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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(6月8日)

 【6月8日(火)】

(1)稼働人数
合計5名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)その他
球磨村渡地区にある仮設団地3箇所(多目的仮設団地、さくらドーム仮設団地、グラウンド仮設団地)と、渡地区の4箇所(境目、立野、糸原、水篠)で移動販売を行いました。
本日は 27名の方が買い物に来られました。
球磨村多目的広場仮設では、一度に4人の方が集まってみえて、賑わいました。お昼前だったので、海鮮丼を見て喜んで購入されました。「お昼はこれにする。」とウキウキした声で言われました。
さくらドーム仮設団地で、いつも買い物される脚の不自由な方は、今日もたくさん購入されました。この停車場所ではほぼこの方しか買われないので、「私のために停めてもらって申し訳ない。」と言われましたので、「もともと通るルートだから気になさらないでください。」とお伝えしました。また、この前の豪雨のとき、水はけがひどく悪かったため、工事が入り砂利を入れてくれたこと、ワクチン接種の連絡があり、25日に近くでの集団接種を受けることになったとのことで、「毎日、連絡を待ってたからこれで少しホッとできる。」と嬉しそうでした。
球磨村グラウンド仮設団地では、今日も元気カーが到着したときには7人の方が集まっておしゃべりしながら待たれていました。買い物中もとても賑やかで、今日は暑かったため、アイスがよく売れました。いつもヨーグルトを購入される社会福祉協議会の方は、今日は私達がお昼ご飯を食べている時間にみえて「ごめんねー。」と言いながらいつものヨーグルトを購入されました。
お昼からの、渡地区境目で、一番奥の家にお住まいの男性の方は、「うちはワクチンは受けん。コロナは、こがんとこまで来んけん。人にも会わんし。」と言われていました。奥さんの方は、明日も人吉の歯医者に行くとのことで、「明日は水曜だからバスが来て渡駅までは行けるから助かる。」と言われてました。水曜以外だとタクシー代が7000円以上かかることを嘆かれていて、かなりの負担になっているようでした。ブロッコリーの予約をいただいていたのですが、とても高いものしかなかったとお伝えすると、「人吉に行ったときにスーパーで探してみる。」と言われました。冷凍ブロッコリーはどうかとお勧めしてみましたが、冷凍ではないほうがよいとのことでした。
同地区立野で、地区の出口近くの坂の途中の停車場所では2人の方がみえました。いつも小さい子どもを連れてみえる方の前にご近所の方が、「カフェミルクを試してみたい。」と購入されましたが、子連れの方がいつもカフェミルクをたくさん購入されることをご存知で「私が買ってもあの人の分はある?」と気にされていました。1本残っていたので「大丈夫ですよ。」とお伝えしました。
同地区糸原では、いつも車を停めていた場所に他の車が停まっていたため、少し離れたところに車を停めて買い物していただきました。豪雨で流された橋は今工事中で、来週までに工事は終わりそうとのことでした。「来週になればいつも一緒に買い物していた人たちも戻ってくるかも。」と心待ちにされているようでした。
同地区水篠では、いつも3箇所停めているのですが、今日そのうち1箇所で声をかけましたが、「今日はいらない。」と言われ、水篠公民館ではお留守なのかどなたもみえませんでした。それでも坂の上の脚の不自由な女性の方は、いつも通りたくさんの買い物をされ、本当に移動販売を頼りにされていることが感じられました。今日は特にたくさんお話をされ、「一人だから面倒で朝はパンと牛乳だけにすることが多い。」とのことでした。「できればおかずも食べてくださいね。」と、チルド品の南蛮漬けなどをお勧めすると購入されました。また、庭先には自然に種が運ばれてきたマリーゴールドがたくさん育っていること、季節ごとに咲く花が慰めになっていること、今日は暑いけど、窓を開けて風を通せば家の中はとても涼しくて扇風機がなくても過ごせることなどを話してくださいました。少し標高の高い場所にある家なのでたしかにそうかもしれません、不便な場所ではありますが、それだけに自然の心地よさを満喫できるこの家での暮らしへの愛着が感じられるお話でした。 

    

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2021年6月9日

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