 |
|
 |
NO.360 |
“大量の放射能を毎日海にすてる”という
事実を信じない人々が多い!
|
|
脱原発学習(講演)会 開催
|
〜放射能がクラゲとやってくる〜
|
講師:水口憲哉さん
|
|
主催:グリーンコープ連合組織委員会
|
|
|
|
|
グリーンコープは原子力発電(原発)を「『いのち・自然・暮らし』を脅かし、未来の子どもたちに大きなつけを負わせるものであり、共存できるものではない」と考えて脱原発に取り組んでいます。しかし、国は優れたエネルギーとして原発を推進しています。
また、青森県の六ヶ所村再処理工場では、本格稼動に向けたアクティブ試験が始まりましたが、詳しい情報が公開されないまま、日常的に放射能が放出されています。
重大な問題です。
今回は、その再処理工場の問題点や危険性が社会に及ぼす影響について学習しました。
|
07年2月1日(木)10:30〜
博多パークホテル
|
|
|
●●● |
−講演内容より− |
● |
再処理工場は何が問題か
|
|
・
|
核兵器の原料であるプルトニウムを生産 |
|
・
|
普通に運転するだけで毎日放射能を海や空に排出する。
|
● |
“大量の放射能を毎日海にすてる”という、国が許可している事実を信じない人々が多い。
|
|
・
|
知られないようにしている? |
|
・
|
放流管でうすめて遠くに流し影響を見えにくくする。 |
|
・
|
しかし、放流口では、飲むどころかそこの水中にいるだけでも大変危険な量。 |
|
・
|
海中の放射能を私たちは海産物を食べて摂取する。
|
● |
過去、フランス、イギリスの再処理工場から放出された放射能廃液で広い海域での放射能検出、魚の汚染などが報告されている。
|
|
・ |
薄まることはあっても消えないしなくならない。 |
 |
画像はイメージです。
|
|
|
・ |
海底に堆積したものが再び流れ出す。 |
|
・ |
海藻や魚に付着しとりこまれ濃縮する。 |
|
・ |
他国からの抗議
|
●
|
再処理工場からの海洋拡散の状況調査 |
|
・
|
六ヶ所村沖から1万枚の調査ハガキを流し、海流や潮の流れによる放射能汚染の拡散状況を調査。 |
|
・
|
結果、地元六ヶ所村に次いで茨城県海岸からの返信量が非常に多かった。 |
● |
私たちは事実を知ることが大事である。 |
● |
まだ間に合う。 |
|
・ |
いろいろな仕事と暮らしの人々が、それぞれの場で知り、知らせるとりくみを続けましょう。 |
|
|
|
|
●●● |
|
●「いのちが大事」です。放射能を海に捨てないでください。 |
放射能汚染は重大な問題です。
自分の生涯だけで決着するものでなく、未来を生きる子々孫々に至るまで影響を及ぼします。
無関心は無防備です。
これからの社会にどのような影響を及ぼすのかしっかりと見据えなければなりません。 |
 |
GC連合組織委員長 河井万里子さん「はじめの挨拶」より
|
|
|
 |
それぞれが色々な形で(場所で)支えられることを学びました。
私たちも自分たちの声をあげて「stop再処理工場!」にとりくんで行きましょう。 |
GC連合組織委員 川上由美子さん「おわりの挨拶」より |
|
|
|
□水口憲哉さんプロフィール |
 |
1941年生まれ。東京水産大学卒。
東京大学農学系大学院終了。
現在東京海洋大学名誉教授。農学博士。
人と魚と水の関係学の成果をいかし、各地の自然水系を破壊する原子力発電所や乱開発事業に反対する漁民運動や市民運動に自ら飛びこむ行動力で全国を飛びまわっている。
アゴヒゲがトレードマーク。
主な著書「放射能がクラゲとやってくる」・「海と魚と原子力発電所」・「魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺される」 |
|
|
|
|
●●● |
|
|
|