ネット注文GCweb 組合員の方はこちら
G
C
W
e
b




  ログイン

2019年度 平和学習会

 

2019年度 平和学習会

日 時:2019年10月21日(月)
会 場:九州ビル9階大会議室
演 題:「グリーンコープの困窮者支援の始まりと地域づくり」
講 師:行岡みち子さん
   (グリーンコープ生活協同組合連合会常務理事・生活再生事業推進室長)
参加者:111人
主 催:グリーンコープ共同体組織委員会

<はじめに>
グリーンコープ共同体組織委員会では、グリーンコープの「平和」についての考え方を学び確認する場として、やわらかい広義の視点から平和学習会を位置づけ、組合員一人ひとりが平和について広い視点で考え、深めることができる学習会を開催しています。


講師 行岡みち子さん

<学習会>
2019年度は、講師にグリーンコープ生活協同組合連合会常務理事・生活再生事業推進室長の行岡みち子さんを迎え、地域福祉を含めた広い意味での平和の取り組み、生協が平和に取り組む意義も含めて「グリーンコープの困窮者支援の始まりと地域づくり」についてお話しいただきました。
生活再生事業の立ち上げから現在の生活困窮者自立支援の取り組みにつながった様子や社会の仕組みづくりなどグリーンコープがすすめてきた支援について詳しく聞くことができました。
平和でなければ“困窮者支援”も“地域づくり”もできないという言葉から何よりも生命(いのち)が大切で平和であることが大切であることを学ぶ機会となりました。


「生活困窮者自立支援は、平和じゃないと成り立たないですよね。私たちグリーンコープが一生懸命に震災の支援、困窮者支援が出来ているのは平和がしっかり守られているからです。そういう環境の中で平和と共生は、一つのものであって、平和でなければ共生を目指すこともできないし、共生を目指すという理念の中で、平和を築きあげています。」

<参加者の感想(参加者アンケートより一部抜粋)>
・グリーンコープが4つの共生を掲げ、その理念のもと誰もが安心して暮らせる地域づくりをすすめ、一つひとつの取り組みから国の制度にまでつながっていることがよくわかりました。
・「ありがとう」というだけだった人が、「ありがとう」を言ってもらえる人になる、一人ひとりが今を生きるために大切なこと、手をつなぎ、周りの人と共に生きることにつながっていくことの大切さがわかりました。
・共生と平和は一つなのだとわかりました。いつも平和であることを心に留めながら生きていけたらいいと思いました。
・福祉も平和も別物ではないことがわかりました。身の回りの平和を守るための行動を考えていきたいと思いました。
・世の中の人と人とのつながりが薄くなっていると感じていました。人への無関心さが増えている中、グリーンコープの組合員であることが本当に喜ばしく思えました。
・人は一人では生きていけないので、人とのつながりを大切にして生きていきたいと感じました。
・行岡みち子さんの本を読ませていただき、今日の講演を楽しみにしていました。取り組みにグリーンコープの考えがすべてに浸透していて、ぶれないことがすごいと思いました。2019年度の生活困窮者自立支援事業受託状況一覧を見て、グリーンコープがいかに地域から求められているかがわかり、心強く思いました。
・生活再生相談に来られる人の現状の話を聞くと心が重くなりましたが、グリーンコープの取り組みはお金を貸すだけの支援ではなく、一人ひとりにきちんと向き合い、その人の生活が成り立つように、その人が人としての誇りを取り戻すことが出来るような支援をしていることが本当に素晴らしいと思いました。
・グリーンコープはすごいです。いろいろな事業があるのに、1本理念が通っています。
・生活再生事業の本当の役割は人としての誇りと自信を取り戻すことというところに、「なるほど」と思いました。グリーンコープの役割は大きいなあと思いました。平和の言葉の意味をいろいろな視野で考えさせられました。1人でも多くの人が、社会でかかわりを持ちながら自立していけるような支援が充実していく世の中であってほしいと思います。

<学習会を終えて>
生活再生事業の立ち上げから生活困窮者自立支援の取り組みの様子など、「福祉からはじまる平和」について地域福祉を含めた幅広い視点から平和について考える機会となりました。「グリーンコープは利己的・自分中心ではない」という言葉がありました。グリーンコープの地域づくりは、人と人が手を取り合い、寄り添い支えることを大切にしています。平和でなければ福祉への取り組みにもつながりません。福祉と平和は切り離せないものだということを丁寧にお話しいただき、平和について理解を深めることができました。
食べものがなくなり、心が壊れれば戦争が始まっていく。人が人を支配し、自由を奪い、奪えば憎しみが増し、戦争が起きる。「不戦」を掲げるグリーンコープの平和の取り組みについて、あらためて深く考えることができる学習会となりました。
グリーンコープは、何より”生命(いのち)”を大切に考え、様々な取り組みを行なっています。生活再生事業の立ち上げも生活困窮者の支援も「人としての誇りを取り戻してもらう」ため一人ひとりときちんと向き合い、伴走型の支援を行なっています。グリーンコープの行なっている取り組みを知ることで、グリーンコープの平和について広い視点で考え、深めることができました。
次年度も意見交換を重ね、組合員一人ひとりが平和について広い視点で考えを深める学習会を主体的に検討していきます。

以上

2020年2月12日

TOPへ