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令和2年7月豪雨(くまもと)の災害支援活動の報告です(7月23日)

 

令和2年7月豪雨災害で被害を受けられた皆様に

謹んでお見舞いを申し上げます。

グリーンコープでは、今回の「令和2年7月豪雨」の被災地支援活動を7月4日から開始しました。
グリーンコープ生協くまもとの支援活動のようすを報告します。

 

【7月23日(木)】

人吉エリア

(1)本日の支援者
熊本学園大学:4名、グリーンコープ連合:1名、グリーンコープ生協ふくおか:1名、くまもと共同購入ワーカーズレインボー:4名、生活再生ワーカーズともに9名、グリーンコープ生協くまもと:12名の合計31名体制でした。

(2)物資の受け取り状況
3名の方が受け取りに来られました。お話をすると、10名の方のお世話をされている方や、3名の方のお世話をされている方がおられ、いろいろな要望がありました。美容液などの主に女性が必要とするものが多かったです。

(3)夕食の配布
人吉市下新町地区に13個のお弁当とパンをお届けしました。
昨日連絡があり、急遽対応が必要になった球磨郡球磨村渡のお宅に、グリーンコープのお店がつくったお弁当を20個お届けしました。

(4)避難所対応
球磨村の被災者の村外避難所になっている旧多良木高校にフリーズドライの味噌汁・スープ5種類×3ケース、豆乳を3種類×6ケースをお届けしました。
昼・夜は弁当を配布されていますが、地元の有志の方で汁物の炊き出し(230人分)を頑張っておられ、今後は炊き出しの準備がスムーズにいくようにグリーンコープの冷凍野菜を提供することにしています。また、健康管理を考えて、ヨーグルトと納豆をお届けしました。応援に入っている管理栄養士の方々も喜ばれていました。


旧多良木高校避難所炊き出し準備


配食中


三密対策した食事の様子


ペットは駐車場に住みかを確保

球磨村の避難所清流館から「一勝地温泉かわせみ」に6世帯の15人の方々が移られ避難されています。本日は、ヨーグルトと納豆15食分、フリーズドライの味噌汁、スープを3箱(450食分)をお届けしました。状況は、移動したばかりで物資が行き届いていない様子でしたので、管理責任者の方と相談し、明日以降、冷蔵庫、掃除機、乾燥機、飲料等の物資をお届けするようにしています。


球磨村避難所「一勝地温泉かわせみ」

避難所「田舎体験交流館さんがうら」に、鶏肉、豚肉、ヨーグルトと納豆をお届けしました。
家屋が浸水し自宅に住めない状況の4世帯の12名がこちらに避難されていますが、橋の崩落でこの集落への通路が山越えの細い道のみになってしまい、約200世帯が買い物などが困難になっています。今後、避難所以外の方々への買い物支援サポートも必要と思われます。


山奥にある避難所「田舎体験交流館さんがうら」
 

(5)本日の支援作業
本日は災害ゴミ置き場が休みでしたが、5ヶ所分の家財の搬出を行いました。ちょうど熊本学園大学の学生さんが来てくれたので一緒に行いました。
キープ&ショップ人吉とお隣の間の溝にある土砂を総勢10人で出しました。重機がありますのでそのままダンプカーに土砂を積むことができ、袋詰めをしなくていいので、随分はかどりました。
人吉市下新地にある仮ゴミ置き場の仕分けを行いました。

 

(6)その他
昨日、人吉市下新町自治会長さんから情報のあった球磨村のお宅を、グリーンコープ生協くまもとの高濱理事長、組合員事務局長、職員が訪問しました。
支援物資として、化粧水・乳液などの化粧品、鏡、ブラシ、かゆみ止め、日焼け止め、髪留め、ターバン、ひんやりタオル、毛剃り、カビ取り剤、蚊取り線香、虫除けスプレー、携帯ケース、扇風機、腕カバー、メロンパン、ミルクバンズ、ノンカップ麺、木頭村の水、スコーン、フリーズドライの味噌汁をお届けしました。
状況は、平家建ての世帯は避難されていて、二階建ての世帯は二階だけ電気が使えるようになり、二階で生活されていました。この方からは、「支援物資がすぐに粉塵で砂まみれになってしまうので、どうしたらよいか悩んでいる。ビニール袋に包んだりするが難しい。夕方、お弁当を取りに来てもらうときに、支援物資をみんなで分けたい。家は水が出ない状況。まず泥水で洗い、最後の仕上げに支援でもらったミネラルウォーターを大切に使っている。お弁当が本当にありがたい。これまで支援活動などに参加したことはなく、募金などしかしてこなかった。今後は自分もボランティアに参加したいと思うようになった。助けていただき感謝している」とのことでした。翌日「高齢者生活福祉センターせせらぎ」でだご汁の炊き出しをすることを伝えると、「だご汁を食べたい、美味しいでしょうね」と話されました。

20人分の炊き出しを一人で毎日行っている人吉地区で組合員活動をしている組合員に、高濱理事長が直接話を聞きたいとの事で、この組合員宅にお邪魔してお話を聞きました。
経過としては、この組合員は、発災後、人吉市相良町である方と2人で炊き出しをされていました。相良町の皆さんは浸水被害を受け、自宅を片付けながら、昼食は手伝いに来てくれた人の分まで購入されていたそうです。しかし、「もうお金がもたない」と聞いたこの組合員は炊き出しを始められました。発災後一緒に炊き出しをされてきた方は「もう辞める」と言われ、この組合員は「ボランティアだからそれもあるか」と受け入れて、一人で炊き出しに取り組んでこられました。材料は寄付してもらった米や野菜を使い、足りない分は自費で購入されていたそうです。特に肉などの寄付はなくて、購入しないと手に入りません。初めて昼食を届けた日に年配の女性が泣きながら「嬉しい、ありがとう」と言ってくださり、がんばろうと思われたそうです。
この組合員と、人的支援についてや、炊き出し用の食材保管用の冷凍ストッカーを明日設置することをお話ししました。
また、この組合員から、まだまだ大変な地区の情報がありました。「球磨郡神瀬(コウノセ)地区は道が寸断されているが、近々仮設道路が開通する。人吉市鹿目(カナメ)地区は高齢の方が浸水した畳の上にブルーシートを敷いて寝泊りされ、気力を失くしている」との事でした。明日、訪問します。

明日の球磨村避難所「高齢者生活福祉センターせせらぎ」での約200食分の炊き出しの事前相談を行い、高濱理事長と職員が現場点検しました。


球磨村避難所「高齢者生活福祉センターせせらぎ」

 

◆芦北エリア

社会福祉法人グリーンコープのふくしサービスセンター「おおきな木」のワーカーの被災された実家への支援要請があり、芦北町田浦海ノ浦のお宅を訪問しました。
事前の電話では、物的支援は必要でなく、土砂の除去と災害ゴミの片付けを手伝って欲しいとの事でした。実際の現場は山間部で10世帯ほどの集落でした。今回の豪雨により、斜面の崩落で土砂が流れとても素人では対応できる様子ではありませんでした。依頼者にその旨お伝えし、今後お手伝いできる分について考えましょうとお話ししました。
依頼者より、「同じ集落の高齢世帯の2世帯が大変な様子なので片付けを手伝ってもらえないか」と別途依頼がありました。その2世帯については、そこまで差し迫った危険は感じられませんでしたので、土曜日にお手伝いすることを約束しました。

 


※現地での災害支援のようすをインスタグラムでご報告しています。
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2020年7月31日

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