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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(5月7日)

 【5月7日(金)】

(1)稼働人数
合計6名でした。

(2)昼食、夕食の配布、地域での炊き出し
人吉市下林町の自宅で在宅避難されている女性と、そのご両親へ夕食分のお弁当3個をお届けしました。

(3)その他
①球磨村一勝地3地区(友尻、宮園、池下)、大瀬地区、人吉市内の3つの仮設団地(下原田第一、下原田第二、下原田第三)で移動販売を行いました。
本日は 17名の方が買い物に来られました。
球磨村一勝地友尻地区では、あいにくの雨でしたが、いつもみえる方たちが集まりお買い物されました。一勝地は比較的、家族で住んでらっしゃる方も多く、かなりの高齢者でも自宅で料理をされる方が多い印象です。そのため、野菜(とくに葉物)がよく売れ、お惣菜は「おかずは家にあるから」と敬遠される傾向が感じられます。いつも買い物される高齢の女性も、「食事は自分で作るから」とお惣菜ではなく、食材を買われます。自宅で料理ができる環境であること、一人暮らしでない方は食べる人がいることで料理をする気力もあるようです。一勝地は、住民の方たちのエネルギーが、とても感じられる地域です。
人吉市下原田第一仮設団地では、以前から買い物されている方が連れてこられた男性が、今週も買い物されました。元気カーの曲を流すと、それを聴いて出てきたというタイミングで、買い物用のバッグを持って玄関の外に出てこられました。こちらから玄関前まで行き、ご希望の商品をうかがってお渡ししました。先週は知り合いの方に連れられて来られましたが、今週は時間を気にして待っていてくださった様子が感じられ、お役に立てているのだな、と感じました。
下原田第二仮設団地では、家のリフォームが終わった方達が自宅に戻り始め、空き家も少しずつ増えてきました。一方で、年配の方達は「もう建て替えは無理だから。」と自宅へ戻ることは諦めている様子もあり、仮設住宅で過ごせる2年間が終わった後はどうなるのかという不安を抱えておられるようです。賃貸アパートに住んでいて被災し、アパートの改修が済んだので戻ったら、家賃が1万円上がっていたという話をされた方もいて、「仮設住宅の次はどうするか?」という問題が今後大きくなっていきそうです。家の問題を私達が解決できるわけではないですが、移動販売を通じてそういった不安や悩みなどを聞きとり、しかるべき支援や相談窓口に繋いでいければと思います。

  
②先月25日に予定していた「つながる広場」にお申込みされていたお宅に、生活応援セットの配布を行いました。昨日社会福祉協議会と相談し、個人の携帯電話からの着信には出ない方に、社会福祉協議会から電話をしていただき、連絡の取れた方に配布する事ができました。本日お会いできた方は、避難所に3ヶ月いらした方で、「長い避難所生活に疲れ果てていたところ、ようやく今の団地に入れた。」と言われていました。自宅は上薩摩瀬町の平家で屋根まで浸かり全壊で、今は解体を待っているとの事ですが、「目の前が球磨川で、景観が気に入って建てた。またそこに自宅を再建したいが、やっぱりまた水害が起きるかも知れないと考えると怖くなる。先の事をどうして良いのかまだ決めきれない。」と不安な表情をされていました。

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2021年5月12日

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