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連合会 商品おすすめ委員会の2021年度 北海道A 一心生産組合・ノザワ農場・大塚ファーム・ふらの特別栽培研究会との視察・交流会の報告です

 

2021年度 北海道A
一心生産組合・ノザワ農場・大塚ファーム・ふらの特別栽培研究会との視察・交流会<オンライン開催>

日 時:2021年7月12日(月)10:00~12:00
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員        25名
    生産者         3名
    (株)トミイチ     1名
    リバーグリーン(株)  3名

グリーンコープでは、遠隔地との視察・交流として、3年ごとのローテーションで組合員が産地に出向く視察・交流会、産地から生産者に来訪いただいての交流会を行なっています。
2021年度は北海道の産地(一心生産組合、ノザワ農場、大塚ファーム、ふらの特別栽培研究会)を訪問する予定でしたが、コロナ禍のため、現地に赴くことは難しいと判断し、オンラインによる視察・交流会を行ないました。

一心生産組合


産直スイートコーン(北海道産)


産直四つ葉バレイショ(北海小金)


産直四つ葉バレイショ(インカの目覚め)


産直四つ葉バレイショ(アンデスレッド)

・出荷品目は、産直スイートコーン、産直四つ葉バレイショ(北あかり、北海小金男爵、インカの目覚め)。
・6戸の農家が集まって「一つの心で共存共栄を図る」として法人化。自家製の堆肥づくりを始め土づくりから見直し、99haの圃場の内56haが有機JAS認定を受けています。


一心生産組合のみなさん

 

ノザワ農場

 
産直四つ葉玉ねぎ(北海道産)

・出荷品目は、産直四つ葉玉ねぎ。
・20haの圃場すべて玉ねぎを作られています。自家製の堆肥は安全性を重視し、もみ殻、そば殻、稲わら、木くずなど植物性のものだけを使い、土づくりにこだわっています。圃場からのライブ中継で堆肥の山を見せてもらいました。地域でベト病や線虫などが発生した時も、ノザワ農場の玉ねぎは病気にならず、連作障害もないそうです。


ノザワ農場の代表 野澤さん

 

大塚ファーム

 
産直四つ葉ミニトマトミックス(北海道産)

・出荷品目は、産直四つ葉ミニトマトミックス、産直四つ葉ズッキーニ。
・2016年の台風被害では、グリーンコープからのカンパで壊れたハウスなどを修理されたそうで、お礼の言葉の最中に涙ぐまれる場面がありました。大塚ファームでは、外国人研修生や障がい者の方も働けるようにと、収穫の仕方など見れば理解できるようにビデオを作成し、だれもが農作業ができる工夫をされていました。地元の生協と企画した「畑のレストラン」は大盛況でなかなか抽選に当たらないそうです。3人の息子さんたちも工業系、農業系の学校に進み、これからもっといろいろなことができるという夢や希望でいっぱいの様子でした。


大塚ファームのみなさん

 

ふらの特別栽培研究会


産直富良野メロン

・出荷品目は、産直富良野メロン
・手作業で温度管理が大変なこともあり、メロン農家が減少する中、グリーンコープの基準内で栽培できる生産者は多くありません。「なるべく農薬を使用したくない。肥料は有機質で栽培したい」と生産者1名で産直富良野メロンを出荷されています。1人でメロン栽培をされているため、当日は作業が忙しく参加いただけませんでした。


ふらの特別栽培研究会の名和さん

 

参加者の感想

一心生産組合は、昔からの経験と先代から受け継がれた土づくりを大切にし、畜産(豚)もされていて循環農業をされているとのこと。99haもある想像もできない程の広大な圃場の有機JAS認定の土地での草取り作業は、本当にご苦労されているだろうとしみじみと感じ、感謝するばかりです。

ノザワ農場は圃場から中継していただき、青空に癒されました。圃場を見て驚いたのは、玉ねぎを植えてある間に草が生えておらず、今植えている玉ねぎを収穫した後に撒く堆肥ということで、大きな機械よりも高く積まれた堆肥は圧巻でした。堆肥には家畜系のものは使用せず、木くず等を使用していると聞いて珍しいと思いました。家畜は抗生物質等を使用されているので使用しないと聞いて、素晴らしい!と思いました。

大塚ファームは女性の働きやすい職場、農福連携、「顔の見える農業」から「取り組みの見える農業」へ。そして、息子3人がそれぞれ家族を持ってもやっていけるだけの規模に拡大中…ということで、新しい農業の形と「希望」や「夢」を感じる報告でした。2016年の台風被害に対する組合員カンパのお礼を言われ、ずっと前からしっかり繋がっていたのだと、改めて産直の良さを感じました。

有機、無農薬の作物を生産される現場について知り、土づくり、自分達の作った作物への熱い思い、こだわり、様々な取り組みを聞く事が出来て良かったです。どの産地も広大な土地を所有されており、生産される量もとても多く、その土地の草取りを全て手作業でされているとの事で、大変なご苦労がある事を感じました。

近年、自然災害の規模の大きさ、天候や病害に左右されながらも、生産者は信念を持ち日々農業を続けられています。生産者の想いを強く実感できる有意義な時間となり、こんなに素晴らしい北海道の農産物をみんなに知ってもらいたい、多くの組合員に食べてほしいと強く思いました。

視察・交流会を終えて

現地での視察ができなかったことは残念でしたが、圃場の様子を中継していただいたり、動画を見せていただいたりして、産地について詳しく知ることができました。
どの圃場もとても広く、北海道とはいえ日中の気温が高くて、草取りの作業のご苦労がどれほどのものかと思いました。また、2016年の台風カンパのお礼を涙ながらにお話ししてくださり、組合員の気持ちが届いていることや、顔の見える関係の大切さも改めて感じました。堆肥を植物性のものから作られている様子も動画で見せていただき、安心安全にこだわって、手間と時間をかけてくださっていることに感謝の気持ちがわきました。この視察・交流会を通して、安心安全な産直青果が私たちのところに届くことのありがたさを感じ、利用を続けて応援したいと強く思いました。

連合会商品おすすめ委員会

 

2021年10月21日

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