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共同体メンバーが株式会社 髙橋徳治商店の新工場を見学し、落成記念式典に出席しました。

「おとうふ揚げ」や「えびフライ」などを製造する髙橋徳治商店は、2011年3月11日の東日本大震災の津波で大きな被害を受けました。この間、共生地域創造財団を通してグリーンコープも支援を続けてきました。 
石巻市にある本社工場の近辺は、今後事業を続けることが困難な地域となるため、宮城県東松島市に新工場が建設されました。7月5日に落成記念式典が開催され、グリーンコープから3人の組合員が参加しました。

<東松島工場見学>

式典の前に新工場を見学しました。今後は「おとうふ揚げ」「えびフライ」の2品目(※)ともに新工場で製造される予定です。 

※「えびフライ」は、現在、本社工場では製造できないため、別の企業に技術指導し、製造委託されています。

東松島工場(東松島市)

本社工場(石巻市)

工場敷地入口に設置された風車。ポールには、本社工場を襲った津波の到達地点6.9m、石巻漁港内にあった第二工場への到達点10.0m(プロペラの近く)が赤い線で表示されている。

 

 
津波により瓦礫やヘドロにまみれた機器の
一部は、ボランティアの手によって洗浄され
磨き上げられ、新工場で使用可能になった
 
加熱加工室にある機器



 
冷凍室
 
左から、工場を見学した手島さん(共同体商品検討委員会委員長)、中村さん(くまもと副理事長)、塩月さん(おおいた理事長)



<東松島工場落成記念式典 ~新しい出発(たびだち)の日~>

 震災から2年4ヵ月となる2013年7月5日に開催された落成記念式典には、これまでの支援者を含む300人近い関係者が駆けつけました。 

【この地の光になる!】 
「多くの人にあの震災をわがことのように感じて欲しい。わがことのように感じなければ、あの震災とは何だったのかとなってしまいます。被災地では、悲しいこと、辛いことなど社会のあらゆる問題が凝縮して起こっています。何ができるのかしっかり考えて、皆さんにアクションを起こしてほしいと思います。お金には代えられないものすごい支援をたくさんいただいてきました。私たちは被災地で、この地の光になります!工場に命を吹き込み、商品に命を込めます」と、社長の髙橋さんは強い思いを語りました。

「津波被害のヘドロの中から唯一生き残ったネクタイ」を締めて
あいさつする代表取締役 社長 髙橋さん 

【ともにがんばっぺ!】 
「ここに至るまでには大変なご苦労があったと思いますが、これからが正念場だと思います。応援したいと思っている人はたくさんいます。髙橋さんには笑顔が似合っています。私たちと一緒に頑張って続けていってください。『宮城、がんばっぺ』『髙橋徳治商店、がんばっぺ』、との思いを込めました」と、おおいた理事長の塩月さんがメッセージを伝え、グリーンコープからの参加者である中村さん、手島さんとともに、共同体理事会メンバーからの寄せ書きを手渡しました。

左から、塩月さん、髙橋さん、中村さん、手島さん

社長の息子さん(写真中央)が、式典の最後を3本締めで飾りました。「2年前の悪夢のような震災から立ち直ることができたのは、皆さまのご支援があったからこそ」と感謝するとともに、「被災地復興の光となれるよう頑張っていきます」と決意を表明。ステージには、社長の髙橋さんが「私の誇りです」という39人の現スタッフが勢ぞろいされました。

2013年7月18日

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