NO.289(別紙)
組合員のみなさまへお知らせ
「鳥インフルエンザ」の発生とグリーンコープの対応について

すでにマスコミ報道等でご承知のことと思いますが、山口県の養鶏場で家畜伝染病に指定されている「高病原性鳥インフルエンザ」が発生しました。
 これまで、国やマスコミなどによって報告されている発生経過及び「鳥インフルエンザ」に関する情報を、お伝えするとともに、グリーンコープでの対応状況についてご案内させていただきます。


発生の経過と緊急防疫措置

1月11日、管轄家畜保健衛生所から山口県経由で農林水産省に、山口県阿武郡阿東町の採卵鶏農場(飼養羽数34,640羽)での鳥インフルエンザの発生を疑う旨の連絡がありました。受けて死亡鶏等の病性鑑定を行ったところ「H5亜型のA型インフルエンザウイルス」の感染が確認され、「鳥インフルエンザ」と確定されました。(日本国内での発生は79年ぶりとなります。) 尚、緊急の防疫措置として、発生農場への立ち入り制限、卵の出荷自粛、鶏舎の消毒が行われ、全飼養鶏の殺処分等必要な措置が取られます。また、他農場への感染拡大を防止する為に、発生農場を中心とした半径30km(直線距離)にあるすべての農場の鶏、鶏卵、鶏糞の持ち出しや移動の禁止措置が、即刻実施されています。したがって今後は、鳥インフルエンザに感染した食品(鶏卵、鶏肉など)が市場に出荷されることはあり得ません。

グリーンコープでは感染防止の徹底を生産者へお願いしています

グリーンコープでは、今回の鳥インフルエンザの発生を受け、直ちに鶏卵、鶏肉生産者に対し、外部からのウイルス進入を極力排除するために、人やトラックなどへの消毒や必要な防疫対策の徹底化などを要請しています。

移動禁止措置に伴い、GC産直たまご供給への影響がでています

今回、鳥インフルエンザが発生した農場とグリーンコープとの取引はありません。しかし、移動禁止措置が取られた半径30km以内には、秋川牧園の2つの採卵養鶏場と4つの若鶏生産農場があります。これらの生産者からは、移動禁止措置が解除されるまで、鶏卵、鶏肉の出荷は全てストップされます。このうち、若鶏については小規模農場のためグリーンコープ産直若鶏のお届けには、いまのところ影響はありませんが、採卵養鶏場については、比較的規模が大きい為(グリーンコープ全体の15?17%を占めています)に影響が避けられません。その為、当面以下のような対応を取らさせていただきます。
(1) 当面の間、一部のコースでは産直たまご10個パックを6-7個パックへ規格変更する場合があります。(価格も値引き変更いたします)

(2) 秋川牧園から他の生産者の産直たまごを代替品としてお届けします。(もちろん、飼育方法、non-GMO飼料の内容等は同じです。安心してお召し上がりください)

(3) 組合員への届け日が、これまで集卵日から2日までとしていますが、今回最大で集卵日から3日までのものをお届けすることになります。

安心してお召し上がりください

-鶏卵、鶏肉などからヒトへの感染はありません-
仮に感染した鶏卵、鶏肉などを食べてもヒトへ感染することはありません。(世界的にも食品からヒトへの鳥インフルエンザの感染は報告例がありません)
 香港やベトナムなどでは、鳥からヒトへの感染が報告されていますが、これらは感染した鶏やその内臓、排泄物などを触ったりしたことが、感染原因だと報告されています。
 鶏卵、鶏肉、その他鶏肉加工品などを食べることで、ヒトへ感染することはありません。これまでどおり安心してお召し上がりください。


グリーンコープは産直運動を通して
日本の農業・畜産業と共に育っていきます。
今後とも、グリーンコープの「産直たまご」、「鶏肉」、「鶏肉加工品」の
ご利用をよろしくお願いいたします。