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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(5月25日)

 【5月25日(火)】

(1)稼働人数
合計7名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)本日の片付支援
人吉市温泉町でリフォームに向けたお宅で、作業のお手伝いに参加しました。本日は、昨年の水害により、サッシの中に入った泥を除去する作業をしました。まずサッシを窓枠から外し、小さな穴から勢いよく水を注ぎ込み、泥を排出しました。泥が出なくなるまで繰り返しました。最後に拭き上げし、日光で乾燥させたのちに窓枠にはめ込んで完了となりました。依頼者の方より、「大きな窓は私達の力では外すのさえ困難です。あなた方が毎回来てくれる事で、作業が進み、家が再び元の住める状態に戻っていくことに喜びを感じています。毎回いつもありがとうございます。」と深々と頭を下げてお礼を言われました。本日はそこのお宅には、畳屋さんが来られており、和室にはついに畳が入りました。「綺麗な畳が入るとまた一段と家らしくなってきましたね。」と言うと、また住人の方から、「被災した直後は、周りは至る所に泥にまみれた家財が散乱しており、私達も気持ちが沈み込んでいました。あれからすると、こんな風に家が再建に向かえているのは、あなた方がいつも笑顔で来てくれていたお陰です。感謝してもしきれません。」とも言われました。作業のお手伝いだけでなく、何気ないタイミングでも訪問し、顔を合わせることも大切だと感じました。今後も被災者に寄り添った支援活動を心がけていきたいと思います。

(4)その他
球磨村渡地区にある仮設団地3箇所(多目的仮設団地、さくらドーム仮設団地、グランド仮設団地)と、渡地区の4箇所(境目、立野、糸原、水篠)で移動販売を行いました。
本日は29名の方が買物に来られました。
球磨村多目的広場仮設団地では、いつも買い物される方が、「畑に出てたから気がつかなかった。」と言って、自転車で元気カーを追いかけてみえました。
さくらドーム仮設団地では、ここの仮設団地は水はけが非常に悪く、先週の豪雨のときは「仮設住宅でまた水害に遭うのかと不安だった。」とのこと。家の外にはとても出られないくらいに水がたまり、外に倉庫を置かれている方は、倉庫が流されるのではと心配だったそうです。
グランド仮設団地では、いつもみえる社会福祉協議会の方とのお話の中で「神瀬日当地区にも元気カーで行っている。」とお話ししたところ、とても驚かれました。ご実家がそちらだそうで昨年の被災直後の凄まじい被害の話をお聞きしました。
お昼から訪問の渡地区境目では、先週の豪雨の後、一番奥の家では1週間、一人暮らしの男性の家では2日ほど断水になったそうです。以前もらっていた支援物資の水やお風呂用に屋根に上げてある水などで過ごせたと言われましたが、できれば次に行くときは水をお届けしておきたいと思いました。
糸原では、先週から通行できなくなっていた橋が木曜の豪雨で流されていました。いつも元気カーを停めていた坂(スロープ)も崩れていて、先週の豪雨の凄まじさを感じました。橋の向こうの集落は完全に孤立状態になってしまったので皆さん避難されていて、いつも買い物されていた方もみえず、一人だけ川の手前に住まわれている方だけがみえて、「皆がいないのでさびしい。」と言われていました。
国道219号線を走るだけでもかなり怖い状態だった先週の豪雨ですが、上流に入っていくと道が崩れる、橋が流れる、断水など大きな被害が出ていたことがわかりました。雨が降っていないときでも、地盤はかなり緩んでいることが考えられるので、十分な警戒が必要と改めて感じました。一方で、住民の方たちの不安も増し、さまざまな不自由も生じてくるかと思うので、安全な時期を見極めながらも無理はせず、できる限りの支援を行いたいと思いました。 

    

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2021年5月27日

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