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連合会 商品おすすめ委員会の2020年度「産直びん牛乳学習会~篠原晴美さんを迎えて~」の報告です

 

2020年度 「産直びん牛乳学習会~篠原晴美さんを迎えて~」

日  時:2020年10月14日(水)
開催場所:ZOOMを使ったWeb会議方式による開催
主  催:連合会商品おすすめ委員会
参 加 者 :組合員24名、共同体組合員事務局3名、連合会職員事務局2名
講  師:篠原晴美さん

グリーンコープ連合会商品おすすめ委員会では、年間を通して産直びん牛乳の利用普及をすすめています。
グリーンコープの産直びん牛乳の良さを語る言葉を獲得し、多くの組合員に伝え、これからもずっと産直びん牛乳を飲み続けていけるように、利用普及に繋げたいと考え、組合員としてノンホモパスチャライズ牛乳の開発に携わった篠原晴美さんに当時の様子を伺いました。

<篠原さんのお話>
生命を大切にしたいと考えていったら 
グリーンコープの パスチャライズ牛乳・ノンホモパスチャライズ牛乳にたどり着きました。

<きっかけ>


篠原さん。
後ろは、お住まいの熊本県の益城町の風景。

30年以上も前に、生協の商品委員をしました。
「添加物をひとつ抜くことが出来た」「産地を指定することが出来た」「工場を指定できた」と少しずつ改善を重ねるのが面白くて、深みにはまりました。
今はあの頃とは比較にならないくらい安全安心な商品に成長していますね。

何にも知らなかったお母さんが生協の中でいろんなことを学びました。

食べものの安全を脅かす様々な事件があり、本来は命を育むはずの食べものが命を脅かしていることに、広い意味で安全について考えたいと思いました。

<1980年当時

牛乳は沸騰させたらいけないのに、どうして120℃で殺菌するのかという素朴な疑問から、まずは、100℃を下回る温度で殺菌することから始まりました。

けれど、当時、日本にはUHT(超高温殺菌)牛乳しかなく、原乳の質がとても悪かったんです。

<タオルを贈る>

だったら、原乳から何とかしてもらおうと、
生産者のところへ行って、朝の搾乳の様子から見せてもらいました。
1枚のタオルで、1頭拭いて、ミルカーをつけては、バケツでタオルを洗う作業を20数頭分繰り返していたんですよ。

タオルがもっとたくさんあれば細菌数も減るのではないかと言い出した組合員がいて…
そこから周りに声をかけて、タオルを贈るようになりました。タオルと一緒に、心と気持ちを届けている、そういう気持ちで交流してきました。

その後、90℃になり、85℃になり、75℃になり、ようやく72℃15秒のパスチャライズ牛乳が出来ました。

何の知識もないまま、皆と、何で?どうして?と言いながらパスチャライズ殺菌にたどり着いたのです。
作り始めてからノンホモ牛乳が出来るまで、7年かかりました。

 

<ヨーロッパ視察>

スイス、ドイツを1週間でまわってきました。
乳業メーカーとグリーンコープの職員が一緒で、組合員は私だけだったので、相当なプレッシャーでした。

ヨーロッパではパスチャライズ牛乳が一般的で、UHT牛乳は、味は悪いが日持ちするという認識でした。果たして、高温多湿の九州でパスチャライズ牛乳が出来るのかとても不安でした。

牛の餌をnon-GMOに切り替える時も大変だったんです。
生産者は物凄い不安を抱えながら組合員の思いに応えてくれたんですよ。

いっぱい、いっぱい飲んでほしい。飲むことでしか守れない。私たちの牛乳です。

<学習会を終えて>
私たちはグリーンコープの象徴的な商品である産直びん牛乳をずっと飲み続けたいと思い、様々な取り組みをしています。

グリーンコープの産直びん牛乳がどのようにして誕生したのか、篠原さんから当時のお話を聞くことができて、産直びん牛乳が当たり前に届くと思っていたけれど、違うことが分かました。生産者、メーカー、皆さんの頑張りがあって飲むことが出来ているのですね。
篠原さんたち先輩組合員からバトンを受け取って、若い組合員に渡せるように頑張っていくために、たくさんのヒントをいただきました。

連合会商品おすすめ委員会

2020年11月4日

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