連合会 商品おすすめ委員会の「2018年度長野県りんご三産地視察・交流会」報告です

2018年度長野県りんご三産地視察・交流会

日 時:2018年8月2日(木)~4日(土)
視察先:信濃五岳会、ながの農協飯綱、八ケタ会
主 催:連合会商品おすすめ委員会
参加者:組合員5名、同行事務局2名

<はじめに>
 連合会商品おすすめ委員会は、2018年度も引き続き組合員が長野県のりんご三産地を訪問し、産地の様子や生産者の状況を体感することで、りんごの利用普及に取り組み、自信をもってすすめていけるように視察・交流会を行ないました。以下、視察・交流会の様子を紹介します。

<信濃五岳会>

りんごの圃場 (小林さん)
ふじと秋映(あきばえ)を栽培していました。今年は猛暑が続き日焼けやサビが多く、ヒヨドリやカラスの被害もあるそうです。なるべく薬剤等を使用しないように、樹の力を引き出すことを考え育てていました。

 

りんご・桃の圃場(大島さん)
りんごの圃場ではシナノゴールドとふじ、桃の圃場では黄金桃などを栽培していました。黄金桃、ネクタリン、プルーンなど試食を用意していただき、黄金桃やネクタリンの皮の剥き方、食べ頃を教えていただきました。

 

プルーン・ネクタリンの圃場(小林さん)

ネクタリンとプルーンを栽培していました。
ネクタリンの木には、たくさんの実が生っていました。1個の実に対して、40枚程度の葉を摘むなど大変な作業があることを聞きました。

 

ネクタリンの収穫体験をさせていただきました。

 

りんごの圃場(寺島さん)
シナノゴールド、秋映を栽培していました。果実が大きく育つように、余分な実を摘み取る摘果作業の真最中で、たくさんのりんごが地面に落とされていました。今年は、日射しが強く、日焼けして見栄えが悪くなったものもあるが、味は甘くておいしいと言われていました。

 

信濃五岳会は、りんごだけではなく、桃、黄金桃、ワッサー、ネクタリン、すもも、プルーン(早・中・晩生種)とたくさんの品種を栽培されており、驚きました。若い生産者ということもあり、りんごの枝作りや圃場作りに工夫や挑戦をされ、みなさんで相談しながら減農薬栽培に取り組まれていることなども、お聞きしました。
                              グリーンコープ生協ひろしま 木上

 

<ながの農協飯綱>

いいづなフルーツセンター視察
ながの農協飯綱の大川さんに、フルーツセンターの案内をしていただきました。桃の食べ頃の見分け方や剥き方などを教えていただきました。
りんごを保存する冷蔵庫を見せていただきました。視察時は、まだりんごが入っていませんでしたが、収穫後は冷蔵庫の中がりんごでいっぱいになるそうです。その後、出荷時期に合わせて仕分け作業をしていきます。

 

  光センサーで重量や糖度、酸度などを計測してサイズごとに振り分けられます。
センターの2階は、箱を組み立てる機械があり1階では、選果、箱詰め、出荷を行なっています。光センサーによって計測した後は、一つひとつ丁寧に人の目でチェックも行なわれていました。

 

りんごの圃場(小林さん)
  虫の調査トラップ
シナノゴールドとふじを栽培していました。草が刈られ、光と風通しも兼ねた作業道などがあり、きれいに整えられた圃場でした。減農薬栽培で育てるため、ところどころに虫の調査トラップが下げられ、虫が交尾をして増えないように、どのような虫がりんごに近寄って来るのかを観察するなど工夫していました。

 

プルーンの圃場(小出さん)
プルーンは、プレジデント、サンタス、アーリーリバーの品種で、たくさんの実がついていましたが、雨が降らないため、用水路から灌水されていました。雨が少ないのは大変だけれど、急にたくさんの雨が降ると実が割れてしまい、雪が降ると枝が折れ、実がダメになることもあるそうです。また、プルーンの中にシンクイムシという虫が入ると、実の色はつくが、中の実は食べられてしまいます。プルーンが私たちの所に届くまでには、天候や害虫被害など、たくさんのご苦労があることが分かりました。
            グリーンコープ生協ふくおか 金田

 

洋梨・りんごの圃場(白石さん)
洋梨、プルーン、りんご、さくらんぼなどを栽培していました。防除の回数を1回でも減らせるように試行錯誤しながら作業している様子や、後継者問題を考え努力されていることなどをお聞きしました。

白石さんは平成21年から洋梨の栽培を始めました。後継者育成のため比較的作りやすい「新わい化栽培」を取り入れていました。 
       グリーンコープかごしま生協 住澤

 

桃の圃場(原田さん)

原田さんは、あかつき、なつっこ、川中島白桃を栽培しています。収穫は手跡をつけないように、実が固い朝のうちにします。今年は水不足で実は小さめですが甘みは抜群だそうです。

       グリーンコープかごしま生協 住澤

桃の収穫体験をさせていただきました。木の下に白い反射シートを敷き、下から太陽光を反射させ、光を当てることで色づきや味もよくなるそうです。

 

三つの産地(信濃五岳会、ながの農協飯綱、八ケタ会)との合同交流会を行ないました。
八ケタ会 会長 内山さんからはじめのあいさつ  

 

<単協からの報告>

三産地の生産者からの生育状況の報告では、今年は水不足と朝晩の寒暖差が少なく、実が小さく色づきは悪いが甘味は強いとのことでした。りんごの早期予約の取り組みで、どのようにりんごのアピールをしているのか、組合員活動に興味を持って頂き、私たちも直接話をうかがい交流した事で、りんごがカタログに登場するのが楽しみになりました。何より各単協からメッセージ集をお渡しでき喜んでいただけたことが嬉しかったです。
          グリーンコープ生協おおいた 中島

 

<メッセージ集贈呈>

 

<八ケタ会>

信濃五岳会、八ケタ会、ながの農協飯綱の位置を千曲川近くの土手から見ることができました。

 

りんごの圃場(内山さん)
 

りんごの実に黒い斑点のようなものができる
黒星病を見ました。

生産者が「川から水を引いているが、今年はそれだけでは足りない。雨が少ないため、今はまだ小玉傾向だが、これから雨が降れば玉太りするだろう。味は凝縮しているので甘いと思う」と言われていた。雨が降るのを願いながら、美味しいりんごが届くのを楽しみに待ちたいと思いました。
                               グリーンコープ生協くまもと 岩本

 

プルーンの圃場(佐々木さん)
佐々木さんはプルーンを作られていました。鳥除けとして鷹に似せた凧や手鏡を使って、様々な工夫していました。
        グリーンコープ生協くまもと 岩本
プルーンの種類が多く食べ比べさせていただきました。
プルーンはたくさんの品種がありますが、グリーンコープには早生種、中生種、晩生種として出荷しています。佐々木さんは、「好みもあるが、色々な種類が届くのを楽しみに食べて欲しい」と言われていました。また、プルーンの生産者の小原さんにも説明していただきました。

 

 今年も桃やプルーン、ネクタリンなどの果実が最盛期を迎える時期に生産者と組合員が出会い交流することができました。プルーンにはさまざまな品種や特長があることを知り、その後の委員会でも共有し、より深めることができました。
 昨今の天候により、これまでの経験を活かすことが難しい状況の中、自然と向き合う生産者が樹木の様子を見ながら真摯に減農薬栽培に取り組まれていることを知りました。また、りんごの視察では、後継者の作業負担を少しでも減らしたいと考えて新わい化栽培や、超密植栽培を行なっていることも知りました。
 生産者が言われた「りんごの予約が励みになり作ることができます」の言葉を胸に、たくさんの人に食べてもらえるよう、早期予約の取り組みや利用普及をすすめていきます。              

                                連合会商品おすすめ委員会

2018年11月8日

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