はじめまして
 
NewsRelease
 NO.365
 
中国産原料を使った商品の残留農薬等の自主検査結果報告
〜グリーンコープはこれからも安心・安全な食べものをお届けします〜

グリーンコープは、中国産原料を使った商品の残留農薬等の自主検査を実施することを「共生の時代(9月号)」でお知らせしていました。

グリーンコープで供給している約4,000品目の内、三次原料<注1>までに中国産原料を使った商品が約650<注2>品目ありました。この内、中国産原料そのものの商品と主な原料が中国産の商品について、残留農薬等の検査を実施し、安全性を確認していくことをお知らせしていました。グリーンコープでは、35品目を自主検査しました。
<注1>商品を構成している原料を一次原料、一次原料を構成しているものを二次原料、二次原料を構成しているものを三次原料と言っています。
<注2>650品目の内の多くは、中国産となる魚(漁獲した船の船籍が属する国が原産国となります)、味付けや製造工程に使用している「味噌の原料の大豆」や「醤油の原料の大豆」「ごま油の原料のごま」など、ごく微量に使用されているものでした。
※外国産の生産物を輸入する際には、輸入業者において安全性を確認する検査(残留農薬検査など)を行なうことが義務付けられています。その検査の結果、問題のないものが国内で流通しています。グリーンコープでは、今回さらに自主検査を実施し、その結果をご報告しています。
35品目中34品目は問題ありませんでした。しかし、1品目が「国が定めた残留農薬基準を超えている疑いがある」という結果でした。


35品目の検査は、200種類の残留農薬検査(一部、重金属検査や生菌検査など)を実施しました。
裏面一覧表の通り、34品目は問題ありませんでした。しかし、「房唐からし30g」は、200種類の残留農薬検査項目の内、「トリアゾホス」という一つの成分が検出されました。唐辛子に適用される「その他なす科野菜」の基準に照らすと、その基準値(0.02ppm<注3>)を超える疑いがあることがわかりました。
今回の商品と同一ロットの唐辛子の、中国からの輸出時、日本への輸入時に義務付けられ、実施された残留農薬検査の結果は問題なく、基準値以下であることを確認しています。
グリーンコープでは、引き続き、自主検査で検出された数値の評価を確定させる作業を進めています。「房唐からし」は加工品であるため、生産地(中国)における生の唐辛子のデータが必要で、この調査には時間がかかります。そこでグリーンコープでは、「疑いがある」という段階ですが、できるだけ早く組合員の皆様にお知らせし、「房唐からし30g」の企画を休止し、ご家庭にある商品も回収させていただくこととしました(検査結果を公的機関に報告した上で、自主回収させていただくこととしました)。
<注3>「ppm」=100万分の1


「房唐からし」をご購入いただいた皆様には、大変なご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません。ご家庭に「房唐からし」が残っていましたら、次回配達時にお申し出くださいますようお願いします。11月の請求時に代金を差し引きさせていただきます。

*現在、35品目以外の中国産原料を5%以上使った商品について、更に検査を実施することにしています。結果がわかり次第ご案内いたします。

<35品目の残留農薬等の検査結果一覧>
商品名 検査結果 商品名 検査結果
ミックスナッツ缶 不検出 塩ゆでピーナツ 不検出
おやつの種 不検出 笑い栗 不検出
柿ピーミニパック 不検出 天津甘栗 不検出
松の実 不検出 青龍甘栗(焼栗) 不検出
竹の子土佐煮 不検出 四川ザーサイ 不検出
にんにくの芽 不検出 冷凍あさり(むき身) 不検出
有機いりごま(黒) 不検出 有機すりごま(黒) 不検出
本鉢すりごま(白) 不検出 本鉢すりごま黒 不検出
はと麦ミックス茶 4成分残留農薬基準値未満の検出 甜茶ティーバッグ 5成分残留農薬基準値未満の検出
ウーロン茶(鉄観音) 5成分残留農薬基準値未満の検出 烏龍茎茶ティーバッグ 5成分残留農薬基準値未満の検出
プーアル茶 2成分残留農薬基準値未満の検出 ジャスミン茶 6成分残留農薬基準値未満の検出
枸杞の実茶 1成分残留農薬基準値未満の検出 七味唐辛子 3成分残留農薬基準値未満の検出
カットきくらげ徳用 不検出 ホットスパイス 不検出
徳用蜂蜜(れんげ) 不検出 にんにくスライス 不検出
もちきび 不検出 アカシアの花蜂蜜 不検出
緑豆春雨 不検出 味ごま 不検出
ビーフン 不検出 ふりかけのりごま 不検出

房唐からし 1成分残留農薬検出の可能性、調査中

※ガスクロマトグラフ質量分析法、検査機関:(株)ビー・エム・エル
※「不検出」は検出限界値未満です。
(検出限界値とは、検査においてそれより小さい数値の検出は不可能とされる値です)

グリーンコープでは、中国産原料を使った商品について、今まで以上に、国産原料への切り替えを進めることにしています。


これからもグリーンコープは安心・安全な食べ物をお届けします。

グリーンコープは設立当初から「安心・安全なものを食べたい・食べさせたい」という組合員(母親)の思いを貫いてきました。
そのために、「畜産原料〜可能な限り産直生産物を」「農産原料〜可能な限り国産原料を」「水産物〜可能な限り天然原料を」「食品添加物〜原料素材を活かす、不必要な添加物は使用しない、化学的に作り出した添加物・安全性評価で問題が指摘されている添加物は使用しない」という基本的な考え方にのっとって、安心・安全を追求してきました。
グリーンコープはこれまでどおり、供給する商品の全ての「食の安全と安心(信頼、信用)」を出来ることを精一杯に維持・継続・向上させます。そして今、私たちの前に重大で解決すべき事実として顕在化している「中国産の安全性」の問題については「国産化」を含め出来ることを精一杯に行います。その様子は、その進捗に応じてお知らせしていきます。
今後も、グリーンコープ商品を宜しくお願いいたします。
  
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