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連合会 商品おすすめ委員会の「2021年度長野県りんご三産地視察・交流会」の報告です

 

2021年度長野県りんご三産地視察・交流会<オンライン開催>

日 時:2021年8月2日(月)10:00~12:00
参加者:りんご生産者 
6名
    組合員 23名
    連合会農産部職員事務局 2名
主 催:連合会商品おすすめ委員会

グリーンコープでは例年、組合員が長野県のりんご三産地を訪問し、交流していますが、昨年に続き、今年度もコロナ禍の為、オンライン開催となりました。圃場からのライブ中継や産地の様子がわかる動画を見せていただき、現地を訪問したような視察・交流会となりました。

 

りんごの生産者より

三産地共通の圃場の様子
・今年は花が咲く時期が早く、4月に氷点下になる遅霜が4回もありました。通常、霜は午前3時~6時に降りるのですが、今回は、午前0時~6時と長時間にわたった為、花やつぼみが凍り、枯れてしまいました。着果量が全体的に少なく、摘果作業も行なえない状態です。

八ケタ会(ライブ中継)
霜対策のファンはありますが、開花直前の蕾や花が枯れました。ふじの木の下の方は実が付いておらず、昨年の半分以下となっています。  
表面がザラつくサビ果が多く発生し、形が悪いものが多い様子です。
王林はまずまずの実成りで、昨年並みであろうと思われます。


八ケタ会 サビ果

ながの農協飯綱(動画)
つがる、秋映は実は付いていますが、サビ果が多く発生しています。サビはあっても皮を剥けば問題なく、味は良いので、たくさん食べてください。


ながの農協飯綱 サビ果

信濃五岳会(遅霜の被害視察時の動画)
ふじの実は、まばらにしか付いておらず、各園地平均して50%程度の実成りです。秋映は60%。
王林は70%で、昨年黒星病が多く発生した時と同じくらいの収量となる見込みです。


信濃五岳会
りんごがまばらにしかなっていない木
通常の10分の1

 Q&A

参加者の感想

どこの産地も地面は大変きれいに除草されていましたが、除草剤は使用していないとのことで、大変なご苦労だろうと思いました。木と木の間は大変広く、その間にもう一本、木を植えられそうなほどですが、その広さが大事だそうで、ゆったりと葉をつけることで、しっかり葉で養分をつくり、美味しい実になるそうです。

ながの農協飯綱さんより、「新ワイ化栽培」という言葉を初めて聞きました。「新ワイ化栽培」とは、りんごの木を低くコンパクトにすることで、はしごを使用しなくても作業ができるようになるそうで、生産者の高齢化が進む今の状況にあった栽培方法だと思いました。

遅霜の被害について「今回の経験が今後につながる、『無駄でなかった』と言える経験になるよう、頑張っていきたい」という力強い言葉に、私たちもたくさん元気をもらえました。

グリーンコープの各単協から感謝と応援のメッセージを届けました。


交流会を終えて

産地で直接会うことはできませんでしたが、Zoomを使っての視察・交流を行ない、23名の組合員が参加できました。特に今年は花が早く咲き、そこに遅霜が発生したため、例年になく収穫量が減ってしまうことや、サビ果になってしまうということをお聞きしつつ、産地の様子をライブ中継で見せていただきました。年に一度しか収穫できないりんごの栽培は、天候の影響を受けてご苦労が絶えないことを実感しました。サビ果は、皮をむけば味に変わりはないということや、いつも通り除草剤は使用せずに作っていただいていることを多くの組合員に伝えていきたいと思いました。

連合会商品おすすめ委員会

2021年10月21日

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