令和2年7月豪雨（くまもと）の災害支援活動の報告です（7月22日）

令和2年7月豪雨災害で被害を受けられた皆様に

謹んでお見舞いを申し上げます。

グリーンコープでは、今回の「令和２年７月豪雨」の被災地支援活動を７月４日から開始しました。
グリーンコープ生協くまもとの支援活動のようすを報告します。

【７月２２日（水）】

（1）本日の支援者
グリーンコープ生協ふくおか:5名、グリーンコープ生協くまもと：7名の合計12名体制でした。

（2）物資の受け取り状況
4名の方が受け取りに来られました。下着が好評でした。

（3）夕食の配布
①人吉市下新町地区に13個のお弁当とパンをお届けしました。
②球磨村避難所「高齢者生活福祉センターせせらぎ」に10個のお弁当とパンをお届けしました。避難所には弁当がでますが、在宅被災者には無い為、在宅被災者用として弁当１０食分とパンをお届けしました。

（4）避難所対応
昨日お伺いした避難所の旧多良木高校に行き、冷蔵庫とストッカーをお届けしました。明日、牛乳、ヨーグルト、納豆、フリーズドライの味噌汁等をお届けする予定です。

（5）本日の支援作業
①本日は災害ゴミ置き場が休みでしたので、明日効率良く動けるように4 ヶ所分の災害ゴミのトラックへの積み込みと分別を行いました。
②人吉市下新町にあるお宅の土砂出しと駐車場の土砂出しを行いました。

（6）その他
①本日14時から、よか隊ネット熊本の臨時理事会を人吉の犬童球渓記念館で開催しました。その中で、グリーンコープの人吉地区の組合員活動をされている方が、一人で炊き出しをされていて、大変な様子だという話を聞きました。すぐにこの組合員と連絡を取り、自宅まで話を聞きに行きました。発災直後は他の方と一緒にされていましたがその方は辞められて、そのまま引き継いで炊き出しをされてました。一人で仕込みから調理、配達、容器の回収までされています。現在の食数は20食程度ですが、毎日されています。グリーンコープとして全面的に食材のバックアップをする事にしました。また人的支援も必要になると思いますので検討します。
②組合員とキープ＆ショップのスタッフで作成した看板が完成しました。

（7）明日の予定
①家財の搬出と家の中の片付けをダンプカー4台を稼働しながら行います。合計4ヶ所をまわる予定です。
②以下の情報が入りましたので早急に対応します。
下新町区長の方の地元の友人からの紹介で、球磨郡球磨村渡にお住まいの女性より食事の支援のお願いの電話がありました。「村が居住用にかさ上げした１０世帯ほどの住宅地で被災した。どのお宅も１階は全滅で２階で寝ている。先日まで車で寝ていたが、２階部分のみ電気が通るようになった。今は、カセットコンロで湯を沸かしてレトルト食品を食べている。飲料用の水は濁っていて使えない。ボランティアが来ないので昼間は１０世帯みんな住居の掃除をしている状態。この１０世帯は築１０～１５年でローンが残っていて住み続けるしかない。球磨村の避難所であったところは、自衛隊が使うようになり、避難していた人たちは人吉市、多良木町の避難所に移っていて、避難所はいっぱいで入れない。弁当２０食を届けていただけないか」という要請です。切実なお願いであるため１日でも早く、食糧支援を行うように準備を進めています。また、そのほかにも必要物資を聞いてお届けする予定です。
現時点でもまだこのような世帯があります。他にも無いか注視していきたいと思います。
③人吉市下新町地区の災害ゴミ仮置き場については自衛隊が片付けるようになっていますが一向にできていない状態です。臭いが日増しにひどくなっていて住民の皆さんも困っています。自治会長さんが要請されましたが市も対応出来ない状態です。うけて、社会福祉協議会からボランティア団体に撤去の要請がされ、グリーンコープと連携しているボランティア団体が撤去作業に入る予定です。グリーンコープもこの仮置き場に備品を置きましたので、明日は連携するボランティアの皆さんと一緒に分別を行います。

※現地での災害支援のようすをインスタグラムでご報告しています。
ぜひフォローして応援してください！⇒コチラ

2020年7月29日