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2019年度 共生・平和長崎自転車隊 取り組み報告

27回目「共生・平和銀輪隊」・32回目「共生・平和自転車隊」
取り組み趣意書はコチラから

 

2019年8月8日(木)~9日(金)、福岡県の柳川(柳川市民会館)を出発、途中諫早で1泊し、長崎市の原爆投下地の爆心地公園(松山公園)までの125kmを走行する「共生・平和長崎自転車隊」に取り組みました。
グリーンコープの平和の取り組みとして、組合員の子どもの中学生(男女)で構成する「銀輪隊」は、今年で27回目、組合員の家族の小学生から大人までで構成する「自転車隊」は、32回目となります。
今年も厳しい暑さの中、「生命(いのち)を大切に、絶対に無理はしない」を基本に、「不戦」のゼッケンを背に、銀輪隊(6班)は全行程を、自転車隊(15班)は応援にもまわりながら約52kmを走り、また、走行するメンバーをバスで応援する応援隊、そして、サポートするスタッフなど含めて総勢275名で、ほぼ予定どおりに爆心地公園に到着しました。

爆心地公園では、グリーンコープ共同体組織委員会による「平和のつどい」を行い、11時2分には全員で黙祷して原子爆弾で亡くなられた方々のご冥福を祈りました。
その後、それぞれ持参した千羽鶴を「原子爆弾落下中心地碑」に捧げて、改めて平和を誓いました。

取り組みのようすを紹介します。

【 8月8日(木)】 
<AM4:15> 朝食

柳川のかんぽの宿の前泊者は、早朝にも関わらず、元気なようすでおにぎりと味噌汁の朝食をいただき、夜明け前の暗い中を集合場所の柳川市民会館へ徒歩で移動しました。

 

<AM5:40> 出発集会
出発集会では、グリーンコープ共同体を代表してグリーンコープ生協おおいたの専務と、自転車隊の取り組みの発祥の地となる「無名舎―こどもの家」の加藤さんが、出発にあたって平和への思いを話しました。

  

 

<AM6:00> 柳川出発
各生協の横断幕が掲げられ、多くの人が見守る中、銀輪隊・自転車隊のメンバーは元気よく出発していきました。

   

 

<AM6:30>
大川市の大川橋を通過。小学1年生以下の班はここで自転車を降り、応援バスに乗り込んで応援します。小学2年生以上は、次の休憩場所の森林公園まで走ります。

 

 

<6:50>
それぞれの班のペースで、佐賀の森林公園に到着。
各生協の応援隊が出迎えました。
銀輪隊は、ひと息ついた後、次の休憩ポイントの六角橋へ向けて出発。
自転車隊は、ここからは応援バスに乗り、銀輪隊を応援します。

  

 

銀輪隊は、六角橋の休憩ポイントを経て、白石町社会福祉協議会前で応援隊の声援を受けながら、肥前鹿島駅へ向かいます。

  

 

肥前鹿島駅
銀輪隊も応援バスメンバーも全員休憩を取ります。
ここでは、グリーンコープ生協さがの給水サービスがあります。銀輪隊メンバーは、冷たい産直びん牛乳やドリンク、そして、氷入りの水にタオルを浸して、体をクールダウンさせ、昼食ポイントの鹿島市立七浦小学校を目指して、再スタート。

 

 

応援バス5台は、それぞれ決まったポイントで銀輪隊を応援します。応援隊同士もお互いにエールを送り合います。

 

鹿島市立七浦小学校
8日の行程の約6割をすすんだところで、七浦小学校の校庭の木陰で涼みながら昼食をとります。
昼食の後には、グラウンドで毎年恒例の集合写真を撮影しました。じっとしていると焦げつくような暑さでした。

  

 

1時間の休憩後、七浦小学校を出発。
1日目最大の難所である、太良町の海岸沿いの坂を越えて、諫早市役所の小長井支所へ向かいます。
急な上りや、長く続く坂道を、銀輪隊は足に力を込めて走り抜けて行きました。

       

 

諫早市役所 小長井支所
最も暑くなる時間帯。ここでは、グリーンコープ生協(長崎)による産直びん牛乳などのドリンクや氷水などの差し入れがあります。走行メンバーにはうれしいサポートです。
ここからは、応援バスを降りて、自転車隊も走行します。
実行協議会では、「気象状況は、高温であるが多少の風もある。銀輪隊メンバーは元気である」ことを確認して、予定通りに自転車隊の走行を判断しました。
低学年の3・4班のみ(1・2班は更に先の肥前長田から)、次の諫早干潟から走行することになりました。

 

 

諫早湾干潟
今年は、酷暑を考慮して、テントを5張り設置しました。銀輪隊・自転車隊ともに、テントの下で休憩できてよかったようです。
ここから低学年の自転車隊3・4班もいっしょに、今日の到着地・諫早第一ホテルまで走ります。

   

 

諫早第一ホテル
無事に到着。簡単に1日のまとめ集会を行いました。みんな元気なようすでした。

   

 

ホテル八千代
食後、銀輪隊メンバーは、全体と班に分かれてミーティングを行いました。実行協議会から自転車隊全体の走行のようすの報告を受け、班ごとに今日の走行を振り返り、明日の走行について確認をしました。

 

 

【8月9日(金)】
<AM6:35>

銀輪隊が諫早第一ホテルを出発。
グリーンコープの水産練り製品の取引先メーカーである長崎蒲鉾(有)までは約18km。そこから自転車隊も走行し、みんなで、長崎市街に入る日見峠越えにチャレンジします。

 

 

長崎蒲鉾(有)
長崎蒲鉾(有)では、社長自ら氷とドリンクのサポートをしていただき、出発の時には、社員のみなさんと自転車隊のメンバーを見送ってくださいました。

 

 

日見峠
応援隊のメンバーからたくさんの声援を受けながら、自転車隊、銀輪隊のメンバーが力強く走り抜けて行きました。

  

 

長崎市立伊良林小学校
いよいよ長崎市街。伊良林小学校の校庭で、走行に向けて隊列を整えます。
太平洋戦争が開戦した年に落成式が行われたという長い歴史を持つ伊良林小学校は、戦時中は「伊良林国民学校」と改称され、原爆投下後は、負傷者の救護所となったところです。
2016年から協力をいただいており、昨年からは生徒のみなさんとエール交換を行うようになりました。
自転車隊出発時に校舎から響いてくる「いってらっしゃ~い!」の声援には、お互いの平和を願う思いが重なり、頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

   

 

長崎駅前を通過する自転車隊。

 

 

長崎市街を通過する銀輪隊。

 

爆心地公園前を3列で走行する自転車隊。

 

爆心地公園の一角で、到着した銀輪隊・自転車隊にドリンクや氷などの差し入れをするグリーンコープ生協(長崎)のメンバー。

 

平和のつどい
平和へのアピールをする銀輪隊代表と3人の自転車隊代表。

 

 

「自転車隊を迎えて」のあいさつをする現地グリーンコープ生協(長崎)の島田理事長。

 

平和へのアピールをするグリーンコープ共同体 組織委員。

 

「平和のつどい」全体のようす。

 

<11:02> 黙祷
「平和のつどい」会場の参加者だけでなく、陸上競技場で自転車を積み込む作業中の大勢のスタッフも黙祷を行いました。

   

 

「平和のつどい」のおわりのあいさつを行う共同体 組織委員。

 

つどい終了後、爆心地公園にある「原子爆弾落下中心地碑」で祈りをささげたメンバーは、碑の傍にそれぞれの生協から持参した千羽鶴を奉納しました。
不戦のゼッケンを背に平和をアピールしながら走行した銀輪隊・自転車隊。
戦争や原爆で亡くなられた方たちへ思いを馳せ、銀輪隊・自転車隊で走行する子ども、大人、応援する人、それを支える大人たちと参加者全員で「不戦」を誓い、平和の大切さ、生命の尊さを確かめ合うことができました。
また、この取り組みを通して、互いに認めあい、声を掛けあい、協力しあって過ごす日常が、平和につながることを体感することもできました。

  

2019年9月19日

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