令和2年7月豪雨（くまもと）の災害支援活動の報告です（7月21日）

令和2年7月豪雨災害で被害を受けられた皆様に

謹んでお見舞いを申し上げます。

グリーンコープでは、今回の「令和２年７月豪雨」の被災地支援活動を７月４日から開始しました。
グリーンコープ生協くまもとの支援活動のようすを報告します。

【７月２１日（火）】

（1）本日の支援者
グリーンコープ連合会：1名、グリーンコープ生協ふくおか：3名、グリーンコープ生協くまもと：7名、グリーンコープかごしま生協：2名の合計13名体制でした。

（2）支援物資の受け取り状況
9名の方が受け取りに来られました。男性用の靴や竹ぼうきの要望がありました。また、洗濯用、台所用せっけん、酸素系漂白剤、調味料の購入希望がありますので対応します。

（3）夕食の配布
①人吉市下新町地区に40個のお弁当をお届けしました。
②球磨村の避難所「高齢者生活福祉センターせせらぎ」に10個のお弁当をお届けしました。

（4）避難所対応
①人吉東小学校から依頼があった洗濯バサミ、物干し、床用フローリングモップ、水、お茶をお届けしました。また、夜間に足元を照らすものが無いか相談を受け、ソーラーランプを15個持っていき活用いただくようにしました。避難者の方と話す中で、飲みものが水とお茶のみなので、他の飲料の要望があり、管理者に報告相談し、豆乳飲料をお届けすることにしました。
他に洗濯機で乾燥まで行うと３時間掛かる為、洗濯できる人数が制限されていることが分かり、必要であれば乾燥機が設置できることを伝えました。
②球磨村の避難所となっている高齢者生活福祉センターせせらぎにスポーツドリンク２０ケースをお届けしました。
③球磨村の村外避難所となっている旧多良木高校に行き様子をお聞きしました。こちらの避難所は、100世帯の223人が避難されています。栄養士さんにお聞きしたところ、「朝はおにぎり弁当もしくはサンドイッチ。お昼は弁当。夜は弁当に手作りの汁物がつく」とのことでした。さらには、「避難している方々は最近便秘がちである」とのことでしたので、お昼の弁当にプラス出来るようにフリーズドライのスープ類、豆乳飲料、ヨーグルトをお届けすることにしました。夜の弁当にプラスしている汁物の準備は旧多良木高校の近くに住んでいる有志の方々で運営されていました。その方とお話ししたところ、予算内での買い出しや食材と人員の確保など、とても大変な様子でした。「15時～17時の間の下ごしらえや、片付け、土砂出しをして夜に帰ってきた方への配膳などについて、短時間のお手伝いだけでも非常に助かります」とのことでした。食材をお届けする際にきちんと保管が出来るように冷蔵庫と冷凍ストッカーをお届けすることにしました。
④ 球磨村の村外避難所となっている人吉第一小学校にお伺いしました。こちらの避難所は、45世帯の108人が避難されています。こちらではグリーンコープが今出来ることをひと通りお話しし、また連絡していただくことにしました。
⑤坂本村の避難所となっている八代市総合体育館へ伺い、必要な物資の聞き取り、現在の炊き出しの様子とグリーンコープでの炊き出しの実施について担当者の方と相談しました。今週末からは、２５日（土）昼にカレー、２７日（月）夜にラーメン、２８日（火）夜に豚汁、２９日（水）夜にだご汁の予定です。避難者数は２２０名、夕食時は、１５０名前後おられ、昼は１１：３０、夕食は１７：３０にお弁当が出されています。高齢の方も多く、持病のある方もいらっしゃるそうです。プロパンガスは準備してあります。再度、避難されておられる方へニーズの聞き取りを行い、炊き出しが準備できるよう対応していきます。

（5）本日の支援作業
①３ヶ所の家財の搬出を行い、車4台で3～4往復搬出しました。
②八代市坂本町への通行許可証を発行してもらい、現地の様子を見てきました。避難者が多く泥棒対策でパトカーが数台で巡回しており、被災者相談センターにスポーツ飲料をお届けしてきました。町内の家屋は、まわった範囲では被災を確認することは出来ませんでした。しかし、縁側で話をされていた方に話を聞いたところ「買い物に行けないので食べるものがない」とのことでしたので、この方にパンや缶詰をお渡ししました。また、困ったらすぐにお電話してくださいと名刺をお渡しして来ました。
③下新町地区の方の２軒のお宅の土砂出しを行いました。

（6）その他報告事項
①益城町で熊本地震支援活動で繋がりのある方が人吉支援に入られていて、カレー皿を取りに来られました。
②被災したお宅のペットの一時預かり支援をはじめられた方に、必要な物資の支援を行いました。

※現地での災害支援のようすをインスタグラムでご報告しています。
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2020年7月29日