連合会組織委員会の「2018年度 ネグロス学習会」の報告です


2018年度 fromネグロス学習会

 

開催日:2018年10月29日(月)
     10:30~13:00
会 場:博多バスターミナル9階 大ホール(福岡市)
主 催:グリーンコープ連合会 組織委員会
参加者:134名

 

グリーンコープは、APLA(あぷら、オルタナティブ・ピープルズ・リンケージinアジア)の前身である、JCNC(日本ネグロス・キャンペーン委員会)の飢餓救済の緊急カンパの取り組みに呼応して以来、ネグロスの人々との共生・連帯の取り組みをすすめてきました。
ネグロスでは、農民としての自立に向けた取り組みもすすみ、単一作物に頼らない家族農業や産直活動が始まり着実に運動が拡がっています。また、2009年に開所したカネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)では、農場設備が整い、循環型農業が具現化されはじめ「農を軸にした地域づくり」をめざす次世代の地域のリーダーが育ってきています。さらに、フィリピン北部ルソン・東ティモール・インドネシアへ自立支援の運動が拡がりを見せています。グリーンコープは、今後もAPLAをとおして人々の地域自立運動を支援すると同時に、直接、ネグロスを支援していく活動にも活かしていきます。
今年度のfromネグロス学習会では、ATPFのノルマ・ムガールさん、アリエル・ギデスさん、マスコバド糖・さとうきびの生産者ダニエル・ディアマンテさんを招き、ATPFの活動や現地の様子をお話ししていただきました。また「fromネグロス組合員ツアー(8月31日~9月5日)」の参加者からの報告では、ネグロスバナナから北部ルソン・東ティモール・インドネシアへ拡がった民衆交易について学び、共有することができました。

<学習会の様子>

左から、
野川未央さん
ノルマ・ムガールさん
ダニエル・ディアマンテさん
大橋成子さん
アリエル・ギデスさん
寺田俊さん

APLAの野川未央さんに「fromネグロス」の取り組みの背景や歴史、活動内容などわかりやすくお話していただきました。

「2018年度fromネグロス組合員ツアー」の参加者より日本と大きく違うネグロスの様子を表現豊かに報告してもらいました。

熱心にゲストの話に聞き入る組合員のみなさん

この後の質疑応答では、たくさんの質問、感想が出されました。

組織委員会 佐々木委員長が終わりの挨拶で、ネグロスとのつながりに感謝し「この気持ちをfromネグロス・クリスマスキャンペーンにつなげていきたい」と話されました。
 
<第二十六期第6回連合会組織委員会議事録より抜粋>
・ネグロスから来られた生産者のダニエルさんが話されていた現地の言葉であるイロンゴ語に感動した。顔の見える関係が大事だと感じた。
・年に1回は聞きたいお話。バナナの手入れや、収穫したバナナを山から降ろす作業は想像以上に重労働だと思った。
・今の商品になるまで、いろいろな苦労や努力をしていることが分かった。何十年も続いているfromネグロス組合員ツアーだが、継続した組合員の参加はグリーンコープだけである。これからも胸を張って民衆交易の取り組みを頑張っていけると思った。
・自然豊かなネグロスだが食糧自給率が低く、外国からの輸入が65%ということや、遺伝子組み換え食品がたくさん売られていることなど課題も見えた。
・こんなに大変な場所でつくられているバナナを食べていることに感動した。現地の人の生の声が聞けて、もっと取り組みを共有して伝えていきたいと思った。
・生産者が自分たちの組織を発展させていることを心強く思った。多様化している農業や有機農業など、1人ではできないことも組織だからこそできる広がりを聞くことができた。
・安全なバナナを食べられるのは当たり前になっているが、今回はマスコバド糖の歴史や、ここまでのいろいろな苦労を知ることができた。
 
<参加者の感想(参加者アンケートより)>
・ノルマさん、ダニエルさん、アリエルさんの話を聞いて実際に生産者の様子が伝わってきて、fromネグロス・クリスマスカンパの取り組みが現地で役立っていることがよくわかりました。みなさんの温かく、熱意のこもったお話に感動しました。ツアーのみなさんのお話からも日本とネグロスが大きく違うこともわかり驚くことが多かったです。
・ネグロスから3人のゲストに来ていただき、それぞれの立場、視点からお話ししていただき大変貴重な時間になりました。遠く離れたさとうきびの生産者の方と直接顔を合わせてお話を聞けたこと、そのような関係性を持続していけるグリーンコープのすごさを改めて感じました。
・現地の方との交流により、ネグロスがより身近に感じられた。30年前の話も体験した人から聞くことにより実感できた。こんなに感動され、愛されていることで、もっと利用したいと思いました。あたたかい3人に感謝したい。
・生産者の、より詳しい取り組みや組織の様子がわかりやすくてよかった。バナナやさとうきびだけではなく、有機野菜の栽培や米、養殖、林業などの話を聞いて、自立して自分たちで生産している様子にとても嬉しくなりました。これからも次世代までつながっていくようなシステムが確立されていくとよいと思った。
・ノルマさんの「今日私たちがあなたたちを愛することで、明日あなたたちは私たちを愛するでしょう」という言葉に、ネグロスの方たちと私たちが友人のように家族のようにつながっていることを感じました。
・若い組合員にも民衆交易について話せるよう、学んで語り口を増やしたい。
・組合員ツアーに参加したくなった。
・ツアー参加者の活き活きとした報告の様子に引き込まれ、元気をもらい、私自身もその場にいるのではないかと感じるくらいだった。
・生産者と消費者という関係を越えた連帯の必要性を感じた。今日うかがったお話を、思いを伝え、ネグロス・クリスマスキャンペーンにつなげていきたい。
 
<まとめ>
今年度は「南と北の共生」の原点であるネグロスからノルマさん、アリエルさル、ダニエルさんを迎え、現地の様子についてお話を聞きました。
APLAの野川さんから、ネグロスからアジア各地に拡がった民衆交易についてお聞きし、これからも語り継いでいきたいという思いを共有しました。fromネグロス組合員ツアー報告では、ネグロスの地で感じた思いを聞き、産地の様子と人々とのつながりについて知ることができました。
ネグロス産地から報告では、顔と顔を合わせ、直接お聞きしたことで、表情や言葉から熱い思いも伝わってきて、ネグロスをとても身近に感じ、ネグロスとの共生・連帯の取り組みについて感動とともに理解を深めることができました。これからに向けての課題についても知ることができました。
民衆交易について伝える言葉をたくさん得ることができ、fromネグロス・クリスマスキャンペーンにつながる学習会になりました。
ネグロスとの共生・連帯のあゆみは、グリーンコープのあゆみとも重なります。出会いから30数年、ともに歩んできたことについて共有し、これからも互いに学び合い、支え合う関係を深め、継続していきたいという思いを確かめ合うことができました。
今後もネグロスとの共生・連帯について誇りをもって伝え、民衆交易の取り組みを自信をもってすすめていきたいと思います。
以上
 

2019年2月15日

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