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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(5月11日)

 【5月11日(火)】

(1)稼働人数
合計6名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)その他
球磨村渡地区にある仮設団地3箇所(多目的仮設団地、さくらドーム仮設団地、グランド仮設団地)と、渡地区の4箇所(境目、立野、糸原、水篠)で移動販売を行いました。
本日は 32名の方が買い物に来られました。
今日は買い物に出てくる人が少なく、いつも声がけするお宅も留守で、かなり寂しいスタートでした。買い物された方の話によると、店に連れて行ってくれる買い物支援があるとかで、今日はそれでみんな出ているのではとのことでした。そんな中でもいつも買い物される足の不自由な高齢女性二人が、今日も待っておられ、お買い物をされました。店に連れて行ってもらう形での買い物支援はあっても、それには頼れない方たちもいるのだと感じました。この高齢女性達は、スタッフとの会話も楽しみにされているようで、先週がお休みだったスタッフが今週はいたので、いつも購入する物を把握しているスタッフならではの会話がとても嬉しそうでした。体が不自由で、一人で暮らす高齢者の方にとっては、自分のことを覚えていて、気にかけている人がいて、週に1回は顔を見せてくれるということが嬉しく、心強いのだと改めて感じました。
いつもたくさんの方がみえる球磨村グラウンド仮設は、今日もたくさんの方が買い物をされました。いつものように、元気カーが到着する前から集まって待っておられるのがとても嬉しかったです。とても急いで買い物された方は、先週に引き続き、チョコレートアイスを2箱購入されました。決して安い商品ではないですが、先週食べた方からの評判がとてもよかったとのことでリピートされました。今日はとても急がれていると思ったら、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約をしているとのことで、「急いで行ってくる」と嬉しそうに言われてました。
お昼からは球磨村渡地区の境目に入り、いちばん奥にあるお宅ではいつもの通りに買い物されました。今日のお惣菜のそぼろご飯を「そぼろご飯好きなのよー。」と購入されました。また、球磨村の指定ごみ袋がほしいとのリクエストをいただいたので、来週お届けすることになりました。
渡地区立野では、いつも買い物される方から、「入浴剤はないか。」とのお尋ねがありましたが、用意していなかったので、来週お届けするようにしました。先週初めて元気カーを停めた、立野の出口に近い場所に今日も停めたら、先週来られた若いお母さんと小さなお子さんが空きビンを持って来られ、また牛乳を購入されました。「先週初めて買ってみてとてもおいしかった!」とのことで、今週も待っていてくれたようです。
境目の高齢男性は、買い物もたくさんされましたが、この方も、先週スタッフがお休みだったのがとても寂しそうだったので、今週は会うことができてとても話が弾んでいました。夜、脚が痛くて目が覚めてしまうこと、連休中も子どもさんや孫は来ても泊まったりせずに帰ってしまうなど少し寂しそうに話されていましたが、元気カーのスタッフの声がけには笑顔で応えられていて、おそらく週に一回の楽しみになっているのだろうなと感じました。
渡地区糸原では、いつもの3人の方が待っておられました。一人の方は、午前中にワクチン接種をしてきたとのことで、それほど痛くもなかったと嬉しそうに話されていました。ワクチン接種にいろいろな意見もあるとは思いますが、接種を望んでいる人にとっては受けられる、受けられたということは、とても嬉しくて、安心できるのだろうと感じました。
渡地区水篠で、坂の上の家にお住まいの高齢女性は、玄関まで出て待っておられました。今日はドライバーが不慣れだったため、少し遅くなってしまい、「来なかったどうしようと思ってた。私はここでしか買い物できないから。」と今日もたくさん購入されました。複数でおしゃべりしながら待つのではなく、一人で待っておられる方にとってはわずかの時間でも長く感じられるのだろうと思いました。なるべく遅れないように気をつけたいと思います。
水篠公民館でお買い物された方は、コロナ感染拡大で楽しみにしていたグランドゴルフがずっと中止になっていると嘆いておられました。「花の手入れだけが今の楽しみ。」とのことで、見事なあやめなどが花を咲かせていました。名前の分からない花があったのでお尋ねすると「ヤツシロソウ」とのこと。水害にコロナ、良いことが少なかったこの1年ですが、それでも身近なところになにか楽しみを見つけて暮らしていくたくましさを感じました。ワクチン接種の話題に触れると、近いうちに接種予定とのことでしたが、「こんなとこまでコロナは来ない、と思うけどね。」と笑って言われました。

毎週のようにこの地区を担当している元気カースタッフと利用するみなさんとの関係の深さを痛感した今日の元気カーでした。少なくとも一人は固定のスタッフが回ることは、週1回の元気カーを楽しみにしている方達にとってはとても重要なのだと感じました。

      

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2021年5月14日

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