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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(6月22日)

 【6月22日(火)】

(1)稼働人数
合計6名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当を3個、人吉市上薩摩瀬町でみなし仮設住宅に仮住まいされているご夫婦に、お弁当を2個お届けしました。

(3)その他
①球磨村渡地区にある仮設団地3箇所(多目的仮設団地、さくらドーム仮設団地、グランド仮設団地)と、渡地区の4箇所(境目、立野、糸原、水篠)で移動販売を行いました。
本日は 30名の方が買い物に来られました。
球磨村多目的広場仮設団地では、いつも買い物される常連のご夫婦の奥様から、「免許を返還してしまったので買い物には行けない。来てくれてほんとに助かっている。」との言葉をいただきました。
さくらドーム仮設団地では、膝を悪くされている女性の方が、先週、かなり高額の注射をする治療を受けると言われていました。その効果なのか今日はいつもより少し動きがスムーズだったように思います。しかし、話を聞いてみると痛みなどはほぼ変わらないとのことでした。「またせなんかな。」と言われていたのが少し心配です。
グラウンド仮設団地では、いつもたくさん購入される女性の方は、今日も買い物をされましたが、「他の人から、あんたは買いすぎと言われた。」と言われていました。ここは毎週たくさんの方が買い物されているので、コミュニケーションの場にもなっていてよいと思っていました。犬の散歩中に立ち寄って買い物された男性からは「仮設の敷地内に店ができると聞いているが、あなた達ではないの?」と尋ねられました。「違いますよ。」とお答えしたところ、「あなた達かなーと思ってた。」と少し残念そう?に言われました。店ができる⇒グリーンコープかも、と思っていただけたことは嬉しく感じました。
球磨村渡地区境目では、足の不自由な男性の方が今日もご機嫌で、スタッフとの会話を楽しんでおられました。30日には2回目のワクチン接種が終わるとのことで少し安心されているようでした。
立野では、今日は2か所に停車して5人が買い物されました。坂の途中の停車地が定着してきたように感じます。いつも子連れでみえる方が、「この前の焼きおにぎりがとても美味しかった。」と今日も期待されていたようでした。次週にでも焼きおにぎりをお持ちしたいと思います。
糸原では、前回の大雨で、橋が流されて避難されていた方も先週から戻ってこられ、2人が買い物されました。以前停めていた坂のあたりはまだ工事車両がいるので、停車地が定まりませんが、「待っとくけん、おるとこに来て。」と言われました。避難から戻られた方は「もう一人も戻ってはきているけれど、家のことが忙しくて来れんかった。私も避難中は毎日暇だったけど、家に戻ると忙しか。」と言われていました。それでも表情がとても明るく、住み慣れたところで過ごせることがとても嬉しいんだな、と感じられました。
水篠では、いつも停めている公民館の前は、道路から少し上がったところなので、知らない人からは見つけにくいのですが、今日は初めての方が突然、「きゅうりある?」と言ってみえました。あいにくきゅうりは売り切れていたのですが、他のものをいくつか購入されました。移動販売に回るようになってかなり日が経っていますが、それでもこうして新規の方がみえると嬉しくなります。今日は久しぶりに、デリキチ(キッチンカー)での水ようかんの試食もでき、とても喜ばれました。高齢の方が多いので、やはりあんこ系のスイーツは好評のように感じました。冷蔵庫に入れて持ち運べる冷たいスイーツ類は、デリキチでは入っていていけない場所にもお届けできるので、夏場はよいと思います。

    

②ご自身でおうちのリフォームをされている温泉町のご夫婦宅の敷地内に、今週のどこかで砂利を敷く予定でしたが、土曜日に奥様が数日前から体調を崩されていると連絡が入りました。医師は入院を勧めているが、耳の遠いご主人が心配で入院を拒否され、通院で点滴されてるとのこと。心配したユースのメンバーが食事等の差し入れを持って訪問する度に、奥様が食事を取れず、痩せて来ているので入院するように奨めたい。その為にご主人の食事の心配を奥様がしなくてすむようにどうにか支援していただけないかと相談がありました。県南センターに連絡し、夕飯にグリーンコープの配食ワーカーズパセリのお弁当を用意し、配達してもらうようにしました。昼御飯を「手とテとて」に用意して貰えないか相談したところ、快く引き受けてくれました。年明けから、ずっとお手伝いに入ってるお宅のご夫婦で、もうすぐリフォーム完成で、引っ越しまであと少しの所まで来ていました。長く関わっているので、ご夫婦の仲の良さも知っています。どうする事が、一番ご夫婦に取って良いことなのか、迷いましたが、ちょうどお会いすることが出来たので、「お昼御飯と夕飯をお届けします。体調を整える為にも、少しの間、入院されませんか?」とユースの方と一緒にご提案しましたが、「体調は少しよくなりました。食事を甘える事ができるなら、家でゆっくりできます。入院はお父さんが心配なのでしたくないです。早く元気になるので、お弁当を甘えても良いですか。」と言われました。ご主人も「点滴に行く以外は、一緒に家にいますので、(お母さんが食事の準備等で)動かなくていいようにお弁当をお願いします。」と言われました。ご夫婦が一緒に過ごしながら、肺炎が完治して、元気になられるまで見守りも兼ねて、「パセリ」のお弁当は月の夕飯から、昼御飯は今日から配達する事にしました。私達も「手とテとて」もずっと関わってきた方だからこそできる事があるなら、やりたい、どうにかしたいという想いになり、今回のお弁当支援となりました。これまで支援で関わった方の多くが高齢の方です。いつ、同じようなケースが出てくるかわかりませんし、増えてくるのではないかと思っています。そんな時に、今回のように私達グリーンコープを思い出し、頼って頂けるよう今後も寄り添った支援を続けたいと思います。「手とテとて」のお昼御飯お弁当支援は、今日からスタートしました。出来上がった「手とテとて」のお弁当は、お父さん用とお母さん用でご飯のグラム数が違い、付箋がつけてありました。小さな心配りに配達する方も嬉しくなり、ご夫婦にも大変喜んで頂けました。

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2021年6月25日

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