲んでおいしかった！そのとき以来のファン！」と、オニオンスープのリクエストもありました。

　　　

(3)その他
下原田第1仮設と下原田第2仮設にお住まいの方を対象に、みんなの家で味噌づくりを行いました。ここだけは、サロンの日程と合わなかったため、グリーンコープ単独の活動となりました。
朝10時半からでしたが、ここでも皆さん楽しみにされていた様子で10時には3名の方が来られました。中には初めてみんなの家でのイベントに参加するという方もいらっしゃいました。次々に来られ、結果7名の参加となりました。
やはりここでも「昔は杵でついていた」とか、「大きな木の樽に仕込んでいた」とか、昔作られていた話で盛り上がりました。もちろん、中には初めて作る方もいらっしゃいました。今回は御高齢の方がほとんどだったので、混ぜる工程に力が必要で、唯一の男性（グリーンコープ職員）が大活躍でした。それぞれの味噌がここでも、出来たように思います。
今回も1人1人のお持ち帰り用とみんなの家用に分けました。今後の事も聞かれたので、味噌が出来上がる時にはまた集まりましょうねとお話しすると、「それは楽しみ」と言われました。中には「こういうのなら、喜んで参加するから、また何かやってちょうだい」と言われました。リクエスト等があれば企画したいと思います。
社会福祉協議会との打ち合わせの段階で、少額でも良いので、参加費ありでできないかとの事だったので、昨日からの味噌づくりは1人300円の参加費を頂きました。そのお金はカンパ金とさせて頂き、その活用方法としてグリーンコープの今までの災害支援や、現在行っている炊き出しや買い物支援の移動販売等があり、「今回の参加費もそれらに使わせて頂きます」とお話ししました。また、昨日、味噌づくりに参加された方が今日の移動販売にレシピを貰いに来られて、「避難所にいた時に頂いたオニオンスープが美味しくて」と購入されたそうです。また、「昨日の味噌作りも楽しかった〜」と言われたと移動販売のスタッフから嬉しいお知らせがありました。色んな形での繋がりができていることを実感しました。

　

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