ダマ農園での民泊で必要な食料の買い出しに市場に行った。そこで見た物は全てがカルチャーショックだった。

 市場は広い建物の中に小さな店がたくさんあって、食料品から衣料品などが売られている。日用品売り場では小分けされたシャンプーや洗剤が派手々なパッケージで売られていたし、油や醤油などの調味料もビニール袋に小分けして売られていた。ネグロスでは日銭で暮らす人が多いのでこのような売り方が助かるのだそうだ。

 肉売り場では大きな肉の塊が常温で台の上に置かれていて、目の前でがっちりとした男の人が、必要量を大きな包丁を振り落として叩き切ってくれた。鶏肉売り場では、鳥の頭と足も売られていて、思わずギョッとした。魚は干物にしてある物が多かった。野菜はヘチマやオクラ、にんじん、なす、いんげんなど日本でなじみのある物がほとんどで、お米もあった。全て量り売りだ。

 この日はネグロスでは祭日になっていて、たくさんの子どもたちで賑わい、ゲームコーナーで遊んだり、カラオケを楽しむ若者もいた。また、足の爪の手入れをしてペデュキアをしてもらう男性もいた。

 
  小分けされたシャンプーや洗剤
 
  肉売り場
   
    野菜売り場