復興への長い道のりに寄り添うグリーンコープの支援

共同プロジェクトで取り組んでいる復興が遅れている小さな漁村の「蛤(はまぐり)浜」での瓦礫撤去と、グリーンコープが救援物資を届けている岩手県遠野市のボランティア団体「まごころネット」の活動のようす、あわせて岩手県の大船渡・陸前高田・気仙沼の被災地のようすを視察した職員の報告です。
(一部抜粋)

〔6/20・宮城県石巻市蛤浜〕

海面から10m以上の所に建ちながら津波で被災した高台の民家(蛤浜)
海面から10m以上の所に建ちながら津波で被災した高台の民家(蛤浜)

現地の業者と協力して瓦礫撤去作業をすすめています。また、家屋の解体の依頼もあり、現地業者、グリーンコープが依頼した業者(大工さん含む)、ボランティアの三者で役割分担しながら行っています。解体する家のお婆さんが「この状態のわが家を見たくないので、早く壊してほしい」と頼まれましたが、一人でおられる時の悲しそうなようすには言葉をかけるのもためらわれました。思い出の詰まったわが家を取り壊す気持ちを考えると本当に心が痛みました。

蛤浜では船が1艘もなくなってしまったため漁ができない状況でしたが、大分県の方から無償で小型船を譲り受けることができ、漁だけでなく、近隣との食料・物資の輸送や海上での瓦礫撤去作業も可能になりました。また、蛤浜ではワカメやカキの養殖を行っていましたが、新たにホタテの養殖にも取り組もうと意欲を燃やしています。

本当につらい気持ちを乗り越えて、私たちや他からの支援に感謝されながら、現地の皆さんはしっかりと前を向いて頑張っています。精一杯の支援をしたいと改めて思いました。

〔6/21・岩手県遠野市〕

まごころネットの活動拠点となっている遠野市総合福祉センター。朝8時の朝礼に集まってくるボランティア(約200人)。活動内容と分担を確認しバスで支援先へ。
まごころネットの活動拠点となっている遠野市総合福祉センター。
朝8時の朝礼に集まってくるボランティア(約200人)。活動内容と分担を確認しバスで支援先へ。
現地で「リス号」と呼ばれているグリーンコープのトラック。この日は、大阪パルコープの方が救援物資の積み込みをしていました。
現地で「リス号」と呼ばれているグリーンコープのトラック。この日は、大阪パルコープの方が救援物資の積み込みをしていました。

 

まごころネットの代表にご挨拶したところ、この間の物資(布団・雑貨・食品)提供へのお礼と「グリーンコープのリス号は本当に大活躍です」と感謝されました。支援に入るボランティアが替わると信頼関係を一から築き直すことになるのですが、被災地のみなさんに「リス号」を覚えていただいているので、誰が対応しても最初からきちんと話ができる関係を保て、非常に助かっているということでした。

仙台と同じように、「リス号」は現地の人に安心・信頼のマークになっていました。本当にうれしく、誇らしく思いました。

〔6/21・岩手県大船渡市、陸前高田市、気仙沼市〕

〔気仙沼市〕幹線道路の瓦礫は撤去されていますが、その他の場所の船や瓦礫はまだ残ったままです。
〔気仙沼市〕幹線道路の瓦礫は撤去されていますが、
その他の場所の船や瓦礫はまだ残ったままです。

大船渡市の港周辺は壊滅状態で、3・4階建ての建物もほとんどが使い物にならないような状況で見渡す限り瓦礫で覆われ、異臭もひどい状況でした。陸前高田市は、まるで戦後の焼け野原の映像を見るようで、悲惨の一言に尽きるものでした。復興のためには、一刻も早く瓦礫の撤去は必要ですが、途方もない量で、息の長い支援が必要だと感じました。

グリーンコープ連合 物流本部 村上

2011年7月11日

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