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オルター・トレード・グループ(ATG)でのオリエンテーション
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ATGは、マスコバド糖・バランゴンバナナの輸出を担うオルタートレード社(ATC)、マスコバド糖生産者支援を担うオルタートレード財団(ATFI)、マスコバド糖製糖工場(ATMC)、有機肥料工場(DOEI)によって構成。
生産者からバランゴンバナナをはじめ、サトウキビ・米・とうもろこし・野菜などがATCを通して市場に運ばれ、島内流通し、消費者に運ばれたり、サトウキビは、ATMCに運ばれマスコバド糖になり、その絞りかすはDOEIに運ばれ堆肥になり、ATFIの農業指導員を通して生産者のもとにかえり、循環する仕組みとなっている。 |
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右/ノルマ・ムガールさん
(オルタートレード社社長 兼
オルタートレードグループ会長)
左/ヒルダさん
(バランゴンバナナ部長) |
私たちは、日本の消費者の中でも特にグリーンコープと兼重さんに深く感謝しています。1989年に出来た時から、貿易のシステムの道筋を作ってくれ、こちらを励ましてくれ、連帯として取り組んでくださった。グリーンコープがなければやはりここまで頑張ってこられなかったでしょう。その結果、今では、生産者も安定した収入を得、それだけでなく、持続的な有機農業を目指すまでになってきている。1989年には、300tから始まった交易が2004年では、2000tまでバナナの物流量が増えてきた。
今までのオルタートレードの民衆交易の中で達成できたことは7つある。
1. 生産者の収入が増えたこと
2. バナナ以外の多様な農業に取り組めたこと
3. 出稼ぎなく安定した仕事ができていること
4. オーガニックな生産をしていく中で自分たち自身の環境が良くなってきたこと
5. 農業技術を向上させることができたこと
6. 地域の人たちの協力を作ってこられたこと
7. 少しずつではあるが収入を貯蓄して資本としていけるようになったこと
これらは、この18年間にあらゆる問題や試行錯誤の上、やっとこのようになってきたものです。 |
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