NO.326


「九電に『プルサーマルの説明』を聞く会」開催
2005年5月30日(月)10時30分〜佐賀市文化会館
主催:グリーンコープ生活協同組合さが


グリーンコープ生協さがでは
昨年春、九州電力が「玄海原発3号機でプルサーマルを行なう」ことを発表して以降「原発の危険性をさらに高める」「核廃棄物など将来に大きなツケを残す」と反対の取り組みを進めています。
九州電力主催による「公開討論会」(2月20日)や、同社の新聞等での広報では“明確にしておくべきと考えている事項について”ほとんど聞く事ができません。十分に説明された上で、プルサーマルの是非についての議論がされていくことが大切、と九州電力による説明の場の実現を求めてきました。
そして、このたび、九州電力本店および佐賀支店より広報担当者等8名を迎えて「聞く会」を開催することとなりました。

お尋ねしたいこと15項目を提出!
会場には、グリーンコープさが組合員、約70名が参加。
冒頭、グリーンコープ生協さが荒木理事長より、「使用済みMOX燃料の処分を含む核廃棄物の処理方法」や「プルサーマル=MOX燃料使用の海外実績」など15項目のお尋ね(事前に文書で提出済み)が発せられました。
●質問に対し
九州電力担当者から順次(口頭で)説明がありました。

●九電の説明へ、さらに要望・質問がつづき......。
-質疑応答の時間は大幅に延長-
専門的な言葉も多く理解が容易でない。なぜ文書で回答いただけないのか?
使用済みMOX燃料は地下300mにどんどん埋設処分されていく予定と言われるが、いつまでつづくのか?そんなに地球に負荷をかけて大丈夫?地震がおきたら?
示されている海外事情の中で、プルサーマルから撤退の方向性を選択している国もあると聞いているが、比較の方法、紹介の仕方が不充分では?

などなど
予定時刻は大幅に延長するが、質疑応答はさらにつづきそうな勢い..。


質疑応答がつづけば、さらに内容も深まって行きます。
時間の関係で、質疑にはいったんの区切りがつけられ、最後に
本日の“会”を契機として、さらに充分な協議を継続していただきたい。
九州電力は、是非とも文書による回答を検討いただきたい。

と、主催者の要望で当日の「聞く会」は閉会されました。